第5・6話は冬のソナタで一番気楽に見ていられるところです。
ここでは出生の秘密とか記憶喪失とかが出てこないので、シンプルな恋愛ドラマのようです。
チェリンは、ユジンがチェリンのまねをするとミニョンに嘘をつき、チンスクを自分の店で働かせます。
チンスクの就職祝いの席で、酔ったチンスクはユジンにミニョンと働けば、ユジンとサンヒョクが不幸になると怒り出します。
すでにここで今後の展開を予言していたのですね。
パーティ会場でチェリンの仕掛けたわなにより、チェリンと同じドレスを着たユジンはミニョンに軽蔑されます。
ポラリスの仲間と飲んでいたユジンはミニョンとキム次長と一緒に飲むことになり、ミニョンの冷たい態度に飲めないビールを飲んで酔ってしまいます。
その顔の美しいこと。
酔ったユジンはミニョンの部屋に行き、「チュンサン」とミニョンを呼んでしまいます。
ミニョンはユジンに合わせてチュンサンのふりをします。
このときのユジンの幸せそうな顔とその後のミニョンの態度の急変ぶりによる落胆が心に響きます。
スキー場で、チェリンの嘘により、ユジンとミニョンの仲は険悪になります。
酔って現場で凍死しかけたキム班長の解雇をめぐりユジンとミニョンは対立します。
「死んだ人がいちばん喜ぶのは、その人を忘れてあげることです」
「あなたは誰かを本当に愛したことがないでしょう」
「きのうまで一緒に息をしていた人が突然消えてしまって、世界は何も変わらないのに、その人だけがいない感覚、あなたみたいな人にはわからないでしょう」
お互いの言葉はお互いの心に刺さります。
こんな宝石みたいな言葉が次から次に出てきて、冬のソナタはそれだけでも見る価値あります。
ソウルに戻ったミニョンはチェリンとチンスクの会話からチェリンの嘘に気付きます。
チンスクからチュンサンのことを聞いたミニョンはすぐにスキー場へもどりユジンに会いに行きますが、そこにはサンヒョクがいて謝ることができません。
チョンアにタロット占いで「運命の輪」のカードを持つ女性が運命の人だと言われたミニョンは、ユジンが落としたカードを拾って、それが「運命の輪」のタロットカードだと気づいて驚きます。
そのとき、立てかけていた木材が倒れて…。