うーん、おもしろい。やめられない。とまらない。
シン・ミナ演じるソ・へインは天使みたいな性格で、とてもよく描けています。
このドラマの今のところのテーマは罪と罰といえそうです。
このドラマをおもしろく見るには復活を見ておくのはもちろん、宮、美しき日々を見ておいたほうがいいです。
そして雪の女王がテーマにかなり関連していると思います。
ボラの子役のコ・ジュヨンがヘインの子役をしているのも大事なところですけど、雪の女王のテウンの親友を死なせてしまった罪の苦しみをもっとハードにしたのが魔王なのです。
雪の女王の感想を見ると、テウンがなぜ親友が自殺したことであんなに悩むのかわからないというものがけっこうありました。
そこで、魔王ではカン・オスがなりゆきで同級生を殺してしまう設定にしたのではないでしょうか?
これだったら、オスがなんで悩むのかわからないという声は出ないでしょう。
しかも、親の力で無罪になってしまったため、罪を償うこともできない。
そこで、オスは刑事になって悪を憎む人間になり、12年前の事件も意識の表面には出てこなくなっていた。
しかし、次々に起こる殺人事件は彼の過去を振り返らなくてはならないものだった。
復活では悪役だった人が、いい人の役で、いい人の役だった人が犯罪者の役をしています。
このへんも、善と悪なんて、その時々で変わることを教えてくれています。
チュ・ジフンのオ弁護士もクールでかっこいいです。
ヘインの天使のような言葉「犯人を止めてあげたい」に一瞬クラっとするところ、よかったです。
オス「神はひどいな。1回くらい許せ。それが神だろ」
たぶん神は彼が気づく前に何回も許していたのです。
ただ彼がそれに気づかなかっただけです。