カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

カナダでゴルフを楽しむ 

2016-07-15 23:01:04 | 出たっきり邦人・メールマガジン



     〓カナダ・アルバータ州カナディアンロッキー発〓


         カナディアンロッキーで暮らす

              No.73

      ☆★☆★ カナダでゴルフを楽しむ ☆★☆★


今夏のロッキーはなかなかお天気が安定せず、雨も多く、いまだに肌寒い日が
あるくらいです。
晴れた!と思っても次の日はまた曇り始め雨になるというパターンの繰り返し
で3日と青空が続きません。幸い雨は数時間か半日で止むので、お天気予報
を度々チェックしてゴルフを楽しんでいます。

メンバーになっているゴルフクラブの名称は「Canmore Golf & Curling Club」。
その名の通り、5~10月はゴルフ、11月~4月はカーリングを楽しめる施設
を持つクラブです。ロッキーの雄大な山々をバックにプレーできるコースが人気
で、カルガリーや、夏だけキャンモアに避暑で滞在する海外からのメンバーも
たくさんいます。

2004年に右の股関節症の手術を受けているので、急坂の登り下りが多い
ハイキングは負担が大きいということで、あまり起伏のないコースを持つこの
クラブに関心を持ち、パワーカートを使わず歩けば健康にもよさそうだと思って
移住の次の年に入会の手続きをしました。

ところがメンバーになるには5、6年待ちと言われて…順番が来るまではご近所
にいらっしゃったメンバーの日本人の方に誘っていただき、ぼつぼつ始めてみま
した。日本では一度もコースに出てプレーをしたことがなかったので、クラブの
持ち方から教わりました。

2013年にやっと正式なメンバーになることができました。
ところが、それまで時々誘ってくださった方がご高齢になり、日本へ引き上げて
しまわれたので、せっかく正式なメンバーとして、やっとプレーし放題!になっ
たとたんバディー(プレー仲間のことをこう言います)を失ってしまい、途方に
暮れてしまいました。

まビギナーのなうちは一緒にプレーしてくれる仲間が必要でした。
一人でエントリーして、知らない人たちと、ましてや英語で会話しながらコース
を回らなくてはいけないという2重のハンディもあるので、なかなかプレーでき
ないまま、まず1年目が終わってしまいました。

クラブへの入会に際し、キャンモア町民であれば入会金は半額という特典が
ありました。地区外の人であれば、8千ドル近い入会金が必要ですが、これも
日本に比べれば安いものでしょう。後は毎年プレーフィーとして1200ドル
を支払えば、シーズン中は毎日プレーしても一切追加の費用は掛かりません。
メンバーはいつでもインターネットでTee Timeの予約を取ることができます。

ありがたいことに、2年目になって、やっとバディができました!
息子より若い、でもゴルフはとっても上手!な日本人のナイスガイが声を掛け
てくれて、二人でエントリーして週2~3回プレーできるようになったのです。
冬はスキーインストラクターの彼は運動神経抜群で、夫のテニス仲間でもあっ
たので、そのつながりで声をかけてくれました。
彼は3年待ってメンバーになれたそうで、ラッキーだと言っていました。

今年はもう3年目、二人でエントリーしていますが、他の人たちと一緒になっ
ても彼のお陰で、緊張はしますが何とか肩の力を抜いてプレーすることが
できることに感謝しています。

キャンモアには他にもう2つ、素敵なプライベートゴルフクラブがありますが
入会金も高く、パワーカートを使わないと回れないコースになっているので
私には不向きでした。
ちなみに、バンフには名門といわれるバンフスプリングスホテルのゴルフクラブ
がありますが、メインコースに出られる正式なメンバーになるには時間とお金
がかかります。

地元の人々が利用しやすい9ホールのコースのみの会員もあり、入会金はなく
年会費はキャンモアとほぼ一緒なのですが、メインの18ホールに比べると
メンテナンスもイマイチで、やっぱり私の所属するクラブが一番価値あり!と
自負しています。


本当は夫と一緒にプレー出来るのが理想なのですが…
彼も昔ゴルフを始めようとしたことがあるらしく、何度かプロについて習った
ものの、テニスの方が性に合っていて、止っているボールを打つのはどうにも
苦手で諦めたと言っていました。

実は今日、午前中は小雨模様でしたが夕方から晴れたので、急に思い立って
夕方5時過ぎに予約を入れ、コース管理のスタッフに、夫はプレーしなくても
一緒にコースに出ても良い、という許可をもらいました。

Tee Time18:40で他に予約している人はなく、ひとりで回るのは寂しいから
一緒に9ホールを歩いてくれたら嬉しいなぁ…と、さりげなく夫にお願いして
みると、意外と素直に「いいよ~!」といってくれたのです。
今までにもチャンスは何度もあったのに、もっと早く言ってみるべきでした!

初めて夫と回ってみてわかったことは、今までで一番リラックスしてプレーが
できたこと!そして、キャディー役がとっても上手だったこと!
さすが、長きにわたり私のパートナーでいてくれる人だけありました(笑)

10分ごとのスタートですが、前の組も2サムで早く、私たちも9ホール終え
たのが20:10。まだまだ明るくて18ホールだって回れそうでした。

マナーは日本と一緒なのですが、ジャケットを着てクラブハウスに入らなけ
ればいけないとか、9ホール終わったらランチタイムを取らなければならな
いといった規則はなく、服装に関してはジーンズ禁止、襟のあるウェア着用
の事、ただしタートルネックはOKくらいで、日本のようにウェアに凝る人は
ほとんど見かけず、非常に気軽に楽しめています。

プレーが終わったら、たまにはバディーとダイニングでビールを飲みながら
ゴルフ談義…これもまた「至福のひと時」。
最近やっと知らない方々と一緒にプレーすることに抵抗がなくなってきました。
みなさんとてもマナーが良く、褒め上手で(笑)見習うことが多いのです。

いつまで続けられるかわかりませんが、パワーカートを使わずに自力で歩い
て回れる間は楽しもうと思っています。
アフター5からプレイできるのは、日本ではできない楽しみ方なので、日暮れ
が早くなる8月半ばまで、時々夫を誘ってキャディー役をやってもらおうと
目論んでいます。


では、また来月!
お元気でお過ごしください。



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