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街の散歩…ひとりあるき

31夜の鳥射た御ほうびによるの伽 『画本柳樽三編』

2022年09月16日 | 川柳

夜の鳥射た御ほうびによるの伽

源頼政の鵺(ぬえ)退治、その御褒美には、心惹かれていた美人
菖蒲の前の伽でした。夜の鳥(トリ)と夜の伽(トギ)

弓と矢をとつてはひきぞわづらハす

菖蒲の前を賜るまえに、三人の美女から撰ばそうとしたが
頼政、「いづれあやめと引きぞわづらふ」と困惑したとか。

文武のほまれ時のとりよるの鳥
文武の誉れ時の鳥夜の鳥

時の鳥:時鳥(ほととぎす)。
ほととぎす名をも雲井にあぐるかな(左大臣頼長)
夜の鳥:鵺のことか、伽のことか
コメント
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