昨今のブームに乗って…と、言うわけでもないのですが、富士山に登って来ました
とにかく疲れた~
なにせブームなので、駐車場や登山道も相当混雑するらしい、余裕を持って早めに出発しよう、と言うことで、17時には駐車場に到着し(その時にはほぼ満車)18時過ぎくらいに五号目を出発しました
その時点での天気は雲が多目の晴れ(←これは曇り・・・?)
天気予報は曇り時々雨
もし、出発する時に雨が降っていたらいったん登るのはやめて、朝になるまで様子を見よう、ということにしていたのですが、月が出るほどの予想外の好天に迷わず登山開始
前半は本当に好調でした
殆ど寒さを感じることもなく、六号目、七号目を通過
このままでは、頂上で4時間くらいご来光を待つことになりかねないよ、なんて言いながら、のんびりのんびり登っていました
しかし!やっぱり富士登山はそんな甘いものではなかったです
八号目の手前くらいから霧が出始め、上着やリュックがじっとり…と言うよりもむしろぐっしょりと濡れて来ました
さらに風も出て来て、体感温度は真冬のスキー場並
山小屋で止まるたびにどんどん厚着になっていったのですが、それでも、顔や耳は隠しようがなくて、手は悴むし顔はぐしょぐしょだし・・・かなり辛い状態になってきました
しかも、途中時間稼ぎも兼ねて地面に寝転がって転寝したり、高山病を恐れて休憩を取り捲っていたら、いつの間にか大粒の雨が降り出し、山道は大渋滞
すでにかなり心臓の負担が大きくなっていてスタスタ歩けない状態だったので、渋滞でなかなか進まないのは却って好都合ではあったのですが・・・・、とにかく山道がヒトヒトヒト・・・で、雨の中みんな物好きだなぁ・・・なんて自分のコトは棚に上げて感心するやら呆れるやら・・・・
結局、悪天候でご来光がいつだったのかもよくわからぬまま(でも絶対間に合わなかった)心身が疲れきった状態で午前6時前になんとか10合目に到着
とにかくひどい雨・風・霧だったので、剣が峰に上るのもお鉢巡りも諦め、葉書出してお味噌汁飲んでちゃっちゃと下山しました
帰り道は登り道とは違う経路、"大砂走り"を選択
天気がよくて砂が乾いていれば、砂の上をすべる様に駆け下り、1歩で2mも進むことができる、という道です
が・・・・・生憎の雨
岩だらけの道をジグザク下るよりはかなり効率よく進むことができたのは確かなのですが、全身びしょ濡れの上に足元砂・・・というより泥だらけ、が加わってお世辞にも"爽快な下山"とは言い難かったです
(さらに最悪なことに、私のトレッキングシューズが崩壊してソールが剥がれてしまったし・・・・とほほ)
と、こうやって書き連ねると散々だったのですが、なんとか5合目まで戻ってきた時にはそれなりの達成感もありボロ雑巾のようになりながらも気分は悪く無かったです
コレだけ酷い状態を経験すれば、次にどんな目に遭おうとも
"あの時よりはまだマシ"
と、がんばることができるよ、きっと
と言うわけで、いつかまたリベンジ(剣が峰&お鉢巡り 達成を目指して)するぞ!
★おまけ
その日は、自衛隊の訓練か競技のようなものがあったらしく、登山中も下山中も自衛隊員が沢山!
特に下山道ではコーナー毎に無線を持ったお兄さんが待機していて、
"もし、私がここで強風に煽られて滑落しても、きっとこの迷彩服のお兄さん達がすばらしい連携プレーで助けてくれるに違いない"
と、勝手に確信して安心して下山することができました