カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

ロッキーのお正月

2012-01-06 16:49:57 | 出たっきり邦人・メールマガジン



           〓カナディアンロッキー発〓

         『My スロ-ライフ 』 by Junko 

               No.22


        ☆★☆★ロッキーのお正月☆★☆★
         
 

2012年、明けましておめでとうございます。

今年のロッキーのお正月は暖冬で、余り雪も積らず、朝晩は零下ですが、日中は
5、6℃まで気温が上がる日もあります。
このまま春…ってことはあり得ないので、そのうちマイナス20-30℃の大寒波
がやってくるだろうと、覚悟はしています。

さて、「出たっきり邦人」のライターになって、もうすぐ丸2年。
初めて新年第一号の記事を書くことになり、何を書こうかな…と、ちょっと考え
ましたが、まだロッキーのお正月をご紹介していなかったので、わが家の年末
年始を書いてみます。

カナダのクリスマスは、イブと聖夜は家族で過ごすというのが普通らしく、レスト
ランも、ホテルも意外と静かなものなんです。
でも、クリスマスの前の2週間、あっちからも、こっちからも、パーティーのお誘
いだらけで、多忙な日々を過ごします。

たいていプレゼント交換があり、夫婦で出席する事がほとんどなので、最低でも
10種類は必要です。
値段は$20程度で、高価なものではないのですが、何か面白いものやセンスの
よい物はないかと、11月頃から探し始め、けっこう悩んだりして、楽しいお買い
物です。

パーティーでは、全員くじを引き、番号の早い順に、集まったプレゼントの中から
好きなものを選び、みんなの前で中身を披露します。
次の人は、前の人の選んだものがほしければ、それを自分のものにすることが
出来ます。後の人に選んだものを取られた人は、また残りのプレゼントの中から
好きなものを探す…
こうして次々プレゼントは開けられて行き、結局最後の人が、すべてのプレゼント
の中から一番好きなものを選ぶことが出来るという方法ですが、毎年、どこでも
すごく盛り上がります。

クリスマスイブと聖夜は、スーパー、レストラン、ほとんどのお店が休業しますが
お正月は元日だけがお休み、もう2日から普通営業と言うところがほとんど。

夫も私も、クリスマス前のパーティー料理続きで、年末は胃腸の調子がおかしく
なっているので、お正月は「和」の食材をたくさん楽しみます。

とはいえ、ロッキーの山奥暮らしですから、揃えられる物にも限りはありますが…
丹波の黒豆は日本に帰ったときに買ってこれますし、数の子やゴボウ、もち米
かまぼこなどもカルガリーのチャイニーズ経営のスーパーで買いこみ、餅つき機
でお餅も作ります。

なぜか、日本では必死でやっていた年末の大掃除を、こちらに来てからは全く
やっておりません。まわりがやらないからでしょうか?夫は不満のようです(笑)

大みそかはテレビジャパンで放送される紅白歌合戦をキッチンからチラチラ
のぞき見ながら「お雑煮」と「おせち」料理を作っています。
日本とは16時間の時差があるので、実際はもうとっくに終わっているのですが
北米時間に合わせて放送され、ロッキーは夜7時から始まりました。

昨年は、東北大震災が起こり、多くの被災者の方々がいまだ避難所で、または
故郷を離れて年越しをされていることに思いを馳せながら、来る年は『復興』が
進み元の生活を取り戻すことができますようにと、真夜中に打ち上げられる恒例
の「花火」(10分で終わってしまうのですが…日本みたいに大きな打ち上げ花火
です)を眺めながら祈りを捧げ…新しい年を迎えました。

元旦、朱杯でお屠蘇の代わりに日本酒をいただき、お雑煮と、おせちを食べて
いると、夫も私も、ふと今はカナダにいるってことが、不思議な気がします。

昨年8月下旬に、BS日テレの番組の取材を受けました。
2月にシニアの海外移住の特番があるそうで、リタイアしてカナダに移住した人
として、紹介されるとか…。日程は未定ですが、取材に来たディレクターさん
から、今一生懸命編集中ですと、年末にメールが届きました。

取材が終わってから、長い間何の連絡もなかったので、きっとボツになったんだ
ろうって夫と話していたら、どうやら放送はされるようです。
カナダ暮らしの素晴らしいところも話しましたが、がっかりしたこと、不安を感
じるところなども、正直に話したので…どんな番組になっているのか、ちょっと
ドキドキです。

というところで…本年も、どうぞよろしくお願い致します。


Junko@カナディアンロッキー




日々Blogにも遊びに来てくださいね♪ → http://canmorite.exblog.jp