matta

街の散歩…ひとりあるき

北斎「雪花月 吉野」

2014年11月22日 | 絵画・彫刻
Leica M-P / summilux 75mm 1st

写真はヒッコリーの木、
わずかに残る黄色の葉の高みに、
いまだ、
実がいっぱい残って。

なおも北斎。
北斎「雪花月 吉野」


雪月花(せつげつか)。
白居易の詩、
雪月花時最憶君
雪月花のとき最も君をおもう
それがわが国では、
「月雪花」(つきゆきはな)という。

北斎はこの月雪花を、
次の三つで表している。

月…淀川の月
雪…隅田の雪
花…吉野の花

旅人が往来する街道の足もと、
谷間から、
すこしピンクをおびた、
サクラの雲霞がわいている。
ヤマザクラだから、
いっしょに葉っぱも少々。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北斎「富岳三十六景 東海道... | トップ | 北斎「芥子(けし)」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

絵画・彫刻」カテゴリの最新記事