カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

ロッキーの夏は大人気

2018-06-15 04:53:36 | 出たっきり邦人・メールマガジン

こんにちわ、お変わりありませんか?
日本は梅雨ですね。でもカナディアンロッキーはさわやかな風が吹きわたってい
ます。晴れた日、日中の気温は25~26℃まで上がりますが、木陰に入ると
半袖では寒く感じるときもあるくらいです。
今日はめずらしく朝から雨…夕方からはすっきりと晴れましたが、雲がはれて
びっくり!近辺の山の頂には新雪が…。

間もなく夏至を迎えます。その頃からしばらくは日没後も11時ごろまで明るくて
5時過ぎからでもゴルフも余裕で18ホール回れます。

今夏の我が家は千客万来。明日からまず2週間、茶友夫妻がやって来ます。
次のゲストは夫の親友のご家族で7月6日から10日間。そして8月はお盆休み
に1週間は夫の友人夫妻がやって来ます。

其々に合った観光やアクティビティを考えながら、お越しを楽しみにしています。
特に明日から2週間滞在のゲストは海外旅行が初めてというので、日本出国や
カナダ入国審査について詳しい情報をお伝えするところからスタートでした。
昔ツアープランナーだった経歴があるので、今でも自分が帰国するときやカナダ
に戻ったときはしっかりと状況を確かめる癖がついています。

今までいろんな方々のカナダ旅行プランをお手伝いしてきましたが、今年の3組
のゲストは、すべて私に任せるのでよしなに~って感じでびっくりしました。
私の親友夫婦は何と初海外旅行ということで、ロッキーを1週間楽しんだ後、ナ
イアガラとビクトリアを回って帰国しますが、不慣れな海外で心配だからと、カナ
ダ国内は私が同行することになりました。

丸11年、カナダに居ますが、実はまだナイアガラへ行く機会がなく、今回が初
めてなので、楽しいやらドキドキするやら…。
トロントの空港からナイアガラまでレンタカーで移動の予定です。幸いナイアガラ
は土日に滞在するので、平日のような交通渋滞は避けられそうですが、昨夏訪
れた友人の話だと、ハイウェイは110㎞制限なのに、みんな130㎞くらいで走
っているというのです。慌てないよう、携帯のナビでしっかり案内してもらいなが
ら走行するつもりです。本当に便利な時代になりましたね。

それにしても、今回のゲストの宿泊先探しで判明したことですが、バンフのホテ
ル、B&B、コンドミニアム・ホテル、どこも軒並み料金が値上がりしていて、10年
前と比較すると3倍です。それなのに、盛夏はほとんど空室がないほどの盛況
ぶり。
世界中から、カナディアンロッキーに集まっていると言っても過言ではありませ
ん。それは嬉しいことなのですが、日本のツアー会社にとっては、以前のように
30~40人といった団体のためのお部屋が抑えにくくなっていて、大変な時のよ
うです。ツアー料金が上がると、みんな敬遠して、お得感のあるところを選んで
しまいますものね

ここ数年は5月~10月半ば、週3回、ゴルフ仲間の経営するバンフのギフトショ
ップでアルバイトをしています。後の4日はロッキーの短い夏を楽しめるので、こ
のローテーションは大変気に入ってます。お仕事とはいえ、世界中からバンフに
やってくる外国の方々と触れることは、私には社会と繋がる感じがして、大変良
い刺激にもなっています。英語も話さなければなりませんから、新しいボキャブ
ラリーも増え、私にはありがたいことです。

ヒューマンウォッチング(人間観察)というか、其々お国柄というのか、お買い物
の仕方に特徴があって…すぐに値切ってくる、レジにものを持ってきて、計算
している間にまたほかの物を見に行ってしまい、次の人が待っていることなど気
にしない、など…。今はアジアからの観光客がどんどん増えていますが、フィリ
ピン、シンガポール、台湾、韓国といったところからのお客様は買い方もスマート
で、まず値切ることもありません。

観光地を巡るツアーも盛んですが、特にここ数年は、日本、韓国から「ロッキー
でハイキング」を目的にやって来る人たちも増加しています。以前にも書いた記憶
がありますが、ハイキングの方々の服装が年々洗練されて、特におばちゃま方の
カラフルな色使いのコーディネートや、小物がとってもかわいらしいのです。

最近、ロッキーの有名観光地である「モレーンレイク」は、環境保護のため一般
車両の乗り入れは制限され、日本の上高地と同じように、麓の駐車場に止めて
シャトルバスを利用してレイクまで行くようになっています。ただし、ツアー会社
のバンや大型バスは優先的にレイクのそばまで行ってお客様を下すことが許可
されているため、少し高い料金を出しても、ツアー会社催行の車両に乗って行く
方が時間短縮で、効率よく観光地を巡ることができるので、利用する人が増え
ています。

バンフ市内を見渡せるサルファー山に登るゴンドラがあるのですが、ここも夏は
長蛇の列ができるほど盛況です。でも、驚くのがゴンドラの料金。当日券だと64
ドル!10年前は地元の住人だという証明(運転免許など)があれば無料だった
ので、よくゲストと一緒に乗っていましたが、段々値上がり、現在はローカル割
引もなし…。朝食、ランチ、夕食と、そこを利用するパッケージ料金があり、69
ドル、79ドル、85ドルになっています。眺望は素晴らしいので、ゲストと一緒
に利用してみようかなぁ、と思案中です。

では、また来月!
お元気でお過ごしください。