朝、ふとんの中で岡田斗司夫さんの「フロン」海拓舎(2001)読みました。
途中までは共感できました。
でも結論が納得できません。
岡田さんの「ひとり夜話」やブロクはとってもおもしろいのに、本は思ったよりおもしろく感じませんでした。
読後感がよくないのです。
すっきりしないのです。
なんでだろーと思っていたら、お昼に「テレビ朝日」で「山桜」という映画を放送していました。
始めのところ見逃して、途中から見たら、そのまま見続けてしまいました。
田中麗奈のヒロインが、再婚した嫁ぎ先で夫にも姑にも冷遇されて、離婚して実家に戻り、山桜を手折ってくれた東山紀之演じる武士の家で、武士の母親と一緒に、刃傷事件を起こした武士を待つというお話でした(なんのこっちゃ)。
この映画の言いたいことは「自分の居場所探し」ってことだなーと思ったら、「フロン」に対する不満な点がわかりました。
「フロン」で足りないのは「自分の居場所」は大事にしないの?必要ないの?ということです。
「フロン」は、現在の家族の正しいあり方について、思いつめ、考えつめた岡田さんが家族からリストラされた(家族をリストラした)ところで終わります。
たしかに人間関係を突き詰めると、結論は一人になってしまいます。
ついには自分の居場所もなくしてしまいます。
でも、自分の居場所を大切にするという視点であれば、そこに人間関係が必要になるわけです。
「あなたがそこにいてほしい」という言葉が、そこが自分の居場所になるきっかけなのですから。
で、「「世界征服」は可能か?」筑摩書房(2007)も読んでみました。
やっぱり途中までというか、結論前まではおもしろかったです。
でも結論が唐突過ぎてついていけませんでした。
2冊読んで、発想と展開はさすが、でも結論はいまいちと感じました。
「ソドンヨ」36話おもしろくなりました。
私、権力闘争ものって好きなんですよ。
今、まさに百済の王権をめぐる権力闘争シーンです。
チャンとウヨン博士(公主)の関係がどうなるか、気になります。