奥様的部屋

主婦の独り言&映画や本の話もちょこちょこ(ネタバレあり)

スーパーマン3 電子の要塞

2007-01-31 06:19:43 | 映画など_いろいろ

「スーパーマン・リターンズ」の予習として観たんだけど・・・・
スーパーマン3 電子の要塞

「~リターンズ」は 「Ⅱ」とつながってるらしい
なぁんだ、じゃ、無理して(!)「Ⅲ」観なくてもよかったのね

え~っと・・・・・
ⅠⅡの悪役ルーサーは全く出てこなくて、クラークの憧れの人ロイスも最初と最後しか出てこない
と、色々と新機軸を図ったようだけど、あまり成功していないように感じた

いきなりコメディ映画のようなオープニングにまずびっくり
すっかりスーパーマンが人々の日常生活に入り込んでいる様子もなんだかチープさを増幅させている感じ

とは言っても、故郷の化学工場の火事を湖を凍らせた氷を運んで消す、とか、クラークが同級生の女性にもじもじしちゃう辺りまでは良かった

その後はなんだかぐだぐだ~
時代として仕方ないのかも知れないけれど、コンピュータについての描写が適当過ぎ
邪悪なスーパーマンが登場するっていうのは面白い展開だったけど、それをクラーク・ケントが独りで倒しちゃやのはちょっと勿体無かった
どうせだったら、邪悪なスーパーマンと正義の味方のスーパーマンが大衆の面前で対決して、拍手喝采の中で邪悪なスーパーマンが叩きのめされ、正義の味方のスーパーマンはまた人々の信頼を取り戻す、とした方がヒーローっぽくてよかったんじゃないかなぁ

最後の"要塞"での対決シーン(ちょっと寝ちゃったけど)
もう、今の時代、あの映像や展開はオフザケとしか見えない
いや、時代だけが原因じゃないと思うけど、ひょっとしたら製作当時はアレがウケたのかなぁ

後は・・・・
やっぱり悪役がイマイチだったのが、1番のマイナスポイントだったのでは、と思う
Ⅰではルーサーが、Ⅱでは3人組が(ルーサーもちょこっと)すごくいい味を出していて、その悪役とスーパーマンとの対決が面白かった

ところが本作ではクライマックスの対決相手があのワケわかんない機械だもの
あ~あ・・

マンネリって言われてもいいから、ⅠⅡの路線を踏襲して欲しかった

★おまけ
  鑑賞後、夫は真剣に怒ってました
  きっと「Ⅳ」は私独りで観ることになるでしょう
  (いや、そもそも私自身も観るかどうか・・・・
    「~リターンズ」に関係ないし)

(2007/01/28 DVD)333_184

どろろ

2007-01-30 03:01:50 | 映画など_いろいろ


みんながんばってたと思う
オフィシャルサイト

妻夫木クンの百鬼丸は期待以上に良かった
年齢設定からして、原作(14歳)より大分上、ということもあるけれど、私が頭の中で描いていた百鬼丸より随分クールでオトナ
"少年"というより"青年"で、その分父親や弟とのやり取りも、そこに込められた思いや雰囲気が違ったものになっていた
で、それはそれで悪くなくて、妻夫木クンはやっぱりカッコイイってことを再確認

アクションも○
アクションだけ観たら、「こりゃ香港映画か?」と思うようなシーンがたくさんあり、(←誉めコトバです)さすがチン・シウトンがアクション監督をつとめただけのことはある
百鬼丸の両腕の刀を使ったアクションや、ワイヤーアクションがとてもかっこよかった

原作の設定を随分大胆に変えてあって(舞台設定、百鬼丸の体、醍醐親子の最期、どろろの父親・・・)それが功を奏している部分もあれば、原作の良さをぶち壊しにしている部分もある

ストーリー全体としては手塚治虫からのメッセージは殆ど活かされておらず、深みの無いものになってしまっていたのが凄く残念
原作を知らなければ、そして、手塚治虫に思い入れが無ければ、まぁ面白いのでは・・・という感じ

ただ・・・・どうしても受け入れ難かったのは、やっぱり"どろろ=柴咲コウ"だ

原作のどろろの魅力(ちびっこくてぴょんぴょん跳ね回ってどう見たって男の子で、父親を強く尊敬していて、まだまだお母さんの懐が恋しくて仕方ないんだけど、武士に対する強い怒りを心に秘めていて、・・・・)が殆ど無い
そもそも柴咲コウが演ずるという時点でネタバレになってしまっていて、それが故に観ている側は、百鬼丸とどろろに"男と女"の間柄を期待してしまう
(私はずっと"違う違う"って頭の中で唸っていたけど
それでも、柴咲コウは"オレは男だ"ってキャンキャン叫びまくっていて、(ちょっとうるさかった
"もうそんなにがんばらなくていいよ、女だってバレバレなんだから"と言いたくなる
そう、柴咲コウのがんばりが痛々しく見えてしまったのがこの作品の1番のマイナスポイントだった
(決して柴咲コウが悪いのではない)

原作も"あと24体"で終わるけど・・・・・続編あるのかな

★おまけ1
  どろろの生い立ちにもっと入り込んで欲しかったけど、
  (どろろの両親のエピソードが好き、手で粥をすくったり・・・)
  それは続編に回されるのかな
  宝探の話出てきてないし・・・・

★おまけ2
  鯖目の目が"魚の死んだような目"じゃ無かったのはともかくとして
  土屋アンナはすごかったなぁ
  キャスティングでは彼女がNO.1だった
 
★おまけ3
  あれだけCGが使えるんだったら、着ぐるみは一切やめてALL CGにして下さい
  所々見ていてずっこけそうになった(昔の怪獣映画みたいで)
 
★おまけ4
  無国籍感を出したかったのかもしれないけれど、BGMがなんだか馴染んでいないシーンがたくさんあった
 
★★おまけのおまけ
    文句ばっかり書いちゃったけど、もし続編があったらきっとまた公開初日に観に行っちゃうなぁ
   
★★★おまけのおまけのおまけ
      本編前のゲゲゲの鬼太郎の予告にもかなり惹かれマシタ
      大泉洋観たい

(2007/1/28 劇場) 487_163
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悪夢 or NOT ・・・・?

2007-01-29 23:32:07 | 独り言

お昼休みの半分はいつもお昼寝してます

結構しっかり眠っちゃうので、よく夢を見るのですが・・・・・
今日のお昼休みにヘンな夢を見て、不覚にもさめざめと泣いてしまいました

その内容は・・・・
亡くなった父から携帯に電話が掛かって来て(そのこと自体には何の疑問も感じなかった)、色々話したいのになぜか混線していて、向こうの声はちゃんと聞き取れないし、こちらの言葉も伝わっていないみたいで凄く焦って・・・・
結局ロクな会話も出来ないまま泣きながら目覚めました

何を暗示しているのでしょう・・・・

526_172


ダ・ヴィンチ・コード

2007-01-28 23:30:11 | 映画など_いろいろ

友人からDVDを借りて鑑賞

小説を読んだ感想は、"難しいけど面白い"
最初に映画館で映画を鑑賞した感想は、"かなり端折ってあってわかりにくいけどルーブル美術館の内部等の映像は凄い"

で、何ヶ月ぶりかで、2度目の映画鑑賞

映画館で観た時よりずっと楽しめたような気がする

さすがに、小説を読んだ後、映画も2回目となると、"シオン修道会"や"オプス・デイ"といった名前も抵抗無く頭に入って来る
また、DVDなので、ちょっと難しい言い回しやわかり難い人間関係が出てきた時には、一旦停止して電子辞書を引いたり夫に聞いたりしてその都度"スッキリ"させることができる

映画としての世間の評価はイマイチだったけど、やっぱりベストセラーになった小説が原作となっているだけに、内容はしっかりと面白い、ということを再認識できた

これからは映画館で観て"イマイチ"って思った作品でも、DVDで繰り返し観るようにしてみようかなぁ・・・

★おまけ
  DVDの良いところ
  本編以外の特典映像もしっかり楽しめます
  まだ観てないけど・・・・・
  早く特典映像も観て、友人に返さなくちゃ

(2007/01/22 DVD)298_191


どろろ

2007-01-27 16:33:01 | 本など_いろいろ

どろろ (第1巻) どろろ (第2巻) どろろ (第3巻) どろろ (第4巻)
映画を観る為に復習

以前もちょっと書いたけど私は手塚治虫大好き
もちろんこの作品も随分前に読んだことがある
(あまりにも作品数が多いので、全ての作品を読んでいるわけではないけれど)

で、今回映画化された、と知り
アレの映画化は無理でしょう、なんでアニメにしておかなかったのか!」
と、思ったものの、原作の記憶があやふやだったので、再読

やっぱり手塚治虫はいいなぁ
"妖怪モノ"でありながら(当時大好評だった"ゲゲゲの鬼太郎"に対抗したらしい)手塚治虫特有のヒューマニズムに溢れていて、欲望、愛情、友情、命の大切さや視覚や聴覚嗅覚の大切さまで、様々な作者の思いが伝わってくる
どろろと百鬼丸が悲しい過去を背負いながらも力を合わせて生きていく姿に応援せずにはいられない

もちろん、画も素晴らしい
疾走する馬の脚がぐぐ~っと長く描かれていたり、闘う時の刀が大きく湾曲していたり・・・
楽しいシーンでは白っぽく、妖怪が出てくるシーンでは黒っぽく背景が描かれていたり・・・・
などなど、躍動感と臨場感に満ち満ちた画は手塚治虫ならでは、だ

久しぶりに他の手塚治虫作品も読みたくなった

だからこそ、映画化が心配・・・・
あの妖怪達・・・・実写だとギャグになっちゃうんじゃないかなぁ・・・・

★おまけ
    出版社の都合で打ち切りのような形で連載が終わったらしい
    48の全ての魔物と出会うまで描き切って欲しかった
    余韻を残す、というか読者の想像に委ねる、といえば聞こえはよいけれど、かなり残念

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超・殺人事件―推理作家の苦悩

2007-01-26 23:13:13 | 本など_東野圭吾


こういうの大好き
超・殺人事件―推理作家の苦悩

ミステリー業界の裏事情を盛り込み、出版社や作家の生態(?)が皮肉とユーモアたっぷりに描き出されている

例えは、税金対策のために小説の筋書きを大幅に変える推理作家
売れる為には"大長編"を・・・・と徒に原稿用紙の枚数を増やそうとする編集者と作家
実際に作品を読まなくても、粗筋や書評を吐き出してくれる機械
等々、どの作品も必ず一度は"ニヤリ"としてしまう
それでありながら、全編"作中作品"が織り込まれていて、謎解きのミステリー作品としても楽しめるようになっているのも面白い

この作品に関して、以下のような作者へのインタビュー記事を見つけた
ちょっと長いけど、すごく興味深かったので引用させてもらおうっと

私は「作家は何か言いたいことがあるときは、実際に声に出して言うより小説で表現した方がいい」と思ってます。また、何かで困ったり弱ったりしているとき、自分をネタに笑い飛ばせるくらいのバイタリティーがなきゃいけない、とも思ってますので、そういう意味も含んでますね。「理系小説」とか「大長編小説」とか、その時々の話題をネタにしているのも、読者や出版社、そして自分も含めた業界全体を笑い飛ばしてしまおう、ということなんです。
(中略)そういった考えを生の声としてエッセイとかで語ってもしょうがないんですよ。そういうことは、自分の創作姿勢で、小説として表現すべきだと思う。この短編集は、そういう思いを割とストレートに題材にして書いたものが集まっています。(中略)直接的に「毒」とか「皮肉」というより、それによって生じる「痛み」を意識しています。読んでいる側も、書いている側も、多少は痛みを感じる部分が必要なんじゃないか、と。これは、この作品集に限らず、小説を書くうえで常に気にしていることです。だから、何かを皮肉るときは、「自戒の念を込めて」という気持ちを忘れないようにしていますね。」

なるほど~
普段自分が実感していることを作品を通じて、しかも自戒の念を込めて表現する
だからこそ、ここまで痛烈で面白くて、しかもイヤミじゃないんだろう

出版業界、作家、そして読者
これらこの業界に関わる全ての人に対する風刺に溢れていて、「名探偵の掟」に続いて、今後ミステリー作品を読む時の新たな楽しみ方を教えてもらった気がした

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Vista?

2007-01-25 23:44:09 | 独り言

1月30日発売のWindowsVista

会社でMicrosoftの人のデモを見ました
何かと忙しいこの時期に2時間余り拘束されるのはイヤだなぁ・・・って思っていたけれど、やっぱり参加してよかったです

画面周りや操作性は自分である程度使っているうちにわかることだけど、
内部のシステム部分での改良内容や、これまでのWindowsに比べて、どういった点が優れているか、改善されているか、の説明を聞くことができたのが大きな収穫でした

導入されるのはまだまだまだまだまだまだ先でしょうが、世の中の人より、s少しだけ早く新しいものに触れることができて、なんだか嬉しかったです

個人的には新しい検索機能やWindows Aeroが気になりました
自分で操作してみたいなぁ


天空の蜂/東野圭吾

2007-01-24 23:31:46 | 本など_東野圭吾


原発問題を軸に国民の在り方を問う
天空の蜂

防衛庁に納入されるはずの大型ヘリが、たまたま子供が乗り込んだタイミングで奪取された、という導入部分から、犯人探しの中盤、犯人の人物像と事件を起こすに至った背景が語られる終盤へと物語が構成されている

数ある東野作品の中でもかなりの長編
でありながらも、その中身は、ヘリコプター奪取という犯行の始まりからその終結まで・・・というおよそ10時間足らずの出来事で、その中身は濃密で、長くてもまったく飽きることはなかった
(白夜行は19年間にわたる物語であることを考えると・・・・)

犯人が誰か・・・ということは思ったより早く明かされる

つまり、本書のテーマは、犯人探しではない

私は、原発についてもう一度ちゃんと考えるべきだ、ということをこの作品を通して強く感じた

作者自身の賛成とか反対の意思表示はされていないけれど、登場人物達のセリフには様々は作者の思いが込められている

例えば
「原発は飛行機のようなものだ」という言葉
飛行機は絶対安全ではないけれど、その危険をゼロにするために多くの人々が努力を行っている
これは原発と同じだ、という説

そして、
「オレは原発に賛成でもないし、反対でもない」と言う刑事
「」
私はこの言葉に1番共感を覚えた
この言葉に対して「ずるい」という返事もあるけれど、でも,実際のところ多くの人々がこのようにかんじているのでは・・・ と思う

そして、タイトルにもなっている
「子供は刺されて始めて蜂の恐ろしさを知る」や「沈黙の群集」という言葉
これは、私たち日本人の無関心主義に対する警鐘に他ならないだろう

日本中を巻き込むような騒ぎを起こした犯人は、実害はなかったとしても罰せられるべきだけれど、最後に犯人からFAXで送られたメッセージは凄く心に響いた

私自身、「沈黙の群集」の1人に他ならないことを痛感させられ、何度も読み返してしまった

作品に込められたメッセージ性以外にも、ヘリコプターや原発についての技術的な内容や、防衛庁と製造会社との関係ややりとり、子供を救出する自衛隊の活躍等々も読み応えがあり、サスペンスとテクノロジーとアクションと・・・・色々な楽しみ方ができる大作だ



スーパーマン 2 冒険編

2007-01-23 23:34:33 | 映画など_いろいろ


スーパーマン・リターンズのための予習第2弾
スーパーマン 2 冒険編

まず、驚いたのが、オープニングで前作の内容をご丁寧になぞってくれたこと
ドラマの"前回の粗筋"見たいな感じ
映画でこういうのってあんまり観たことないと思う

で、それが終わると本編へ
相変わらずロイスはあんまり可愛くなくて(いちいち紗をかけるのもなんだか気に障る)ちょっと気に入らないけど、内容としては前作よりこちらのほうが楽しめた
スーパーマンがいとも簡単にロイスに正体をバラしてしまい、、しかも彼女のためにただの地球人(それもかなりヘタレ)になってしまって"これからどうすんの~"ってハラハラしたり、前作で島(星?)流しにされた悪人や、レックス・ルーサーが復活したり、と、なかなかの展開

何より、悪役のキャラが際立っていたのが良かったと思う
特に、マーサ!
ちょっと戸田恵子に似ていて、美しくて強くてふてぶてしくてカッコいい
彼女達3人vsスーパーマンという善悪がハッキリしていたのもわかりやすくてよかった

舞台も、エッフェル塔に始まり、ナイアガラの滝やマウント・ラッシュモア、果てはホワイトハウスまで盛りだくさん

気楽に楽しめる"娯楽作品"としては◎だった

ただ・・・ちょっと気になった点がいくつか・・・・
・ロイスはクラークがスーパーマンだってわかった途端に
 "愛してるわ"なんて  言っちゃうのはどうかと思うなぁ
  それで彼がただの"地球人"になっちゃっても
  やっぱり好きだってなんか納得できない
・すごく苦悩して(お母さんに反対までされて)"ただの地球人"になったのに、
  いとも簡単に"スーパーマン"に戻ってしまったのには苦笑
・ラストで以前ボコスコにやられた男を同じレストランで倒した場面も
 ちょっといただけない
  本当の正義の味方だったら、暴力ではなくて、
  もっと違った方法であの男をやっつけて欲しかった
  彼をいじめて(しかも食べ物を粗末にして)お店を壊して、
  それを全てお金で解決して去る・・・・ってあんまり好きじゃない
・全編を通してロイスのキャラクターがやっぱり好きになれなかった
  なんでクラークは彼女のことがそんなに好きなのかなぁ・・・・(←嫉妬?))

(2007/01/18 DVD)
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インサイド・マン

2007-01-22 22:52:46 | 映画など_いろいろ


面白かったし、出演陣は豪華だったけど・・・・
インサイド・マン

面白かったし、出演陣は豪華だったけど・・・・

う~ん・・・何ていうのかなぁ
もうちょっとの所で"すっごく面白い作品"になり損なった感じ

1番腑に落ちなかったのが最後の脱出
1週間も穴倉にこもっている人が、あんな立派な銀行内をスタスタ歩いていたらイヤでも目立つでしょう
臭うだろうし
それを、接触までしたのに気づかない刑事さんはちょっと情けない

それから、たくさんの人質を巻き込んだ銀行強盗という設定でありながら、全編にわたってなんだか緊迫感に欠ける、という点

冒頭のモノローグで、彼はどこかに隠れているんだろう、ということがわかるし、途中に挿入されるたくさんの人質に対する取調べシーンのせいで、多分犯人達は人質の中に紛れてしまったのだろう、ということがわかってしまう
更に、ゲームについて子供と交わす会話によって犯人達は人殺しはしない、ということがわかり、途中の銃殺も偽装だ、と予想できてしまう

それが、製作者側の狙いなのかもしれないけれど、じゃあ、"強盗"についてのハラハラドキドキよりも、その犯人や動機の背景が重視されているのか、というとそれもなんだか中途半端

銀行のオーナーの過去やリストにない金庫の話がちょっとバラされるけれど、何故犯人はそれを知り得たのか、彼がそのナチスの件にどう関わるのか、そもそも最後に出てきたあの犯人グループ達はどういう間柄なのか・・・
という部分の説明がなかったので、鑑賞後「ホントにこれで終わっちゃうの?」という気がして仕方なかった

とは言っても、やっぱり俳優陣が豪華なだけあって鑑賞中は退屈することは全くなかった
その俳優に対する先入観が災いして、私自身勝手に色々予想して振り回されたのもそれはそれで楽しかったし・・・・・

(ウィレム・デフォー→怪しい  裏で犯人と組んでるじゃないか
  ジョディ・フォスター → 卑怯なコトするワケない 金の取引に応じるワケない
  デンゼル・ワシントン → 犯人に負けるワケない 出世をエサにされても食いつくワケない
   等々)
  
映画全体としては、なんだか"上質"な雰囲気が漂っていてそれなりに良かった
だけど、"もうあとちょっと何とかすれば・・・・"という印象が強く残った

★おまけ
  人質が解放されて、主犯格の男が見つからなくて・・・・・
  こんな時、ジャック・バウワーとクロエがいたら、
  きっと衛星からの赤外線映像で穴倉の中の犯人を見つけちゃうだろうなぁ
  なんてことを思ってしまった

(2007/01/17 DVD)

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白馬から帰宅!

2007-01-21 22:45:59 | 独り言

白馬にスキーに行って来ました

土曜日、日曜日の2日とも好天に恵まれ、とっても気持ちよく遊んでくることが出来、大満足です

今回は、土曜日は終日スキー、日曜日の午前中はボードをやりました

予想通り、例年に比べるとかなり雪が少なくて、所々ブッシュが出ているところもありましたが、普通に滑るには殆ど支障なく、むしろ、道路や駐車場の雪が少なくて助かっちゃったくらいです

それでも、やっぱり年々目に見えて雪が少なくなっているのでかなり心配ではあります
以前ラジオで聞いた中部電力のCM
(地球温暖化が進んで、雪が降らなくなりスキー部が廃部になってしまう・・・)
が、現実になってしまう日も、そんなに遠くないのでは・・・・・?

ゲレンデで楽しかったのももちろんですが、今回はそれ以外でもかなり盛り上がりました

メンバーの1人がスクールに入り、そこでちょっとした出会いがあり・・・・
結局終わってみれば何も無かったのですが、みんなで妄想を暴走させ、本人もなんだか満更でもなく・・・・・傍で見ていた私たちは十分すぎるほど楽しませてもらいました
いや~、面白かったなぁ


GOAL! STEP1 イングランド・プレミアリーグの誓い

2007-01-19 02:22:23 | 映画など_いろいろ


カメオにびっくり
GOAL! STEP1 イングランド・プレミアリーグの誓い

FIFA公認作品らしい
だからなのか、途中で(ワールドカップやオリンピックの日本戦しか観ない私でも知っているような)ベッカムやジタンやラウルなどが登場してびっくり
試合のシーンでは、私の良く知らない有名選手が更に登場しているらしいし

内容はベタベタのサクセスストーリー
才能はあるものの恵まれない環境に育った主人公が、困難を乗越えスターダムにのし上がって行く
と、たった1行でまとめられてしまうほどわかりやすい

現実にどうなのか知らないので、なんとも言えないけれど、あんなにトントン拍子に駆け上がっていくのではなくて、チーム内で仲間外れにされちゃうとか、慣れない環境でいきなり無茶な練習をして身体を壊してしまうとか、喘息でもっともっと苦しむとか・・・・
といった、障害をいくつもいくつも乗越える過程を見せて欲しかったような気がする(私はサドじゃありません
その方がラストの感動ももっともっと大きくなったんじゃないかな

とは言っても,おばあちゃんが"大切なもの"を手放して、サンティアゴに航空券を渡したり、父親がスポーツパブで息子の活躍を喜んだり、というシーンでは家族の絆をしっかりと描き、監督が「走るより、ボールのほうが早い」と言うシーンではパス(チームプレイ)の大切さを説き・・・・・と、サッカーのことが良くわからない私でも、試合以外でしっかり感動できるシーンがいくつもあったのはとても良かった

この作品を観て世の中のサッカー少年達が、
「ボクもいつか!」と大きな夢を抱くようになったら、それはとても素敵なことだと思う

★おまけ
  あのポスター(DVDケース)がね~
  作品中、あのユニホーム着る試合は1回しかないんだもの
  ロッカールームであのユニホームを着たサンティを見た瞬間に
  「この試合でゴール決めてあのポスターのポーズをとるわけね」
  ってわかっちゃったのが凄く悲しかった
 
★おまけ
  第2作では、リアルに移籍
  第3作では、W杯出場
  だって・・・
  さらにトントントントン拍子だ!

(200/01/14 DVD)
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間宮兄弟

2007-01-19 01:39:50 | 映画など_いろいろ

あったかいんだけど、どこか切ない
間宮兄弟 

間宮兄弟は、世間から見たらかなり変わっている・・・と思う
イメージとしては、小学生の年子の兄弟のような感じ
言い換えれば、彼らが小学生の年子の兄弟であればなんの違和感も無いのかも知れない

小学生が大人のズルさ、したたかさを知りちょっとずつ傷つき世間の苦さを知るように、彼らも"普通の大人"達に少しずつ傷つけられる

ただ、"普通の小学生"が大人のズルさを知って自分自身も大人になって行くのに対し、彼らは決してズルくなったりしたたかになったりしない(大人にならない)
不倫相手と結ばれた同僚に驚き、怒り、ぼったくりバーのおねーちゃんに泣かされ・・・・・
それでも、"反省会"をして、枕を並べて寝た後は、またささやかな幸せに満足する今までの日常に戻る

実際にこんな兄弟がいたら気持ち悪いかもしれない
でも、この映画の中の間宮兄弟に対して私が抱いた気持ちは嫌悪ではなくて愛おしさだった
エリカちゃん、そんな不誠実な男より間宮兄のほうがいいよ
依子センセー、そんなどっちつかずの男より間宮弟のほうが将来安心だよ
と、言いたくなった

でも、実際には彼らの日常は何も変わらない
だからこそ、鑑賞後はほのぼのとした余韻に包まれながらもなんだか切なくて仕方なかった

この兄弟、将来どうなるんだろう・・・・
(2007/01/14 DVD)
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ブレイブ ストーリー

2007-01-18 05:45:28 | 映画など_いろいろ


原作と映画の両方を味わうべき
ブレイブ ストーリー

原作のReviewにも書いたけど、私自身RPGがちょっと苦手
なので、RPGそのもののような原作は"読み出したら止められない"というほど楽しめなかった
もちろん面白かったし、上手いなぁと思ったけれど・・・・

で、アニメ化された本作品
これを観て、逆にやっぱり原作はとてもよかったんだ、と思った
そう思ってしまうほど、この作品は余りにも色々と端折り過ぎな感じで、あっけなさ過ぎた
時間的制約があって仕方が無いのかも知れないけれど)

何と言っても、最後にワタルが女神に対して「ヴィジョンを、ヴィジョンの仲間を救って欲しい」と、願うまでになった、キ・キーマやニーナとの触れ合いや、旅の途中で遭遇する数々の試練が殆ど描かれていなかったので、ヴィジョンの人々に対する愛情やワタル自身の成長が薄っぺらなものに感じられてしまったのが残念だ

もちろん私は原作を読んでいたので、尚更そう感じるのかもしれないけれど・・・・

ミツルの存在、それぞれの宝玉の持つ能力、ヴィジョンと現世の狭間で揺れ動くワタルの気持ち
その辺りがもうちょっと丁寧に説明してあれば、最後にもっともっと大きな感動が得られたのではないかなぁ

とは言うものの、原作を読んでぼんやりとしかイメージできなかったヴィジョンを綺麗な映像として観ることが出来たのは嬉しかった
よく、原作で頭の中に描いていたイメージとアニメなどで映像化されたイメージが余りにも違いすぎて違和感を覚えることがあるけれど、この作品に関しては、アニメを観たことによって私の頭の中の「ヴィジョン」がやっと出来上がった感じだ

アニメだけだとストーリーが薄っぺらで理解しにくい
小説だけだと、ヴィジョンなどがイメージしにくい


ということで、私としては、両方味わってやっとこの作品を理解し本当に楽しむことが出来たような気がする
このことが作品の良否としてどうなのか、はともかくとして、結論としてはアニメ版を観てよかった、と思っている

★おまけ
  私が今、大大大好きな大泉洋サマの声が聞けてうれしい!
  「どうでしょう」の前枠後枠シリーズでも思ったけれど、やっぱり上手いなぁ
 
★おまけ2
  原作版で一番好きだったキャラの「ジョゾ」が泣き声だけでヒトコトもしゃべってくれなかったのがすごくすごく残念だった
  原作では「ジョゾ」の言葉に泣いちゃったシーンもあったのになぁ・・・・
  可愛かったけど
 
★おまけ3
  松たかこは上手いんだけど、やっぱり"男の子の声"としてはちょっと無理があったかなぁ

(2007/01/14 DVD)
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