カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

ロッキーでロングステイを楽しむ

2010-05-25 16:36:20 | 出たっきり邦人・メールマガジン
           〓カナダ・カナディアンロッキー発〓


       『My スロ-ライフ in カナディアンロッキー』by Junko
                      
                    No.5

        ☆★☆★ロッキーでロングステイを楽しむ☆★☆★ 
  
ビクトリアデイのロングウイークエンドも終わり、ご近所の庭々には植えられた
ばかりの可愛いお花の苗が目立っています。

まずはご報告から。
先月、膝の怪我(後十字靭帯断裂)の治療で日本へ行った夫は、無事手術を
終え、10日間の車椅子生活を経て、今週から松葉杖で術脚の過重なしで
リハビリを始めています。

当初、内視鏡手術と言うことで、手術の立ち会いは病院の近くに住む夫の姪
に頼んでいましたが、入院も、全身麻酔の手術も初めて体験する夫の身が
日毎に気になり始め、そうなるともう気持ちが抑えられず、すぐにエアカナダの
ホームページで、航空券を検索…。
    
ラッキーなことに、ちょうどシートセールが出ていて、即予約!
アエロプランメンバーであれば正式な購入まで3日間の有余をもらえるので
その間にオフィスのボスの承諾も得て…また日本へ6泊8日で看病に行って
きました。

入院前夜に日本に着き、手術日&術後4日間の一番しんどい時に付き添う
ことが出来たので、夫も喜んでくれたし、私自身も6日間通ったお陰で病院の
様子がよくわかり、何よりも素晴らしいチームワークーで動くナース・ステーシ
ョンのスタッフに接し、安心してお任せして帰ることが出来ました。

順調に行けば6月4週で退院、通院で6週間のリハビリを終えたら完全復帰!
それまで、ラブ(Mダックス・8歳)と一緒に、ロッキーで夫の帰りを待っています。

             ****************

ここから今日の本題、『ロッキーでロングステイを楽しむ』に入りま~す。
こちらに移住して5年目に入りましたが、その間たくさんの友人たちが日本から
遊びに来てくれました。

ツアーに慣れている人に個人旅行を勧めると、ほとんどの方が海外の入国審
査や国内線への乗り継ぎを心配されます。
私も、今は初めての国でも平気(でもないのですが、入国や出国の手続きは
どこの国もほぼ一緒なので慣れちゃいました)で訪れてますが、かつでは心臓
バクバクさせていたころもあり、その気持ちはよく理解できます。

なので、決して無理強いはしませんが、一度体験してみれば、さほど怖いもの
ではないと言うことを説明して…私の言葉を信じて飛んできてくれる友人たちに
心地よくロッキー滞在を楽しんでもらえるように、宿泊は其々のニーズに合わせ
て紹介するように心掛けています。

今、一番好評なのはコンドミニアム(以後コンドウと書きます。日本で言うマンシ
ョン)形式のホテル。
ロッキー地区は、現在このスタイルの宿泊施設がどんどん増えています。
チェックインは管理事務所のフロントデスクで部屋のカギと案内図、注意事項
が記載されたプリントをもらい、自分たちで勝手にコンドウへ向かいます。
こういった宿泊施設は必ず地階に駐車スペースがあり、おまけに来客用のスペ
ースまであるので、空港でレンタカーを借りて来ても安心です。

私のお気に入りのコンドウは、大きなスーパーマーケットがすぐ傍にあり、ダウン
タウンの中心まで徒歩3分!それでいて周囲には朝夕の散歩に最適のトレイル
がある処。屋上にはジャクジーもあり、リビングから見える雄大なロッキーの山々
に、みんな大感激してくれました。

コンドウ形式の宿泊施設はたいてい、ベッドルーム(バス付き)が1~3部屋、予約
時に選べます)広々としたリビング、ダイニングと食器や調理器具完備のキッチン。
大型冷蔵庫、オーブン、ランドリー・ルームも必ずあるので、便利です。場所によっ
てはデッキにBBQグリルも付いているので、アルバータ牛のステーキも美味しく焼
けます!(笑)
リビングのソファはベッドになるので、3ベッドの部屋なら2家族8人でも泊れます。


昨夏来てくれたハイキング大好きな友人4人グループは7泊8日の滞在中、一度
も外食せず、持ち込んだ日本の食材とスーパーで買った生鮮食料品などで、毎日
ハイキング用のお弁当と交代で夕食を作って、とても楽しそうに過ごしていました。

コンドウ形式のホテルは繁忙期でも物件によっては早目に予約すればひと月間
借りることもできます。
投資目的でひと部屋を4人のオーナーで買う(タイムシェアと言っています)ことも
多く、こうした物件はほとんどオーナーが使わないので短期レンタルとして使かわ
れているようです。

日割り、または週単位で借りる場合は、ハウスキーピングが生ごみの処理や使っ
たタオル類、シーツの交換も毎日やってくれるので、気持ちよく過ごせます。
ひと月単位で借りる場合、このサービスはありませんが、別荘にいるような感覚で
の~んびり過ごすことが出来るのではないでしょうか。

昨夏の場合、一週間宿泊の料金は$1400、4人で割ると7泊で一人$350。
バンフの中流ホテルは繁忙期の一泊の室料が$200以上するので、いかにお得
であるかが、おわかりいただけると思います。

3年前の夏に10日間遊びに来てくれた夫の友人夫婦が、今夏は娘さんとお孫さ
んと4人で来たいと早くに連絡をくれたので、8月ひと月のレンタル契約をしました。


お部屋は3月末に見学して、写真を撮って友人送ったら、即答で決まりでした。
大きなリビングの窓からはわが家のちょうど反対側にあるカナディアンロッキー
の山々が一望でき、私も気分転換に住み替えしたいくらいです(笑)

こちらはひと月のレンタル料金が$1890!他にデポジットとして一月分のチェッ
クが必要ですが、それは契約期間が終わったときに返還されます。

日頃から英語に興味を持ち、ご夫婦で英会話クラスに通っているというカップル
にはオーナーと気軽に会話を楽しむことが出来るB&Bを勧めました。

パッチワーク好きの友人にはオーナーがキルトの趣味を持っているB&Bを紹介。
日本語が通じるところがいいという友人にはオーナーが日本人カップルという
ところを勧めました。

現在、キャンモアのB&Bは29軒、ほとんどがフルブレックファーストで、焼き立て
のパンやマフィン、ワッフルを始め、お庭でとれたお野菜やハーブを添えた温か
いお料理など、各オーナー自慢のホームメイドの朝食が用意され、宿泊客は色々
耳寄りな地元の情報をオーナーから聞いたり、資料をもらったりも出来るので人
気があり、夏期はどこも満室になるそうです。
料金はカップルで泊って繁忙期でひと部屋平均$150(2人分の朝食と税サ込)。

最後に、朗報!
10月まで週3便、成田⇔カルガリー間にエアカナダの直行便が飛んでいます。
バンクーバーで乗り継ぎしなくても、カルガリーで入国審査とラゲージピックアップ
が出来るので、ロストバゲージの心配も乗り遅れの心配もなし!と言うことです。
私も4,5月2度の日本行きで利用しましたが、所用時間が3時間短縮と言うの
は想像以上に楽でした。
大阪・名古屋⇔成田の乗り継ぎを加えても航空運賃は一緒!ですって。

毎日、忙しく移動しながら観光して回る「ツアー」にそろそろ飽きてきた人は、同じ
ところに連泊し、お天気を見ながらハイキングやタウンウオッチングを楽しみ
疲れたらデッキに座り、ワイングラス片手にロッキーの夕暮れを眺める…なんて
余裕の旅は、いかがでしょうか。


Junko@カナディアンロッキー


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