奥様的部屋

主婦の独り言&映画や本の話もちょこちょこ(ネタバレあり)

ワールド・トレード・センター

2006-10-31 05:48:30 | 映画など_いろいろ

あの9・11の中での実話
公式サイト

正直なところ、映画として評価することは難しい
すでにその政治的な問題や、被害の状況、果ては陰謀説まで色々な情報を入手している私自身は、映画としてはなんとなく物足りなく感じたのは確か

それに、あれだけの大事故で、あまりにも多くの犠牲者がいて、その人たちにみんな家族がいて,その数だけドラマがあるはずなのに、それらがこの映画からはあまり伝わって来なくて、何度も繰り返される主人公二人とその家族の画面のに、途中で「他の人の家族は?」と、気になってしまった
例えば、エレベーターボーイの母親のようなエピソードをもう少し織り込むとか・・・

確かに主人公2人があの状況から"家族"を心の支えにして助かったことは素晴らしいし
それを映像化した技術も素晴らしい
地下のシーンでは観ているこちらも息苦しくなってしまったし、ビルが崩壊する大騒音には震えてしまった
でも、この映画を実際に家族を亡くした人が観たらどう感じるのだろう、と思わずにいられなかった

それから、WTC9・11を題材にしたのなら、どこかでそれを伝えて欲しかった
言い方が悪いかもしれないけれど、途中から観たら、他のパニック映画と区別がつかないかもしれない

もちろん、冷静に考えてみれば、実際にあの場所にいたら、政治的背景やテロリストの影なんていうことは二の次で、とにかく助かりたい助けたい家に帰りたい、ということ以外考えられなかったのが現実なのだろう
そういう意味ではきわめてリアリティに満ちた描写だったのかもしれない、とも思う
それでも、まだこの事件の記憶が新しい今はともかく、この先、この事件を過去の歴史としてしか知らない世代がこの映画を鑑賞する時、私と同じように感動することができるだろうか、ということを考えると、ちょっと疑問だ
やはり、あの大事故が人為的なテロリスト行為によって引き起こされ、無関係な数多くの人の命が奪われた、とか、実際に犯行声明があった、とか、ペンタゴンなども被害を受けた・・・と言った説明くらいはあっても良かったのでは、と思う

冒頭にも書いたけれど、実話である以上、単純に映画として評価することは難しい
それでも、"この先たくさん作られるであろう9・11という歴史に残る大事件を語る作品の1つとして観るべきだったし、観てよかった"、と思った
(2006/10/29 映画館)  353_138
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奥様LUNCH

2006-10-30 21:16:21 | 独り言

以前一緒に働いていた友人達と食事に行って来ました

メンバーは4人
それなりにメールなどでちょこちょこ連絡を取り合っていたとはいえ、
一番久しぶりの子は、辞めて以来なのでもう8年振りくらい・・?
それでも、会っておしゃべりを始めればすぐ当時の雰囲気に戻ることができて、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました

私以外の3人は、みんな当時とは別のパートナーを見つけ、姓が変わっていたのですがすごく今の生活を楽しんでいてそのバイタリティには頭が下がります

先日の高校時代の友人と同じく、やっぱり同年代で境遇が似ている友人達との会話は本当に楽しくて時間の過ぎるのがあっという間でした
色々な価値観や感じ方や悩みが近いし、みんなの様々な経験を聞くのは楽しいし、参考になることも多いです

お酒を飲んで意味の無いバカ話をするのも楽しいけれど、こういう機会も大切にしたいなぁ

お店にしてみたら食後のコーヒーだけでいつまでも席を立たないおばさん4人は迷惑でしょうけど

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動機/横山秀夫

2006-10-29 03:09:37 | 本など_いろいろ


またまた横山秀夫を再読
動機

クライマーズ・ハイの余韻を引きずったまま、読み始めた

短編集で、最初のうちはクライマーズ・ハイに比べると、なんだか淡白な気さえしたけれど、淡白なのではなくて、無駄を全て排除している、全く無駄の無い鋭い文章だ、ということに読んでいるうちに気付いた

それぞれの主人公は、警察官、前科者、新聞記者、裁判官、と様々だ
でも、どの作品でも短編でありながらその主人公の"人生"のようなものががっちり描き出されている

そして、ついつい私は彼らの思考を自分のそれとダブらせ、"私にとって仕事ってなんだろう"とか"ちょっとしたことで人生何がおこるかわからない"とか、主人公と一緒になって苦悩してしまう

特に「ネタ元」
この作品の主人公は女性新聞記者
ここでも、先日読んだ「顔」同様に、男社会で生き抜いていかなくてはならない彼女の悔しさや焦りのようなものがとても見事に表現されている
どうして、横山秀夫は女性の心理がこんなによくわかるんだろう・・・とつくづく不思議に思ってしまうほど

どの作品も、起承転結のメリハリが効いていて、最後にしっかりオチがついてどれもちょっと希望を残している
特に最後の「密室の人」の余韻はなんだか"らしくない"と思えるほど良かったこれを4編の最後にもって来たのも作戦なんだろうなぁ、とまた感心させられた

何度読んでも面白いものはやっぱり面白い

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さっぱり

2006-10-28 18:21:12 | 独り言

美容院に行ってきました

ちょっと短めにカットしてもらってかなりすっきりさっぱり

髪の毛を切ってもらうのは大好きです
切ってもちゃんと伸びてくるのだから、色々なヘアスタイルを楽しみたいし
頭をマッサージしてもらうのは気持ちいいし

経済的な余裕さえあればもっと頻繁に美容院に行きたいくらいです

ただ、ちょっと苦手なのが、かなりの長時間自分の顔と真正面に向き合わなくてはいけないこと

普段、洋服の色や襟などで印象をごまかしている自分の顔が
てるてる坊主(しかもグレー)みたいな格好になって
なんも誤魔化しも効かない状態で肩の上にちょこんと乗っているのを
目の当たりにするのは結構キツイです

皮膚がくすんでるなぁ、とか、
なんだこの辺たるんできてるなぁ、とか、
コレってどう見てもシワだなぁ・・・・とか・・・

毎日、大急ぎでメイクしているときには敢えて見て見ぬ振りをしている自分の顔の衰え・・・・
そこから目を逸らすな!
と一喝された気分になって美容院を出るのが最近の常です


ああ・・・・・トシは取りたくない・・・・

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クライマーズ・ハイ/横山秀夫

2006-10-28 18:10:57 | 本など_いろいろ


またまた横山秀夫
文庫

文庫化されてからずっと読みたい読みたいと思っていて、やっと読めた
あまりの評判の高さに、思いっきり期待して読み始めたのだが、まさに期待通り
横山秀夫作だし、 このミステリーがすごい、にランクインしてるし・・・
てっきりミステリー作品だと思っていた
墜落事故を巡る謎に向かって、新聞記者が活躍する・・・というような

ところが、私の中のミステリーのイメージ、つまり、謎解きとか、推理とか・・(←同じ意味か・・・)とはぜんぜん違った
凄く骨太で、記録モノ、と言われてもうなずけるような内容

横山秀夫といえば、警察モノで組織内のドロドロした部分を描いた作品が有名だ
最近は、色々な作品も発表されているけれど、やはり、動機・陰の季節・顔・・・と言った"組織としての警察"を描いた作品はどれも素晴らしい
私もここ最近連続してそれ系のReviewを書いた

でも、横山氏自身は元々新聞記者
そしてこの作品では、まさに新聞社の中にいないとわからない感じられない体験できない深い深い部分が濃密に描かれている

"新聞記者"というと、思い出すのは所謂"事件記者"で、事件が起きたら小さなショルダーバッグを持って駆け出す・・・・というイメージだ
もちろんこの作品でも、そういった"外回り"の記者も登場するが、主人公は普段は遊軍として外回りをしているものの、日航機事故については"担当特命デスク"つまり、飛び回っている記者や通信社からもたらされる記事をチェックし、どのような紙面を作るか、を取りまとめる統括係・・・・・に抜擢される

その主人公の視点で事故発生後は凄いパワーで物語が進められる
毎日紙面を仕上げ、新聞を印刷し、発行する、という時間に区切られた世界であるだけに、普段でも恐らく毎日が緊張感に満ちていているのだろうが、この作品での事故発生後のその"ぴりぴり感"はハンパじゃない

読んでいる私までなんだか疲労を感じてしまった

そして、その事故にまつわる緊張感に、組織内の抗争や派閥争いが絡んで来る
新聞、という利益を追求する企業である以上、広告を出すことも大切、毎日宅配している販売店との関係を保つことも重要、
そして社外重役達の意見も尊重しないと将来が見込めない、という事情もある

普段当たり前のように読んでいる新聞でも、そういう"企業としての営み"があることなど殆ど考えたことは無かったし、その日の朝刊の1面TOPに何を持ってくるか、というだけであれほど熾烈なやり取りがあるとは思ったことも無かった

タイトルのクライマーズ・ハイ とは、興奮状態が極限に達してしまうと恐怖心が麻痺してしまうということらしい

これを"大事件に遭遇した記者の状態"と考えるのはこじ付けが過ぎるかもしれないけれど、連日ぎりぎりの状態で紙面を作りながら、少しずつみんなが"壊れて"行く様子も臨場感に溢れていて圧倒された

物語は航空機事故と、その同じ日にくも膜下出血で倒れた山登り仲間、安西の様子を描く"過去”の部分の章と、航空機事故のお陰で登ることができなかった衝立山に17年を経て挑戦する""の部分に別れている

最初はなんのつながりも無かったようなその3つが最後の最後に一気に1本になる

その時に文中の何気ないセリフが大きな意味を持つことがわかり、もう一度最初から読み直してみたくなった
このラストを"きれいにまとめ過ぎ"という意見もあるようだけれど、私はすごく感動したし、これ以外のラストは考えられない

どこまでがノンフィクションでどこからがフィクションなのかわからないけれど、(全てノンフィクションに感じられた)読後の疲労感を自覚したときに、この作品の凄さを実感した

とにかく、沢山の人に読んでもらいたい作品

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検証

2006-10-27 02:01:23 | 独り言

先日「リベリオン」のReviewに
DVDのケースだけ見たらマトリックスと間違えそう
と書きました

で、念のため比較してみましょう

↓マトリックス      と       ↓リベリオン
                      

うわぁ~、こんなに似ていて問題にならなかったんでしょうか

マトリックス公開が1999年で リベリオンが2002年かぁ

確かに、テーマや世界観などはかなり違うし、3年しか間がないから、単なる"真似"では無いと思うけれど・・・・


ストーリーや配役が決まって、さぁ衣装をどうしましょう、って時に、たまたま近所の映画館で上映していたマトリックス観ちゃったんじゃないのかなぁ・・・とか
DVDを発売することになってケースのデザイン考えなきゃって時に、たまたま近所のお店で平積みになっているマトリックスのDVD見ちゃったんじゃないのかなぁ・・・

とか、考えたくなっちゃうでしょ
(実際のところ、映画制作やDVD発売の流れを全く知らないのでてきとーなことばかり言ってますが・・・)


カーテンコール

2006-10-26 05:44:55 | 映画など_いろいろ


チルソクの夏 と似てるなぁ・・・・
カーテンコール

と思ったら監督が同じだった

確かに、在日韓国人の問題を語り続けることは大切だと思う
主人公の父親のように、無意識に差別的な発言をしてしまったり、主人公自身のように、たとえ好きな相手であっても"相手が在日だから"という理由で交際するのを躊躇ってしまったり・・・・というコトも(特にこの映画の舞台となっている下関地域では)まだまだ残っているのが事実だろう
でも、それを語るのはこの作品じゃなくてもよかったんじゃないかな、という気がする

例によって、夫の好みで借りてきてくれたので、まったく予備知識ナシで観始めた

パパラッチよろしく下世話なネタを追っていた女性が、1枚の葉書をきっかけに昭和三十年代の映画館で幕間に大声援を得ていた一人の芸人の半生を追い、ジャーナリストとして目覚める、という、成長物語であり、かつ、最近流行りの"古き良き昭和"に対する郷愁を描く作品だと思っていた

ところがところが、開始後約1時間で、もぎりのおばちゃんの「私の話はこれでおしまい」という台詞が出てきて「ここから残り1時間どうするの?」と思っていたら、どんどん話が広がって(逸れて?)しまって、これでもか、とばかりに色々なエピソードや人物が登場し、前半の藤井隆が醸し出していたほのぼのとしたノルタルジックな雰囲気は吹っ飛んでしまった

途中申し訳程度に、タウン誌の編集長とのやり取りが挟まれるけど、私から見たら主人公は暴走しているとしか思えない

芸人の現在を探っていくうちに、「彼は実は在日だった、今は母国で静かに隠居生活を送っている」ということがわかり、「みなと劇場の最後の日にもう1度だけ彼が再び舞台に立った」大喝采に包まれて幕、つまりカーテンコール

という程度でよかったんじゃないかなぁ

芸人の妻は夭折し、その後置き去りにされた娘は父親を憎み・・・なんていうのはなんだか"やり過ぎ"な気がした

鶴田真由が熱演だっただけに,最後の井上堯之の歌が良かっただけに、もうちょっと何とかして欲しかった

★おまけ
  最近私がレンタル屋に行くのを渋る(だって億劫なんだもーん)ので、
  何かリクエストしない限り夫の好みの作品を観ることが多い
  彼と私はちょっぴり好みが違うし、結果的に全く予備知識ゼロの作品を
  観ることが多くなり、それはそれで面白い

(2006/10/24 DVD)@,g

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プルーフ・オブ・マイ・ライフ

2006-10-26 05:37:14 | 映画など_いろいろ


原作は舞台劇らしい

プルーフ・オブ・マイ・ライフ

道理で台詞が繊細なワケだ、と鑑賞後に納得
グウィネス・パルトロウ、アンソニー・ホプキンス,ジェイク・ギレンホール、とオスカー受賞&ノミナーが揃っていて、終始淡々としつつもその演技力に最後まで飽きることがなかった

ただ、なんていうのかな~
主人公のキャサリンが"天才"っていう事実が、「私が書いた」のヒトコトで突然発覚したような感じだったので、私自身も姉やハル同様にそれが受け入れ難く、問題のノートが発見されたあたりからちょっと置いてけぼりをくらった気持ちになってしまった
どうせなら、(姉やハルが知らなくても観客だけは知っているような)キャサリンが父を超えるほどの才能を持つことを示すエピソードを前もって挟んでおいてくれれば、もっともっとキャサリンの気持ちを汲むことができて、応援したくなったんじゃないかなぁ、と思う

あ、でも、あそこで観客に
"実はキャサリンも大天才だったのだ~"
という衝撃を受けさせるという効果も捨て難いかな

どっちもどっちかもしれないけれど、私の好みとしては、姉やハルが信用していなくて作品中に1人も彼女の理解者がいない以上、観客はキャサリンの味方になれるような展開にして欲しかった

過去の父親とのやり取りが明かされる中で、ちょっとずつキャサリンの心の内が見えてくるのだけれど(その時のアンソニー・ホプキンスの演技がとても素敵)そこに至るまでは、私自身も姉同様に
"キャサリンは神経が参っていて妄想を抱いている
 父親と同じ病に冒されている
"
と訝しんでしまって、キャサリンのキレっぷりに眼を覆いたくなった

言い換えれば、グウィネス・パルトロウ の演技はとても良かったわけで・・・
才能を発揮する機会が無く、父の死を受け入れられず、父と同じ病気に冒されることにおびえ・・・・やっと心の拠り所になってくれると思えたハルにも信用されず・・・・という精神的に不安定な状態がひしひしと伝わってきた

最後にハルに対する信頼を取り戻す件は、ちょっと唐突のような気もしたけれど、まぁ、ラストはああやって落ち着くしかないのかなぁ、という感じ

数学に興味があり、「証明すること」の喜びを実感できる人はもっと違う観方ができるのかも知れない

私にとっては、ストーリー自体は凄く客観的に見ることしか出来なくて、グウィネス・パルトロウ(←コノ名前いい難い)とアンソニー・ホプキンスの演技が一番の見所だった

★おまけ
  ジェイク・ギレンホールはいいなぁ
  笑顔が最高デス
  オスカー二人の演技のせいで本作品ではちょっと存在が薄いのが残念

(2006/10/23 DVD)@ 279_148


顔 FACE/横山秀夫

2006-10-25 02:52:28 | 本など_いろいろ


先日読んだ「陰の季節」に続くD県警シリーズ

折角なので、こちらも再読

「陰の季節」の中の「黒い線」に登場する、似顔絵婦警が再登場
前作ではキーパーソンではあったものの脇役だったが、今回は彼女が主人公で物語が進んで行く

前作で納得できない上司の命令を拒んだら「だから女は使えねぇ」と捨て台詞を吐かれ、深く傷ついた主人公は半年間の休職の後、広報課で復職する

本人は元の鑑識課に戻り、似顔絵婦警として復帰したいのだが、広報課から電話相談室など不本意な部署に回され、男性社会の中で振り回され続ける

とにかく全編を通じで、主人公瑞穂の真摯な姿には感心する
幼い頃から「ふけいさんになりたい」と言っていただけあって、全てに対して真面目でまっすぐだ(それ故"黒い線"では深く傷ついてしまうわけだけれど)
時には後輩に
「平野さんは正しすぎで嫌い」とまで言われてしまう

とは言っても、決してスーパーウーマンではなくて、男性優先の署内での理不尽な扱いにキリキリしたり、たまたま電話を取った相談室の相談相手と一緒になって苦しんだり、拳銃を持て余してしまったり・・・・
でも、いざ捜査となると恐るべき集中力と着眼点で犯人逮捕の糸口を発見したりもする

そのあたりの苦悩とがんばりと活躍の描写がとても丁寧で、私も毎日愚痴ばかり言ってないで自分自身ががんばらないとなぁ・・・という気にさせられた

陰の季節同様の警察モノだけど、主人公が女性だけに全体のイメージが柔らかく感情移入しやすい(主人公と同性であるのももちろん)
又、別の視点から私達の知らない「警察」という組織の内部を知ることが出来たような気がする

★おまけ
  なんと仲間由紀恵でドラマ化されているらしい
  ちょっとイメージ違う気がするけど・・・・・観てみたい
 
★おまけのおまけ
  先日本棚を購入
  前後2列になっていて、前側がスライドするずっと欲しかったタイプ
  それを機会に、本棚に突っ込みっぱなしだったり出窓に積み上げてある
  文庫本達を整理しようかなぁ・・・・・と、思い、作業を始めた途端に
  昔購入した本がやたら気になってしまって、連続して再読
  ま、今月は米米のライブがあったり(グッズ買い過ぎ)
  USJ行ったり(やっぱりグッズ買い過ぎ)と何かと出費が多かったので、chンcyン
  ちょっと新規購入を控えている、という事情もアリ

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リベリオン 反逆者

2006-10-25 00:59:26 | 映画など_いろいろ


DVDのケースだけ見たらマトリックスと間違えそう
リベリオン 反逆者(HD-DVD)

これは、頭を空っぽにして事前情報ナシで観るといい
夫が
クリチャン・ベール好きでしょ」と私の知らない間に借りてきてくれたのでまさしく私はソノ状態(頭空っぽ事前情報ゼロ)で観ることが出来、Luckyだったのかも

舞台はWWⅢ終結後の近未来
政府は、争いごとを無くすために薬で全ての感情を殺している

なんとなくありがちな設定
あまりの全体&独裁主義やその旗印などちょっとナチっぽい
なんてコトを思っていたら・・・・

いや、参りました
「ガン=カタ」

この映画はこれに尽きる
いや、むしろこれしか印象に残っていない、とも言える
深刻めいた舞台背景や物語に意識を集中すると、進行は遅いし、何より登場人物は皆無表情だし・・・・て眠くなる(実際夫は途中で寝てしまった

前半ショーン・ビーンが出て来た時には"をっ?"と思ったけど、あっという間にいなくなってしまって印象は薄いし・・(セリフ無茶苦茶少なかった

衣装がマトリックスっぽいなぁ、なんて思っていたらすぐに激しい銃撃戦
マトリックスのパクリ?なんて思う間もなく、無意味(に見えた)なアクションで拳銃ぶっ放す能面のようなクリスチャン・ベール

そのアクションは凄すぎて笑っちゃうくらい
"わはは~、なにあれ~、すご~い、あり得な~い"の連続

それを全て無表情で華麗にこなしてくれるクリスチャン・ベールに拍手しそうになった

そもそも、自分の意志で薬を打たせるなんていう政府のやり方も中途半端だし、平和維持の為、と言いつつ感情違反者とはド派手に闘って殺すし、"人の感情を事前に感知できる"と言ってる割に、妻や子供や上司のことに鈍感なのは情けないし・・・とツッコミ所は満載

犬は助けるのに、相棒の彼女の火刑される時はすぐ諦めたり、近未来だって言ってる割に車やバイクが現代そのまんま(しかも凄く一般的)っていうのもちょっと情けない

でも、何度も言うけれど、上に書いたあれもそれもこれもどれも
ガン=カタ」に全て吹き飛ばされる

ガン=カタ」とは、銃を撃つ時の「型」(空手やカンフーみたいな

その型が無駄にオーバーアクションだったり、敵に背中を向けまくりだったり、・・・・と、冷静になると観ちゃいられない
が、本当にしつこいけど
いいの、「ガン=カタ」は凄いんだから、わはは」で全て◎

他にも、殺されそうな犬を前にいきなり「どうする~、アイフル~♪」になっっちゃったりとか、拳銃の柄で相手を殴りまくる様子が子供がヒステリー起こしてモグラタタキしてるみたいだとか、最後のボスとの勝負は猫がじゃれ合ってるみたいだとか・・・・挙げるとまだまだ出てきそうだけれど・・・・・

ALL O.K.
Great「ガン=カタ」!

なんだかアラ探しと"「ガン=カタ」万歳"だけでReviewになってないけれど、ま、私にとってはソレダケの作品だった

★おまけ
  Wikipediaにこんな解説が・・・・
  ををっ
  ウルトラ・ヴァイオレットにもガン=カタが!?
  これは観るべきか?

(2006/10/22 DVD)g,@


びっくりしたなぁ

2006-10-25 00:41:13 | 独り言
帰宅して、ネットにつないだらいきなりこのページが様変わりしていてびっくりしました

ありゃりゃ

“「ブラックジャック」テンプレート配布終了のお知らせ”

このことは知っていたつもりだったけど、切り替わるのが今日だってコトはすっかり忘れてました

あのテンプレート気に入ってたのになぁ・・・・

ということでとりあえず、変更します
でも、じっくり選んだわけではないので、またコロっと変えちゃうかも

グレイテスト・ゲーム

2006-10-24 06:15:07 | 映画など_いろいろ


1913年全米オープンを制したアマチュアゴルファーの実話
DVD

別の作品のDVDを観た時に予告を観て"これは是非観てみたい!"と思いレンタル

実話だけにラストはわかっているんだけど、長いパッティングの時とか深いバンカーを抜ける時などは思わず息を止めて見入ってしまった

当時のファッションはもちろん、ゴルフ道具や今とはちょっと違うルール、そしてスポーツの世界でありながら、自分の力ではどうにも出来ない"階級"という分厚いカベ、等々、(恐らく)忠実に再現されていて100年近い時の流れを実感したけれど、そうした隔世の感をしっかり表現しつつも、"ゴルフ"というスポーツの普遍的な人気や魅力はもちろん、"努力"や"相手を敬う気持ち"や"家族愛"といった使い古されているようでありながら大切なモノもとても丁寧に描かれていたと思う

地味な作品だけど観た後にすがすがしい気分になれた
(2006/10/22 DVD)@ 342,105


ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女

2006-10-24 06:11:32 | 映画など_いろいろ


期待していなかったので・・・・

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女

公開当時、観にいった知人の感想は「まぁまぁ」というものが多かった
ド派手な予告だった割には興業成績も「まぁまぁ」程度だったと記憶している
そんなこともあって、なんとなく我が家の優先鑑賞順位が下がってしまい、映画館で観ることなくいつのまにか劇場公開も終わってしまっていた

で、今回レンタルで鑑賞
"思ったより"面白かった

原作未読だけど、本屋で手に取ってぺらぺらっと見た限りでは「子供向けの童話」だった
この作品も良くも悪くも「子供向け」に感じられた

全て軽~く甘~くさら~りと話が進み「え?これで終わっちゃうの?

子供向け、だと思えば必要以上にじとじとどろどろした心情描写をすることもない、ということなのかも知れないけれど・・・・

それにしても、戦争から逃れて疎開したはずの子供達がなんの葛藤もなく闘いに参加して(しかも長男はなぜだか滅法強いし)相手を傷つけまくるのは納得しづらいし、"ライオンと魔女"の"善悪"の根拠の説明が少なくて、"魔女ってそこまで悪いヤツじゃないのでは?"という気がしてしまった

この魔女は別に人を殺しまくってる訳でもないし(石にされてもライオンが一吹きすれば戻っちゃう程度)過去に何かとんでもない悪いことや残虐なことをした、なんていう説明も無いし、話し合いにはとても素直に応じるし・・・・・
ちょっと冷静に考えると、ライオンと魔女の双方は「ナルニア国を支配する」という同じ目的を持っていて、やってることも考えてることも同じなんじゃないの?って・・・・
それと言うのもティルダ・スウィントンがやけにカッコいいのに対し(私自身ティルダ・スウィントンという女優さんはちょっと苦手なのだけれど)CGのアスランがちょっとトホホだったのが原因なのだろうと思う

魔女のティルダ・スウィントンは凄く威厳も迫力もあって、CGのアスランはただのライオンでしかなかった
しかも、そのただのライオンにヘタに人間臭い表情をつけようとするから、威厳も何もあったもんじゃなくて・・・
リーアム・ニーソンの声で辛うじて重厚さを出していたものの、""という崇高さや迫力はあまり感じられなかった
逆に、ビーバーやキツネはその人間臭い表情ですごく愛着を感じたけれど・・・・)
で、魔女のあまりのカッコよさに、最後は
それで死んじゃうの?」なんて、思わず魔女を応援しちゃったり・・・

そんな理由で闘いが終わった時にも何だか私自身はすごく冷めてしまっていた

やっぱりファンタジーたるもの、その世界にどっぷり浸かって登場人物たちに感情移入できないと・・・・と思う
そういう意味では上に書いたこと(疎開中に別の場所で闘う、とか)の他に
・おにーちゃんもおねーちゃんも切り替えが早いなぁ・・・
・おねーちゃん、せっかくの弓矢もっと使えばいいのに!
・アスランが死んでるって、見た目で判断しないで薬呑ませてみればいいのに!
等々・・・・

こんな風に思ってしまうのは私がオバサンだからなのかな

ま、でも、色々ケチつけてしまったけれど、冒頭に書いたように
思ったより面白い

つまらなくないし、140分を長いとも思わなかった

指輪物語も第一作目の時はワケわかんないまま、最後まで突っ走ってしまった感じだったけど、三作全て観終わってみたら私の中で「名作」になっていた
この作品も原作どおりであればまだまだシリーズが続くはず

今後に期待したいと思う
子役達は皆イマイチだったけど、成長した彼らは皆素敵だったし

★おまけ
  原作はキリスト教の観念が織り込まれているらしい
  予言とか、復活とか・・・確かにそういう単語は出てきたけれどなんだかイメージ違うなぁ

(2006/10/22 DVD)g,@,o 342_105
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祝!! 飛行再開!!!

2006-10-23 00:44:21 | 音楽など_米米CLUB
すごい!むちゃくちゃ嬉しいです!
ゴスの新曲をヘビーローテーションで聴きつつ、ネットにつないだら米米クラブからメッセージが!

ファンの皆様へ

きゃ~~~~
期間限定解除!ってコト!?
思わず涙が出てきちゃいました

期待しちゃいけない、あんまり舞い上がっちゃいけない、期間限定なんだから・・・・
ってずっと思っていたけれど、あのライブでの盛り上がりを体験して、心のどこかで
ずっと続けてくれたらいいのに、こんなに私たちみんな応援してるのに・・・
って思ってました

その思いが伝わったんだね!
ありがとう、米米

私も一緒に飛んじゃうぞー
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久しぶり

2006-10-22 21:05:40 | 独り言

高校時代の部活仲間と食事をして来ました

といっても、新年会に続いて4人だけ・・・・
最近メンバーが固定してきちゃったなぁ

学生時代の仲間で定期的にこんな風に年に2~3回逢うのは
高校時代のこのメンバーだけです

マメな子が毎回企画してくれるからに他ならないのですが
そうじゃなくても、やっぱり高校時代の仲間がなんだか一番懐かしい

中学までの友人は、ある意味"地域"という括りで偶然一緒に学ぶことになった友人達
(もちろん今でも付き合いの続いている仲間は沢山いますが)

大学は(自分の志望校じゃなかったり、家庭の事情があったり)で、みんなには申し訳ないけど、ちょっと付き合いが浅かった仲間(ごめんなさい)

それに対して、高校は貴重な青春時代を共に過ごした、とか、それなりに育ってきた環境や価値観が似通っていた、とか、そして何より良い人ばかりだった、ということもあってなんだか一番深く長く付き合いが続いています
久しぶりに逢っても何も気を遣うことなくすぐに打ち解けられる感じ

とは言っても、あの頃はバカやったり一緒に熱く語り合った彼らも、一流企業の中でそれなりの地位に付いている人ばかりで、きっと一社会人同士として出逢ったら私なんか相手にされないのかも・・・・

お気楽派遣社員の私は感心することばかりだけど、こうやって誘ってもらって一緒に飲んで話して笑っていられるって本当に幸せだなぁ・・・なんて帰りの電車の中でどっぷり満足感に浸ってました

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