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奥様的部屋

主婦の独り言&映画や本の話もちょこちょこ(ネタバレあり)

近距離恋愛

2008-08-16 21:26:44 | 映画など_いろいろ

旬なお方達ですから・・・・
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"魔法にかけられて"のパトリック・デンプシーがとても素敵だったので、この作品の予告を観た瞬間に"観る!!!"と決めていた

でも、夫はまったく乗り気じゃなく、会社の友人と鑑賞

で・・・まぁ、なんと言うか、この時代に(って、具体的に今がどんな時代か、ということではなく・・・・)これだけ典型的でオーソドックスなラブコメを作り上げたっていうのに、ちょっと驚いてしまうほどの"王道作品"だった

パトリック・デンプシー と ミシェル・モナハン と言えば、今、ノってるお二人

もし、この二人が主演じゃなかったら、私はもちろん観なかっただろうし、作品自体の魅力も半減だっただろうと思う

まぁ、落ち着いて考えれば、公爵の彼はむちゃくちゃかわいそうだし、あの結婚の準備もすべてパァになってしまうわけで、ハンナはかなりひどい女なのだけれど・・・・・

もうちょっと、ハンナが自分の気持ちを見つめ直すシーンがあると彼女のことをもっと素直に応援できたかなぁ

ま、最後はデンプシー様が幸せになれたのでヨカッタヨカッタって感じでしょうか?

(映画館)

JUNO/ジュノ

2008-08-11 23:03:12 | 映画など_いろいろ

テーマは重いけれど・・・・
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16歳の高校生が妊娠して出産する・・・と、こうやって書くと、結構重いテーマである

実際、主人公はすごく適当にセックスをして妊娠してしまって、自分の生活とか子供の人生ではなく"胎児に爪が生えてる"という理由で堕胎をやめ・・・と、一見無責任で適当に感じられる

だけど、憎めない
100%共感できるわけではないけれど、鑑賞後はなんだかとても心がほんわかした

私レベルのありふれた思考だと、少女は妊娠を通じて徐々に命の尊さと重さに目覚め、親に感謝し、愛の無いセックスを恥じ・・という方向に話が進むんだろうなぁ、と思ってしまう

でも、この作品は全く違っていた

もちろん、妊娠期間中のやりとりから両親の素敵な部分を垣間見せるし(でも、あの両親理解あり過ぎのような・・・アメリカンってあんななのかな)
ジュノ自身が命の大切さや彼への愛に気づく、という流れもちゃんとある

でも、ぜーんぜん説教臭くも押し付けがましくも無くて、心地よい

ジュノ自身、母親に「あなたが思っているほど甘くない」と言われたり、超音波技師に「10代の親の育児環境は劣悪だ」なんてことは、人から言われるまでも無く良くわかっていたはずだ
だからこそ、生まれてくる子供を養子に出すことにした

きっと、高校生の彼女の中の母性、とは、自分自身で子供に愛情を注ぐことよりむしろ、産まれてくる子供にとって本当に幸せなことを考え、"理想的な夫婦"に子供を託すことだったんだろう
(結果的に"理想的な夫婦"ではなくなってしまったけれど、そうなってもやはり、子供が大好きな"理想的な母"となり得るジェニファー・ガーナーに"あなたがその気なら・・・"と子供を託した)

そして、子供の幸せを確保できたからこそ、今度は"今"を生きる自分自身にとって大切なもの(彼との時間)を得ることができた

ジュノが大人になってもう一度妊娠したら、きっと素敵な母親になるだろうなぁ・・・

★おまけ
 アメリカの高校生は、携帯使わないのかな
 ジュノの部屋のハンバーガー電話がとってもかわいかった
 (使いにくそうだったけど・・・・)

★おまけ2
  私がこの作品を観た直後に、ロスの高校生が集団で妊娠した、という報道があった
  まさかまさか・・と思っていたら、やっぱりその事件をこの作品に結びつけるコメントがあってちょっとうんざり・・・・
  そういうことを言う人に限って絶対この作品観てないよね
  ぷん

★おまけ3
  エレン・ペイジ かわいいなぁ
  と思っていたら・・・・なんとX-MENのアノ子なの???
  びっくりびっくり!


(映画館)

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

2008-08-10 22:06:59 | 映画など_いろいろ

結局大泉洋万歳
<公式サイトへのリンク>

ネズミ男観たさに映画館にて鑑賞
前作のReviewでさんざん
「子供向けだ」を連発してしまったのだけれど、
逆に本作品は
「子供向けなのに・・・・」とちょっとうんざりしてしまった

とにかくストーリーがちょっとぐだぐだし過ぎ
前半の説明部分で
"で、どうして誰をどうやって封印するの?"
"なんで猫娘さらわれちゃったんだっけ?"
と、頭の中が混乱(私がちゃんと観てなかったのか・・・・?)

それに、色々ちりばめたキャラや設定がほったらかしだらけ
(ソ・ジソプ はセリフも全くナシで・・・あれでよく出演したなぁ)
オトナを意識しすぎたのか、やけに説教臭いセリフ満載
(真面目な顔して
 「いけないのは人間なのよ」とか
 「妖怪と人間が仲良く暮らしていく」とか言われても
 共感できないよねぇ)

北乃きいは、さんざん妖怪と行動をともにしておきながら
「知らない人について行くなって言われた」だの
「私に呪いをかけてだますつもり?」だの(セリフは適当です)・・・
ぽかーんでした
緒方拳もなんだかあんまりヤル気なさそうだったしなぁ・・・・・

子供向けなんだから、もっとわかりやすい設定で、わかりやすいキャラクターにしておけばよかったのに・・・

おっとマイナスポイントばかり挙げてしまったけれど、
大泉洋と佐野史郎と室井滋は、ホント楽しそうで良かったデス

みんなあれくらい突き抜けて鬼太郎ワールドを盛り上げて欲しかった、と思う

3作目はもういいから是非ネズミ男のスピンオフを!(←しつこい?)
(映画館)

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

2008-08-07 23:55:29 | 映画など_いろいろ

ケイト・ブランシェットが素敵♪
オフィシャルサイト

実は、この作品の公開に先駆けて、連続してコレまでの作品(「失われたアーク《聖櫃》」「魔宮の伝説」「最後の聖戦」)の復習をした

それでわかったこと
・思ったよりずっと軽いノリ
・インディは結構女たらし
  (あんなに女性と絡むシーンがあったとは・・・
   ただの冒険モノの記憶しかなかった)
・意外に世界情勢を反映(?)している(ナチスとか)
・私はやっぱりハリソン・フォードが苦手

あんまりこの映画のことを理解していなかったのか
しっかり観ていなかったのかわからないけど・・・・、
私の頭の中にあったイメージとちょっと違っていたのは確か
とにかく復習しておいて良かった

で、今回の19年ぶりの新作!
なんていうのかな、シリーズを通して観ている人、旧作からのFANは満足でしょう

随所にお約束が満載で、時々脱力してしまうほど
主役がインディじゃなくて、あのテーマ曲が流れてこなかったら、すごく古めかしくて面白くない作品だったんじゃないかなぁ
過去の思い入れがあってこそ、楽しめる、というか・・・・

個人的には、あのマネキンタウンのエピソードは好きじゃない
いくら洗ったところで、彼はもう余命幾何もないでしょう

それと、クリスタルスカルの正体もなぁ・・・・
今更ロズウェルを持ってきて、落としどころを宇宙人にしちゃうなんて・・・
もうちょっとわくわくどきどきさせて欲しかった

とはいっても、鑑賞中はそれなりに楽しめたのは事実
滝つぼに3回も落ちまくるとか、サルと一緒に木々を飛び移るっていうのはやり過ぎかなぁとも思ったけど、見ごたえのあるアクションシーンがたくさんあったし、ケイト・ブランシェットは素敵だったし、決してこの作品自体が気に入らないわけじゃないデス

きっと5作目が作られたらまだ映画館に行っちゃうだろうな、というくらいに・・

★おまけ
  御年66歳のハリソン・フォード
  そのスタントマンまでも、ヘコヘコ老人っぽい動きをしていたのはちょっと笑ってしまった

 (映画館)



アヒルと鴨とコインロッカー

2008-08-05 00:41:41 | 映画など_いろいろ

見事な映像化だと思う

アヒルと鴨のコインロッカー

原作を読んだ時に、"すごく素敵なお話だけど、これを映像化するのは難しいよなぁ"と強く思ったことを良く覚えている
だって、これを映像化したら最初からドルジと川崎の顔を比べることができちゃうわけだし、日本人とブータン人なんてひと目で見分けられるだろうし・・・・
(ネタバレです、ごめんなさい)

なので、この小説が映画化されて、しかもなんだかすごく評判がいい、ということを知った時、観たくて仕方なかった

だけど、さすが評判がいいからかいつもレンタルが空いてなくて・・・・・
やっと今回レンタルできて、大いに期待して鑑賞

いや、凄いなぁ
井坂幸太郎作品の持つ不思議な雰囲気をこれだけ自然に映像化できるなんて・・・
きっと製作陣もこの原作がとても好きなんだろうなぁ、と感じるほど丁寧さを感じた
もちろん物語そのものは多少端折ってあったり、都合よく帰られた部分もあったものの、所謂"井坂ワールド"は出来上がっていたと思う

軽くて淡白に見えながら、みんな熱くて心に残るセリフがたくさんあって・・・・
川崎の正体を知っていながらも、この先何が起こるかわかっていながらも、1シーンごとに切なくて仕方なかった

小説を読んで自分の頭の中で作り出した世界も大切にしたいとおもうけれど、この作品のように音と映像によってさらに厚みを増す世界というのも素晴らしい

ここ最近、気に入った小説の映画化でかっがりすることが多かったのだけれど、この作品については全くそんなことは無かった

※おまけ
  正直、今まで瑛太のことは好きじゃなかった
  どちらかというと、苦手な部類
  でも、この作品の彼は本当に素晴らしい
  松田龍平もそうだけど、あの棒読みっぽいセリフ回しがなんだかとても計算し尽された演技に思え、背筋がぞわぞわしてしまった
  彼らはああいうちょっと不思議クンが似合うんだなぁ・・・・・なんて今更?

 
(DVD)




幸せになるための27のドレス

2008-08-03 23:56:19 | 映画など_いろいろ


後味はなかなかよかった
オフィシャルサイト

アメリカ映画で結婚式というと、かならず出てくる

"付添人"や"ウィッシュリスト"
なんとなくわかったつもりでいても、イマイチ"普通"がどんなんなのかわからないのでちょっと損した気分
(そうは言っても、27回も付添人をするのはきっと普通じゃないんだよね)

途中色々とツッコミたいシーンはあったけれど、ま、お約束通りのラストで、後味はとってもよかったので総体的には○

★おまけ
  ・ジョージがね~、姉妹揃って惚れるほどの男には思えないんですけど・・・
    (単に好みの問題ですが・・・・)
  ・そのジョージさん
    婚約パーティまで妹の実像を知らなかったなん・・・・それで社長さんとは・・・
  ・最近とほほな役回りが多かったジェームズ・マースデン
    幸せになれてよかったね
  ・ジェーンのオフィスでの服装がとっても可愛かった 


(映画館)



ボルベール

2008-08-02 22:39:32 | 映画など_いろいろ


ペネロペの新しい魅力を見せ付けられた気がした
ボルベール<帰郷>

正直なところ、ペネロペ・クルスといえば、とにかくその美貌と見事なスタイルで男を惑わせる、というイメージが強かった
なので、この作品で母親役を演じ切っていて全く違和感がなかったのはちょっとした驚き

ストーリー自体は、家庭内暴力に老人介護に母子家庭に殺人に死体遺棄に・・・と暗い話題ばかり
ペネロペが出ているスペイン映画、という程度しか知らなかったので、サスペンスタッチな展開と、全体に流れるなんともいえない不思議な雰囲気に途中でちょっととまどったのだが、またそれが魅力でもあり、ずっと引き込まれっぱなしだった

どこが良いのかをうまく説明できないのだけれど、見終わった後は[いい映画だったね]と思わず口に出してしまう
同じ監督の[トーク・トゥ・ハー]も[オール・アバウト・マイ・マザー]もそんな作品だったことを思い出した

何にそんなに惹かれるのだろう
色彩豊な映像や、飾り気のない登場人物、全てを言葉で説明しようとせず、ちょとした間や視線の動きをねっとりを追うカメラ
自分の感情を隠そうとしない登場人物たち

どれもこれも一歩間違えば不快感を誘いかねないことなのに、その微妙なバランスが私にはとても心地よく感じられたのが一番の魅力だったかなぁ、と思う

★おまけ
  登場人物はほとんど女性
  しかもみんなかなり個性的
  私は、イヤだなぁと思いつつも彼女達の心情がなぜか凄く身近に思われ大いに感情移入していた   
  だからこそ・・・・・この作品って男の人でも楽しめるのかなぁ、という疑問が・・・
  あ・・・・そのためのペネロペの谷間・・・・・・?

 (DVD)


チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

2008-07-03 00:03:18 | 映画など_いろいろ


"The America" って感じかなぁ
オフィシャルサイト

チャーリー・ウィルソンという人のことは全く知らなかったので
予告だけ観たときには、冴えない議員が成り行きでアフガンの紛争に巻き込まれて成り行きで英雄になってしまったて・・・・・・という話だと思っていた

ところがところが、トム・ハンクスは全然冴えなくない
オンナ遊びをしている最中でも、国際政治のニュースを見ているような立派(?)な政治家

で、そのやけにかっこいいトム・ハンクス=チャーリーが何をがんばったかと言えば・・・・

とにかくソ連をやっつけろー
ということ
そうアフガンを救おう、じゃないのである
(ソ連兵の描き方もすごくおざなりな感じだし)

なんだか当時の事情をよくわらかないまま、第三者的な立場で観ていた私としては、どうしてそこまでソ連のアフガン侵略を批難するのか、どっちがどっちを殺そうが"人殺し"には変わりないじゃないか、なんて思ってしまった

と、これは当然9.11という結果を知っているからであるわけだけれど・・・

トム・ハンクスの演技(=チャーリーの行動)は痛快だったし、そこここに盛り上がったり感動させられたり、映画としては質が高いし楽しかったけれど、色々と考えさせられることが多くて、あっけらかんとした印象であるながら鑑賞後はちょっと気分が重くなってしまった

★おまけ
 この作品のトム・ハンクスはやけにかっこよかったなぁ
 ルックスやスタイルがどうこうではなくて、とにかく惚れ惚れするシーンが多かった
 やっぱり彼はユーモラスでありながらスマートで知的、という役が一番似合うね

(映画館)
 


フィクサー

2008-07-02 00:08:58 | 映画など_いろいろ

邦題はちょっと疑問・・・・
オフィシャルサイト

フィクサー=もみ消し屋、と言う説明が途中ちょっとだけ出てくる
でも、実際にジョージ・クルーニーのフィクサーと しての辣腕ぶりが描かれる画面は無いに等しい
"フィクサー"の話ではなくて、"マイケル・クレイトン"の話だった、ということが、鑑 賞後に改めて原題をを見て納得できた
結果的に鑑賞中はタイトルに惑わされた感じで、ストーリーそのものの主軸がわかりにくくなってし まった気がする

前半はちょっとテンポが悪い上に時間軸が前後していたりすることもあり、なんだかわかりにくくあまり入り込めなかっ た
社会派モノなのか、サスペンスなのか、親子モノなのか、マイケル・クレイトンその人の人間ドラマなのか・・・・と、自分の中で絞り 込めなかったのもなんとなく集中できなかった理由かもしれない
やばいなぁ、最近のジョージ・クルーニーの作品は難しいからなぁ、ちゃ んと着いていけるかなぁ、と思いながら観ていたら・・・・中盤以降は(話の筋も理解でき)緊張感に溢れぐいぐい引き込まれた

ただ・・・・企業ぐるみの犯罪と、に板ばさみになった法律家の苦悩と、主人公の生活の破綻と、法廷劇と、"フィクサー"という仕事 と、・・・・せっかくのこれだけの"ネタ"が、なんだかうまく絡み合っていない感じで、それぞれに必然性があまり感じられず、鑑賞後もやっぱり全体のテー マはぼんやりしたままだった

最後のジョージ・クルーニーとティルダ・スウィントンの緊迫感は凄かったし、キーマンであるところのトム・ウィルキンソンの不安定な演 技も見事だったけど、なんだか
"もうちょっと何とかできたんじゃないかなぁ"なんて、ちょっとだけ消化不良な印象が残ってしまっ た 

(映画館)

<p><a href="http://www.fixer-movie.com/"><img src="https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/64/ce/73033b78eaa1490d9fde5900cf49c001_s.jpg" border=0></a></p> <p>邦題はちょっと疑問・・・・<img src="http://blog.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif"><img src="http://blog.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif"><img src="http://blog.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif"><img src="http://blog.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif"><br><a href="http://www.fixer-movie.com/" target="_blank"><font color="#0066cc">オフィシャルサイト</font></a></p> <p>フィクサー=もみ消し屋、と言う説明が途中ちょっとだけ出てくる<br>でも、実際にジョージ・クルーニーのフィクサーとしての辣腕ぶりが描かれる画面は無いに等しい<br>"フィクサー"の話ではなくて、"マイケル・クレイトン"の話だった、ということが、鑑賞後に改めて原題をを見て納得できた<br>結果的に鑑賞中はタイトルに惑わされた感じで、ストーリーそのものの主軸がわかりにくくなってしまった気がする</p> <p>前半はちょっとテンポが悪い上に時間軸が前後していたりすることもあり、なんだかわかりにくくあまり入り込めなかった<br>社会派モノなのか、サスペンスなのか、親子モノなのか、マイケル・クレイトンその人の人間ドラマなのか・・・・と、自分の中で絞り込めなかったのもなんとなく集中できなかった理由かもしれない<br>やばいなぁ、最近のジョージ・クルーニーの作品は難しいからなぁ、ちゃんと着いていけるかなぁ、と思いながら観ていたら・・・・中盤以降は(話の筋も理解でき)緊張感に溢れぐいぐい引き込まれた</p> <p>ただ・・・・企業ぐるみの犯罪と、に板ばさみになった法律家の苦悩と、主人公の生活の破綻と、法廷劇と、"フィクサー"という仕事と、・・・・せっかくのこれだけの"ネタ"が、なんだかうまく絡み合っていない感じで、それぞれに必然性があまり感じられず、鑑賞後もやっぱり全体のテーマはぼんやりしたままだった</p> <p>最後のジョージ・クルーニーとティルダ・スウィントンの緊迫感は凄かったし、キーマンであるところのトム・ウィルキンソンの不安定な演技も見事だったけど、なんだか<br>"もうちょっと何とかできたんじゃないかなぁ"なんて、ちょっとだけ消化不良な印象が残ってしまった&nbsp;</p> <p>(映画館)</p>

最高の人生の見つけ方

2008-07-01 01:00:07 | 映画など_いろいろ

この二人が揃っているだけでかなりの説得力
オフィシャルサイト

末期癌を宣告された二人が、固い友情で結ばれ死ぬまでにやり遂げたい夢を叶える旅に出かける・・・

と、聞くと、やっぱり思い出すのは"死ぬまでにしたい10のこと"だ
あちらは、主人公の女性はまだまだ若いし子供は幼いし・・・・その上、彼女の望みはで、本当に"ささやか"なものばかりで、なんとなく自分と重ねてしまったりしてずいぶんと切ない気持ちになったことを覚えている

大してこの作品
二人とも人生でそれなりの成果を挙げ、年齢もソレ相応
そして何より、俳優自身の貫禄(なんたって二人ともオスカー俳優)
決して自分と重なる部分など無いはずなのに。それでもやっぱり大いにちょっぴりほろりとさせられてしまった

冷静に考えれば、二人の旅は無茶でイヤミなほど豪勢で例えお金があっても私が彼らの身内だったら絶対に反対するに違いない、と思う
二人の演技に圧倒されてしまったけれど・・・・・中盤はちょっと調子に乗りすぎなんじゃない?と思わないこともなかった

それでもやっぱり私はこの作品が好き
特に後半、お金を使わずに二人が本当にやりたかったことをやり遂げ、静かな、それでいてシャレたラストを迎えた時には、思わず微笑んでしまった
"死"を扱っていながらこんなにも後味がいいなんて・・・・!

私も自分の死期がわかったら慌てず焦らず楽しく過ごしたいなぁ

★おまけ
  ジャック・ニコルソンが使っていた、寝たままTVを観ることができる眼鏡
  深刻なシーンでありながらも、あの時のジャック・ニコルソンの眼鏡越しの眼差しはなんだか笑えて仕方なかった
  ああいうお茶目なところが彼の魅力なんだなぁ

  で、  先日、ある文房具屋さんでたまたまその眼鏡を発見
  すごく欲しかったけど結構高かったので断念
  誰かプレゼントしてくれないかな~ 


ライラの冒険 黄金の羅針盤

2008-06-14 01:03:44 | 映画など_いろいろ

 う~ん・・・面白いのは確かなんだけど・・・・
<公式サイトへのリンク>


最近多い、RPGっぽいファンタジーもの
色々設定が凝っていて、面白いんだけど、その世界になかなか馴染めなくて十分楽しむことができなかったような気がする

こういう風にちゃんとした原作が存在するものは事前に読んでその世界観を理解しておくべきだったなぁ・・・・と後悔した

いきなり、"3つの世界がある"で始まり、ダストにダイモンに教権に魔女にこぶらーに・・・・
それらの意味もつながりも目的もよくわからない言葉や人々が次から次へと出てきて、とりあえずハラハラするものの、ふっと、「で、何のためにどこに行くんだっけ、この人たち・・・」と、冷めてしまうと・・・・・(途中で説明されていたような気もするけど・・・・(^^;))
その上、子供向けのお話だから当然なのかもしれないけど、ピンチが訪れても絶対救いの手が差し伸べられて、当然のようにライラはするっとクリアしていく、という展開の連続に、どんどん緊張感がなくなって、そのうちライラを応援する気持ちも薄れてしまった
(白熊将軍の話だけはかなり前のめりになって観たけど)
もう、そこからは人がやってるRPGを横から覗き込んでいる感じで「結末だけ教えてくれればいいよ」という気分になり、ストーリーそのものより、映像や衣装ばかりをだらだら眺めていたような気がする

とはいっても、動物達のCGは凄いし、相変わらずニコール・キッドマンはむちゃくちゃ美しいし、何より主役のダコタ・ブルー・リチャーズの表情がなんだかすごく大人びていて、何度もドキっとさせられて、豪華な俳優陣には大いに満足

2作目を映画館で観るかどうかは微妙なところ・・・・
ダコタ・ブルー・リチャーズの成長振りはかなり気になるのは確かだけど

★おまけ
  ニコール・キッドマン様
  そんなにダイモンを強くひっぱたいちゃったら、アナタが痛いのでは・・・?


王妃の紋章

2008-06-09 23:15:02 | 映画など_いろいろ


何もかもが絢爛豪華
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セットも衣装もとにかく金ピカ
祭典や戦のシーンでは、CGじゃないか疑いたくなるほどの多人数
でも扱っている内容は、王家の家族崩壊の様子と結構ちっちゃい

とにかくそのセットや衣装やエキストラの人数に目を奪われているうちに気がついたらみんな死んじゃってTHE ENDという作品だった

皇太子と薬師の娘の身分違いの恋、しかも異父兄弟だったというオマケ付
継母との不義の恋、ソレに怒った父親の毒殺計画
兄弟間の跡継ぎ争い、最後は三男がご乱心
その上。どこにしまってあったのか不思議なほどの数の菊の鉢(しかもお代わりアリ)
何度も同じコト書いちゃうけど、おびただしい人数の戦士達
そして、おまけは、やたら胸元を強調した宮廷衣装(ヨーロッパの舞踏用ドレスがやたら締めて寄せて上げて胸元を強調していたらしい、ということは知っていたけど、中国もそうだったとは・・・・いや、ひょっとして時代考証無視のサービス衣装なのか?)

もうストーリー展開の手抜きや、内容の薄さも気にならないほど、十分楽しむことができた
壮大なセットや綺麗な金ぴかを映画館のスクリーンで観ることができて良かった

★おまけ
  次男役のジェイ・チョウ
  私は寡聞にして知らなかったけれど、台湾では超売れっ子らしい
  日本武道館でコンサートやったこともあるんだって
  前半は冴えないなぁ、と思っていたけど、
  物語が進むにつれて、どんどんカッコよくなった、
  今後注目だわ

(映画館)


アフタースクール

2008-06-08 23:34:34 | 映画など_いろいろ


何度でも観たい~
<公式サイトへのリンク>

とにかく大泉洋が観たい
ほとんどそれだけの理由で公開初日に映画観で鑑賞した

いや、これは文句なしに誰にでもオススメ

■ここからは何を書いてもネタバレになってしまうので、鑑賞前の方はご注意

わたしは、通常、鑑賞したい作品について、(ちゃんとした原作が存在する場合を除いて)事前情報はあまり仕入れないようにしている
なるべく、フラットな状態で観て素直に驚いたり悲しんだりしたいからね

でも、本作については、鑑賞前に数々の情報が私の中に流れ込んできてしまった
だって、大泉洋目当てに雑誌を読むと必ず映画の内容に触れられているんだもの
で、結果的に"意外なラスト"や「「甘く見てるとダマされちゃいますよ」というコピーなどを知ることになり・・・・

なので、結構、最初から色々と注意深く観ていたつもり
なのに、なのに、決して甘く見ていたわけじゃないのに・・・ダマされちゃいました

でも、なんていうのかなぁ
あまりに見事でスキがなくて辻褄が合っているので"ダマされて口惜しい~"という気分には全くならなかった

そう、なんだか
「ダマしたんじゃないよ、アンタが勝手にそう思い込んだんでしょ」と言われて
「ハイ、その通りです、どうしてで気づかなかったんだろう、参りました~」って感じ

実際、鑑賞中には
"なんで朝っぱらからお父さんがいるんだろう"、とか、
"なんであのハゲのおっさんはいつもアパートの目の前にいるんだろう"、とか、
"なんで大泉洋は成り行きとはいえあんないんちき臭い探偵の言いなりになっちゃうんだろう"、とか・・・・・冷静に考えればちょっとひっかかかる部分が無かったわけではない
でも、それくらいの引っかかりなんて、映画の世界じゃ珍しくないし、アリだよね・・・・・、なんて"ダマされないぞ"と思っていたわりに、簡単に思い込まされていたワケだ(今にして思えば)

私たち観客は前半ずっと北澤の視線で観て感じて考えている
そして、北澤同様、神野はただの友達思いの人のいい中学校教師だと思い込み、なんか大泉洋は脇役みたいだなぁ、とまで思ってしまう
これは、大泉洋のキャラクターと演技に依る部分も多い(この辺もウマいなぁ)
で、マンションの前の喫茶店で凹まされた(実際は北澤の言葉に凹まされた、というより妹と一夜を過ごしたらしい木村に対して腹を立てていたのだけれど)神野のことをちょっと可哀想にさえ思ってしまう
ところがところが、この直後からの急転回が実に見事!
神野が実は木村を匿っていたことがわかり、ヤクザの女の正体が明らかにされ、途中で何度も顔を出すガラの悪い人々やお父さん(だと思っていた人)の正体も明らかになり・・・
それもこれも北澤が得意げに神野を凹ました(つもりになっていた)直後だからこそ、北澤視線になっていた私たちの驚きもハンパじゃない、というワケだ

色々なことが明らかになってみれば、確かに誰も、"夫婦"とか"親子"という関係には触れていないし、人相の悪い人が全て片桐の手下だと名乗っているわけでもないし・・・・小さな伏線はちらほら張られているし・・・

とにかく、脚本も俳優も音楽も見事で、全編を通して全く中ダルミもなくずっと面白くて、騙されてもすごく気分のいい映画だった

「お前がつまらないのは、全部お前のせいだ」
かっこよかったなぁ、この時の大泉洋
このセリフが凄く心に残った

★おまけ
  実は、2週連続で鑑賞した
  ちょっとした事情があったとはいえ、こんなことは初めて
  それでも2回目もやっぱり凄く面白くて(むしろ結末がわかっているだけに、前半部分も台詞回しもウマさやスキの無さに感心した)もう、何回でも観たい、とさえ思う
  DVD出たら買っちゃおう

★おまけ2
  水曜どうでしょうばかり観ているので、私は大泉洋自身のキャラクターが大好き、と自分で思い込んでいたのだけれど、この作品で俳優大泉洋も素晴らしいことを再認識した

★おまけ3
  内田けんじ監督って今まで知らなかった自分に腹が立つ
  同監督の『運命じゃない人』も絶対観なくちゃ

(映画館)


僕の彼女はサイボーグ

2008-06-05 23:00:40 | 映画など_いろいろ

はるかちゃんかわいい!
<公式サイトへのリンク>

『猟奇的な彼女』も『僕の彼女を紹介します』も好きだし、何より夫は綾瀬はるかちゃんが大好きなので、公開初日に鑑賞

この監督の作品なので、最初はちょっとコミカルな感じで途中はほのぼのとして最後にどわっと泣かされるんだろうなぁ・・・と、思っていた
実際、予告もそんな感じだったし

オープニングから前半はまさにはるかちゃんの着せ替えショー!って感じで、はるかちゃんの可愛さとスタイルのよさを堪能
途中で、ちょっと"泣かせ"のシーンを織り込んで、怒涛の後半へ突入

そう、まさに"怒涛の展開"
未来のジローのセリフから、何か大変なことが起きるということは予想できたものの、あそこまで激しいとは・・・・・

そしてそして、未来のはるかちゃんのモノローグに衝撃のラスト
笑ったり悲しんだり驚いたりしっかり楽しんだその後の最後の最後に一気に
「へっっっ???????」というシーンでエンドロールが流れる

あれには参ったなぁ

作品全体を通じて、タイムマシンモノにありがちなタイムパラドックスにこだわることなく、というかまったく無頓着で、成立しないことだらけなのは、はるかちゃんの可愛さに免じて目を瞑ろう、と思っていたものの、あのラストには
「いくらなんでもソレは・・・・・・(汗)」
と声を上げそうになってしまった

ま、それ以外でも、なんだか普通の邦画とはかなり雰囲気が違っていたのはやっぱり監督が韓国人だからだろうか

台詞回しもなんだか独特だったし("アナタノココロヲカンジルコトガデキル"とか)、うちの中で靴履いてたし、朝食で鍋食べてたし・・・・

日本とか東京とか2007年とか・・・ なんていう具体的な地名や時代を出さないほうがいっそよかったような気がした
(大体、東京、と言いつつロケ地は神戸なの丸わかりだし、"大地震で家族を失った"故郷には品川ナンバーのバスが走ってるし・・・・)

なんて、色々ケチばかりつけてしまったけれど、総体的にはかなり好き
それもこれも主役二人がとても良かったからだと思う

ドラマ"白夜行"の時のはるかちゃんには何も感じなかったけれど、この作品で彼女のかわいさとスタイルのよさにノックアウトされた感じで、彼女のことがとっても好きになった

★おまけ
  ジローの田舎のシーンで、見慣れた風景やお店の看板が出てきてびっくり
  母のふるさと郡上八幡がロケ地だった
  母の生家まであと20mくらい・・・・というところまでカメラが近づいて物語とは関係ないところでドキドキしちゃった

★おまけ(むちゃくちゃネタバレします)
  何もかもが説明できないことだらけ、成立しない未来だらけ
  100年後のはるかちゃんが自分にそっくりなサイボーグを落札して記憶を移植して2007年ジローに会いに行って60年後のジローがその記憶を元にサイ ボーグを作って2008年に送り込んで・・・・・あれ?じゃ、2008年に登場したサイボーグはお誕生日の祝い方をどうやって学習したの?・・・・・はる かちゃんのルックスのオリジナルはどれ(誰)なの?
2007年にはるかちゃんがジローに渡した可愛くないマスコットは100年後のはるかちゃんがサイボーグを落札したオマケで・・・あれ?結局どこが発生源?
100年後から2007年に戻って数時間過ごした後、2008年に登場した生身のはるかちゃん
・・・・・う~ん・・・・・じゃあ未来のはるかちゃんは・・・・?
ああ、もうワケがわかりません

★おまけ3
  ジローの子供時代のシーン
  2008年に大学生のジローの子供時代ってことは、せいぜい1980年代後半・・・
なのにこの作品ではまさに三丁目の夕日の世界
いくら田舎でもちょっと遡りすぎでしょう
 (映画館)

ひとまず走れ!

2008-06-03 00:11:30 | 映画など_いろいろ


老けた高校生だなぁ

いつも韓流ドラマのDVDを貸してくれる友人に借りて鑑賞
このタイトル、そして、映画館で観た予告やDVDのケースのデザインなどから若者の疾走感溢れるパワフルな作品だと期待していたのだけれど・・・・・

う~ん、正直なところ期待はずれだった
個性的な高校生の3人組とか、空から大金と死体(生きてたけど)が降って来た、とか、不器用な刑事・怪しい高利貸し・泥棒、といった登場人物や・・・等々こうやって書くと、なんだかとても面白そうなんだけど・・・・

全体的に不要だと思われるようなエピソードが多く、だらだらがちゃがちゃとテンポが悪いなぁとという印象が強く残った

ほんの少しのことで面白くなる要素はたくさんあったように思うんだけど・・・
やっぱり、いくらタダでも自分で観る気がない作品はヤメといたほうがいいってことかな