カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

いろいろありまして…

2015-12-20 00:19:10 | 出たっきり邦人・メールマガジン


        〓カナダ・アルバータ州カナディアンロッキー発〓

       
      『My スロ-ライフ in カナディアンロッキー』 by Junko
                      
                No.66

         ☆★☆★いろいろありまして…☆★☆★ 


2015年も10日を残すばかり…歳末で気忙しい最中の日本を後にし、6週間
ぶりにキャンモアへ帰って、ほっと一息ついたところです。

こちらはもちろん白銀の世界!零下のピリリとした冷たい風が頬に当たりますが
それがとても心地よく、私の体は9年間ですっかりカナダ仕様になってしまった
ことに気づかされます。何せ今年の日本は暖冬でコートは無用なほど。
デパートやショッピングモール内のほとんどは、私にとって暖房が効き過ぎてい
て長袖だと汗が出てくる始末…。

10月配信の65号で来月の配信は日本から~とお伝えしましたね。そのつもり
で、重いラップトップを日本に持ち込んだのに、どうしたことか京都の宿泊先で
使っているうちに、時々液晶画面が真っ黒のまま出てこなくなり…それでもだま
しだまし使えていたのですが、さて11月の記事を書こうかな~という時になっ
て、まったく動かなくなってしまいました。 

配信後すぐマカオへ飛ぶ予定もあり、その前に済ませておかなければいけない
重要事項(がん健診のほか全身チェック…)優先で、とうとうPCを修復でき
ないまま11月号はスキップさせていただく羽目になりました。
結局マカオにいる間に息子がネットショップで使いやすくてそう高価でないもの
を見つけてくれまして…帰ってすぐに受け取りましたが、自力で設定したり使い
慣れるのにも少し時間がかかってしまい、遅ればせながらカナダに戻ってから
12月の配信ができる状態になりました。

毎回のことですが、今回はこれとこれを買って帰ろう…と重量なども考えてプラ
ンしているのですが、帰る間際になるとあちこちから夫や私の好物が届き…
嬉しい悲鳴を上げながら、無理やり箱に詰め込んで…当然のこと重量オーバーに
なるので、どれを切り捨てるのか悩むことしきり(苦笑)海外在住の方ならきっと
私と同じことで悩んだご経験があるのではないかと思います。

今回出した結論は23kgの箱一つを追加で持ち帰るということでした。それを
EMSで送っても同額かかりますから、ANAのカウンターで追加料金2万円を
支払い…機内持ち込み手荷物も含め総重量89kgを持ち帰りました。増えた
ひと箱分の中身が2万円に値するかなどは考えず、カナダでは決して手に入ら
ない貴重なもの!と思うことにしました。

シニアが海外生活する中で、一番身近な問題は食生活ではないでしょうか。
我が家ではそうです。特に夫のように好き嫌いが多い人は、そうでなくても食べ
られる食材が限られてしまい、調理法もマンネリになりがち。そこで日本から
持ち帰るだし醤油や香辛料、ソース、焼き肉のたれなどで、同じものでも食味を
変えて戴けるように工夫しています。NYやLAなど大都市では、日本の会社が
経営する大型食料品店があるので、何ら不自由することはないのですが、カナダ
の山岳地では日本から運んでくる以外入手方法がありません。

今回、マカオは1週間の滞在でしたが最後にちょっと大変な思いをしました。
孫(幼稚園年少)から喉風邪をプレゼントされてしまい、日本へ帰る一日前から
全く声が出なくなってしまいました。孫は軽い咳と鼻水で終わったというのに
こんなの初めての経験で…マカオ最終日はお嫁ちゃんの計らいで息子と3人で
MGMホテルの素敵な中国料理店でランチを戴く日だったに、声が出ないため
筆談とは残念でした!幸い熱は出なかったので、それは助かりましたが…いく
ら気持ちは若く持てても体はだんだん老化の一途を辿っているってことをはっき
りと思い知らされました。

しかし、ありがたいことに食欲減退はなく、お嫁ちゃんがちゃんとコントロール
してくれたお陰でもあるのですが、毎朝、自宅付近のお店で「朝飲茶」や「お粥
と大根餅」ガイドブックでも紹介されているホノルルという喫茶店で「トースト
とコーヒー」やポルトガル料理の朝食など…。毎年訪れている間に彼女は私の
好みをすっかりを覚えてくれたようで、スイーツのお店にも一緒に出掛けます。
ただし、彼女の手料理はまだ「お鍋」しか食べたことがありません(笑)

マカオでは毎朝、子供たちはヘルパーさんが家で食べさせて学校へ送りますが
大人は近くに何軒か行きつけのお店を持ち、順繰りそこで済ませているようです。
夜も至ってシンプル、お店でテイクアウトして来ることもあるし、地元の人たち
がしょっちゅう利用する中華、タイ、ベトナム料理店のほとんどは驚くほど安価
で、しかもお美味しいのが特徴です。

息子がコロッケやハンバーグの作り方を教えてあげてというので、歩いて行ける
ヤオハンで材料を買い実践してみました。揚げ物など全くしないので、フィリピン
人のヘルパーさんと不思議そうな顔をしながら観察していましたが、お嫁ちゃん
はコロッケは中身だけを食べていて、息子が食のカルチャの違いってすごいね~と
言いながら、懐かしい母の味を堪能してくれたようでした。ハンバーグに関しては
息子が作るよりジューシーで美味しかった!と孫もたくさん食べてくれました。
ヘルパーさんは日本のとんかつソースなどが一切だめで、何でもソイソース、つま
り醤油をかけて食べるのには驚きました。

なんだか話がマカオになってしまいましたね。
日本でももちろん美味しいもの三昧したお陰で、また顔が丸くなっての帰国です(笑)
50年以上日本で暮らしてきた身ですから、どんなに中国料理やカナダ料理が美味し
くても、体の根本が日本食材で出来上がっている訳で、日本で食べるものはすんなり
体に吸収されて行くような気がします。
これからのカナダ暮らしの課題は「食」にあると言っても過言ではない気がします。
納豆や豆腐は近くで手に入るので、これだけでも健康を保てそうではありますね。

京都の孫は来年早々中学受験で、悪い風邪をうつしてはいけないと、後半はほとんど
会わずに我慢でした。日本に帰って間もなく、いい夫婦の日は私の○○歳のお誕生日
これもお嫁ちゃんの計らいで、二男と二人だけでお寿司を食べに。それほど高級店で
はないのですが、ネタが良く、いつもカウンターは席待ちで行列ができるほど人気が
あり、何でも好きなものを好きなだけ食べよ~!ということで、二人でたわいのない
話をしながら本当にお腹一杯戴きました~!

ほかの義母さんはわかりませんが、私は息子が結婚した後は、お嫁ちゃんと仲よく
する事を心掛けてきました。
当初はたまに誤解が生じることもありましたが、二男のお嫁ちゃんとはもう10年
以上の付き合いだし、長男のところは5年…二人とも一緒にランチやお茶に付き合
ってくれる優しい子たちで嬉しいです。

日本から帰ってしばらくは、ジェットラグもあってなかなか12時前には眠れず困る
のですが、撮り貯めた写真を整理したり、ブログアップの準備をしたりすると余計
に眠れなくなり、いつになったら普通の生活時間に戻れるのか…
この分だと、紅白歌合戦もTVジャパンで真夜中まで見なくちゃならないので…
年内は無理かもしれませんね(苦笑)

ではまた来年1月にお目に掛りましょう、お元気でお過ごしくださいね!



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