カプチーノノート cappuccino note

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「百鬼園先生言行録」を読む

2019-05-31 | 本を読む

田百閒は学生時代に講談社の全集をすべて読みました。

「百鬼園先生言行録」も読んでいます。

本をリピートして読むとおもしろくてしょうがありません。

昔の友人に会って話し込んでしまうような感覚です。

自分が若い頃は内田百閒はなんて大人でおじいさんなんだと思っていましたが、今ではただのへんなおじさんとして見ることができます。

「百鬼園先生言行録」の頃はもちろん今の私より年下の内田さんでした。

内田百閒は家族だったら困ってしまう人ですが、先生だったら慕われる人だったんだろうなと思います。

他人だったら実におもしろいおじさんなのです。

生活力がまるでなくて借金だらけ、高利貸しにお金を借り、出版社に原稿料を前借して生活していました。

とにかく、お金がないのにお金を使います。

そして、文章を書かせたら天下一品なのです。

日本語ってこんなにすばらしいのかと思わせてくれます。

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