カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

2014 New Year's resolution

2014-01-31 17:12:09 | 出たっきり邦人・メールマガジン




        〓カナダ・アルバータ州カナディアンロッキー発〓

       
      『My スロ-ライフ in カナディアンロッキー』by Junko
                      
                No.46

        ☆★☆★ 2014 New Year's resolution ☆★☆★



2014年を迎え、もうひと月。今日1月31日は、中国のお正月「春節」ですね。
ロッキー、ほとんど毎日マイナスの世界ですが、晴れた日の朝は、ダイアモンド
ダストがキラキラと空気中に舞い、幻想的です。
ダイアモンドダストは、うまく写真に写すことができないので残念です…

元旦は昨年同様、バンフの友人家族と共にキャンモアの見晴らしの良い山の中腹
まで出かけ、今年の抱負を胸に「初日の出」を拝み、お屠蘇で乾杯!
「お節」は、年末日本に帰らなかったので材料が揃わず、かなりの手抜き料理に
なりましたが、搗きたての「お餅」を戴いたお陰で、美味しいお雑煮を作ること
が出来ましたし、数の子昆布、黒豆、ごぼうなどは入手できたので、一応(笑)
日本人らしいお正月を、迎えることができました。

今年の抱負…毎年ほとんど同じなのですが「元気で、目標をクリアすること」。
今年も、6~8月、既に数組の来訪者があり、時間に余裕がある冬の間に細かな
プラニングをしています。

今、最も楽しみにしているのは…春休みを利用して、京都にいる10歳の孫(男子)
がご近所のお友達を誘って、2人だけで遊びに来てくれることです。

成田からカルガリーまで直行便が出ているので、子供たちだけでも航空会社の方
が出国の手続きから搭乗、カルガリー空港でのカナダ入国審査のお手伝いなど
全て引き受けて下さるサービスを利用することで、実現することになりました。
5月初旬まで雪があるロッキーなので、3月下旬ならまだまだ充分スキーもできる
し、一緒にゲレンデに出掛けるのを、夫も楽しみにしています。
カルガリー南部のドラムヘラ─は、今でも恐竜の骨が発掘される場所で、まだ
行ったことがないので、この機会に博物館を訪れるのを楽しみにしています。

話は変わりますが、新年早々、13日─18日、ニューヨークへ出かけていました。
縁あって、日本から初めてNYを訪れるシニア4人グループの方々が、地下鉄と
バスを使い、マンハッタン内を歩いて回る為の、エスコート役でした。

かつて、旅行社でツアープランナーをしていた頃、ミュージアムを巡るツアーや
シニアのための州立大学での語学研修を企画、自分自身で添乗もし、各地を度々
リサーチしていたお陰で、特にニューヨークとポートランド/ORには随分詳しく
なりました。お陰で、学芸員、大学の教授陣とも深い絆ができて、今では大切
な友人です。

仕事を離れてからは、自由気ままにツアーでは訪れることのないところを散策す
る楽しみも増え、友人達と一緒に食事をしたり、新しい情報を戴いたりと、何か
と助けていただくことが多く、大感謝です。

常に相手を尊敬し、正直に誠実に接することを心がけて構築していった信頼関係
は、今や太いネットワークとなり、いつも私を助け、よい方向へ導いてくれてい
る気がします。
また、自分を媒して、次々と新しいネットワーク(人と人の繋がり)が出来て行
くことも多く、それもまた嬉しいことです。

「一期一会」、といつも心で呟きながら、その時自分ができる最大限のことを
しようと心掛けてきたことが、結果的に長く大事なご縁に繋がっています。

1989年から欠かさず毎年1、2回は訪れているNY。来訪回数はもう両手両足の指の
数をかるく越えました(笑)
9・11以降、マンハッタンは随分変わりました。長らく当たり前のようにそこに
あったものが忽然と消え、それをきっかけに人の流れと物流が滞り、一時は活力
を失ったかのように見えたNYでしたが、復興が進み、今回もグランドゼロ・メモ
リアルを訪れましたが、今はアメリカの底力のようなものを感じています。

今回のメンバーは全員男性で、海外旅行愛好会に属している方々なので、とても
旅慣れていらっしゃって、JFK空港から自力でホテルまで移動されました。
旅行前にNYについて沢山勉強されているご様子でしたので、空港お出迎えは遠慮
して、ホテルでミート。リーダーさま以外は初対面の方々でしたが、さすがに
選りすぐりメンバー(とリーダーがおっしゃっていた通り)皆さま揃ってお人柄
も素晴らしく、ダンディーな方々のエスコート役を楽しくさせていただきました。

次の日から3日間に渡り毎日2万歩以上歩くという強行軍でしたが、ミュージアム
巡り、自由の女神像見学では冠のところまで登り、国連本部見学、ミュージカル
は、わざわざ販売時間が早いブルックリンのブースへ出かけ、半額チケットを
自ら購入して戴きました。
Mamma Miaのフィナーレでは、皆さま感激してウルウルだったとか!

3日間、メトロカードを利用して地下鉄とバス乗り換えでマンハッタンを東西南北
動きまくったお陰で、4日目の自由行動日は、皆さまご自分たちで行動され、夕方
は指定したユニオンスクエアーの公園に、全員が時間通りに集合されていたのは
本当にご立派!でした。
その時、リーダの方から「ご苦労様でした」と花束を渡され、感動の一瞬でした。

今回、私自身も半日だけの自由時間でしたが、フリックコレクションで開催中の
フェルメールの名作「ターバンを巻いた少女」を1時間半並美はしましたが、館内
では信じられないほどゆっくりと見学!その後はNY在住の友人とアフタヌーンティ
をゆっくりと楽しむことができました。

旅は道ずれ世は情け…と申しますが、旅行者自らの意思が入った「旅」は、予想
以上の感動や出会いが生まれ、共有した旅の出来事は長く心に残る気がします。
かつてプランした少人数対象の旅にご参加してくださった方々の多くと、今だに
交流が続き、ほとんど方々が、移住後カナディアンロッキーをお訪ねくださった
のは、何より嬉しいことでした。

冬は寒過ぎるし(笑)日本の食べ物も乏しい地ではありますが、毎日、世界遺産
の美しい山々に囲まれて過ごせる暮らしに、文句を言ったら罰が当たる…
そう思い、日々、夫や周囲の人々に感謝しながら、スローライフを送っています。

まもなく立春、少しづつ日照時間が長くなるのが嬉しい、今日この頃です。
ではまた来月、どうぞお元気でお過ごしください。

Junko@カナディアンロッキーでした。



日々Blogにも遊びに来てくださいね♪ → http://canmorite.exblog.jp