奥様的部屋

主婦の独り言&映画や本の話もちょこちょこ(ネタバレあり)

アンタッチャブル

2006-11-30 04:36:57 | 映画など_いろいろ


アンディ・ガルシアとの出逢いの作品
アンタッチャブル

初めて観たのは映画館
次はVHSでレンタルしたのかな
で、DVDになってからも数回
今回また何年かぶりに観て、やっぱりとても良かったのでDVD購入を検討中

以前も書いたかもしれないけれど、実はケビン・コスナーはあまり好きじゃない
でも、この作品では、その時代、テーマ、ロバート・デ・ニーロ、アンディ・ガルシア、ショーン・コネリー、とケビン・コスナーのマイナス(←って言うのも失礼だけど)を埋めて尚余りあるほど私の大好きなものばかり

初めて観た時には、アル・カポネや禁酒法なんて単語そのものくらいしか知らないまま、とにかく
すごぉい、かっこい~、この映画好き~
と誰彼構わず薦めまくっていた

で、私自身歳をとり、それなりの本数の映画を観てスレてヒネくれてきた今でもやっぱり「大好き」であることに変わりないけれど、ストーリーがちょっと甘いとか、余りにも展開がミエミエで直球型勧善懲悪的過ぎる、とか2時間でなんでもかんでも詰め込みすぎ・・・・とか(若かった頃には全く気にならなかったことばかり)他の作品だったらきっとチクっと言ってたなぁ、と思う部分も無いわけではない

それでも、
全くキャラクターの違う「アンタッチャブル」メンバーと、アル・カポネの配役の妙
ジョルジオ・アルマーニの衣装(特に帽子)
1930年代の街並みや車
鑑賞後、つい口ずさんでしまった音楽

等々、好きな点を上げたらキリが無い

中でも特筆すべきはやっぱり、駅の階段のシーン
乳母車を足で支えたまま「You got it?」(狙いは?)「Yeah, I got it.」(完璧です)
きゃ~~、しびれちゃう

あそこだけ、何度も繰り返し観たいデス
やっぱりDVD買っちゃおうっと

★おまけ
  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ でロバート・デ・ニーロのファンになり、
   数年後、彼が出ているという理由で鑑賞したこの作品で、ギャングもの&アンディ・ガルシアのファンになった
  これがそのまま、ゴッド・ファーザーにつながり、それまでジャッキー・チェンばかり観ていた
  私の映画の好みが変わって行った
  そういう意味では記念すべき作品なのかも

(2006/11/27 DVD)330_155

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バーバー

2006-11-29 22:01:59 | 映画など_いろいろ


中年男性の人生の機微・・・?
バーバー

色彩の薄い映像
公開時はモノトーンだったらしい
殆ど台詞が無く、モノローグばかりの主役
静かな音楽

全編を通じて不思議な雰囲気に包まれ、主人公の感じている疎外感や孤独感などが画面からあふれ出ている感じがした

日常的に「I love you」なんて言う妻(と言っても上司と浮気しているらしい)と一緒にしても感じる孤独感
のべつまくなしにしゃべり続ける相棒といてもその声は殆ど耳に入ってこない
自分の存在に不安を覚え、ちょっと違うことに手を出してしまったばっかりに、思わぬ方向に事が進んでしまう
そんな状況にとまどいつつも「ま、いっか」とばかりにぷかぷかとその流れに乗って漂っている感じの主人公

見ている私の方が先の展開が読めなくて、いつの間にか凄く惹き付けられていた
ラスト、最悪のパターンではあるけれど、なんとなく清清しい開放感に包まれた気がする

この感情は実は主人公も同じなんじゃないかな・・・と思った

★おまけ1
   原題は
The Man Who Wasn't There
   ん~、なんだか深い

★おまけ2
  ビリー・ビス・ソーントンはあまり好きじゃないんだけど、やっぱり上手い  タバコの吸い方1つ取ってもとてもサマになっている
 
★おまけ1
  スカーレット・ヨハンソンが"お礼"をするシーン
  「ガープの世界」の二の舞になるのかと・・・・

(2006/11/24 DVD)385_111
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ミュンヘン

2006-11-28 21:53:55 | 映画など_いろいろ


イスラエルとパレスチナが・・・・
ミュンヘン スペシャル・エディション

冒頭に、「事実にInspireされた物語」という断りが入る
タイトル以外の事前情報をは殆ど無しだったので、なんとなくオリンピック村で起きた惨劇の背景を描いたものだと勝手に思っていた

実際には、それが物語のスタートでミュンヘンでの事件後、モサドの工作員が復讐を重ねて行く・・・という展開で、ちょっと驚いた

君は存在しない」と言われた工作員は、なんだかプロの殺し屋には見えない
標的の娘を殺しそうになってしまったり、爆発が強烈過ぎて焦ったり、子供が産まれたからと内緒で祖国に帰ったり、なんだか私が持っている"工作員""テロリスト""殺し屋"のイメージとはちょっと違う

更に、全編を通じて主人公が苦悩しつづけるのは、祖国と家族との板挟み
その二つは、どちらも"home"と表現される

この作品を観て、彼らも私達とそんなに変わらない感情を持っているんだなぁ、と感じた・・・
なんて、暢気なことを言っていられるような内容では無いのだけれど・・・・
正直なところ、日本人であり、国際情勢に疎い私には、多分この作品の原作者や監督やその他のスタッフ達が伝えたかったことの半分も理解できていないと思う

 それでも、心に残るシーン(映像・音楽・台詞)はたくさんあったし、2時間半以上もある長さを感じずに鑑賞した
知っておかなくてはいけないこと、目を逸らしてはいけない事実など・・・・・

テロの報復が殺人じゃ永遠に争いごとはなくならない・・・・・
今まで私はそう思っていたけれど、この作品を観てそんなことで割り切れない人々の苦悩が(なんとなくだけど)伝わって来た
 
今は小学生みたいな感想しか持てないけれど、この問題に関心を持ち、真剣に考えるきっかけにすることができれば・・・と思う
(2006/11/28 DVD)308_144

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X'mas at USJ!

2006-11-27 22:47:21 | 独り言

土曜日にUSJに行ってきました

今回のメインテーマはクリスマス
去年に引き続いての日本一のクリスマスツリーに加え、
今年はそのクリスマスツリーの下でクリスマスキャロルが歌われる、ということで、防寒対策ばっちりで出かけました

もう、パーク内はクリスマス1色!
各建物や看板はもちろんキャラクター達もスタッフもみんなみんなクリスマスモードです
←例えば入り口のゲートはこんな感じ

それが本当にきれいで可愛くて
で、ふと気が付くと、ゲストの多くもサンタさんの帽子をかぶったりしてクリスマス気分いっぱい
パーク内のBGMもクリスマスソングばかりで、ここはホントに日本かしら?って気持ちになってしまいました

私も、気後れしていないでクリスマスものはちゃんとCHECKせねば・・・ということで、
アトモスフェアもクリスマス特集を選んでスケジューリング
いや、相変わらず手を変え品を変え楽しませてくれます
こうやってシーズンごとに必ず"新しい何か"があるので、何度も足を運んでしまうのです

中でも今回のお気に入りはアトモスフェアは"エンジェル"
ここで種明かしをしてしまうと面白くないので写真だけにしておきますが
これからUSJに行く予定のある方は是非"エンジェル"をチェックし、一緒に写真を撮ってください
 ←こんなの 

で、実は今回の目的にはクリスマスイベントに加えて
モンスター・ライブ・レビューショーファイルナル ~片想いの輪舞曲~」もありました
毎年恒例のスペシャルショーですが、"ファイナル"とあるからには見逃すわけには参りません

夏の「ウォーターワールドスペシャルショーファイナル」は面白かったものの、全体としてはイマイチだったので「今度は頼むよ」な気分でチケットを買いました
で、結果
とっても面白かった

歌もダンスももちろん、ストーリーも凝っていてしっかり楽しみました
さらに特筆すべきは、メインステージが終わった後のアナウンス
なんていうのか、ああいうところで楽しませてもらえると思っていなかったので大喜びしちゃいました

で、夏の「ウォーターワールドスペシャルショーファイナル」の時にもアナウンスされていたのですが、こういう形式(パークのキャラクター"ビートル・ジュース","ディーコン","綾小路麗華"によるステージ)はもうネタ切れでおしまいだそうです
で、来年からは「劇団USJ」が結成され、更なるエンターテイメントショーが予定されているとか・・・
ん~~~、期待が膨らみます

ビートル・ジュースファンの私としては、ちょっとさびしくもあるのですが、(レギュラーステージでは見られない彼の姿を見る機会がなくなっちゃうからね)「劇団USJ」とっても楽しみにしてます

と、そんなステージを見て大笑いして外に出たらすっかり日が暮れて、気が付けば「クリスマス・キャロル」スタート時間を過ぎていました

で、慌ててツリーの所に向かおうとしたら・・・・
うわ~~、すごい人
音はもちろんスピーカーから聞こえてくるのですが、できることならツリーの根元にあるはずのステージも見たい!
ということで、人垣の隙間を見つけ、思いっきり背伸びして(脹脛ツリそうでした)はるか遠くのステージの半分くらいをやっと見ることができました

でもでも、半分くらいでも豆粒のようにちっちゃくてもすごくすごく感動しました
次々と色が変わる大きなツリー、天使の羽をつけたバレエダンサー、美しい歌声
クライマックスには、二人の天使が高く高く上がってその背景には雪が舞って・・・・・
気が付いたら、涙が溢れそうになってました
←やっぱりわかりにくいなぁ

今度行くときには、事前にちゃんと場所取りして、もっと近くて全体がしっかり見える位置で心行くまで堪能したいです
それが叶ったら大泣きしちゃいそうですが

私自身、出かける前は、「まだ11月だし~」なんて思っていたのですが、いつの間にか頭の中がすっかりクリスマスシーズンに切り替わっていて、帰宅後慌てて、玄関の飾りつけなんかしちゃいました

ああ、楽しかった

↑こんな風にツリーの色がどんどん変わります

←メインストリートもイルミネーションで飾り付けられていました

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紅葉&桜

2006-11-26 20:24:35 | 独り言

お天気がイマイチでしたが、紅葉狩りに行ってきました

日当たり具合とか、楓の種類などで微妙に色づき具合が違って
とてもきれいでした
 

こういうもの愛でる気持ちって大切にしたいなぁ

と、紅葉を楽しんでいたら目に付いたのが桜の木
小さな花をつけた若木が沢山ありました


たまたま、先日読んだ雑誌にこんな記事によると、不時現象、と言うらしいです

以下、抜粋~

「直截的な原因は、落葉の季節の前に葉っぱが落ちてしまうこと
  例えば、台風の強い風や害虫の発生などが主な要因」

「葉っぱからつぼみに対して、成長を遅らせる物質が出ているため
  葉が落ちると、その物質が途絶えて、つぼみが開いてしまう
  つまり、季節にかかわらず桜が咲いてしまうことになる」

桜は普通、気温の高い夏のうちに翌年のつぼみの原型を作る
そらから春に花を咲かせるまで、つぼみが凍る恐れのある厳しい冬を乗り切るために、
動物と同じように休眠をする
その休眠を誘導するための物質が、葉からつぼみに送られている、という仕組みで
葉が落ちれば、3~4週間で開花する

ということで、今年は九州地方を中心に桜の開花情報が沢山寄せられているそうです
ちょっと検索してみたら、こんなお知らせまで・・・・・
多分気象台への問い合わせが多いんでしょうね~

でも、よく考えると、この桜たちはもう春には花を咲かせないってコト・・・・?
それはそれでかなり寂しいなぁ・・・・・

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父親たちの星条旗

2006-11-25 01:00:03 | 映画など_いろいろ


硫黄島プロジェクト第1弾
公式サイト

激しい戦闘シーンが繰り広げられながらも、なんだか淡々とした印象が残った
映像と対照的に抑えられた音楽のせいもあるかもしれないが、そもそもこの映画のテーマが戦闘そのものではなく、戦地から帰還した(させられた)兵士達の"その後"だったからだろう

そして、その"その後"も含めて、戦時中のアメリカ本土の様子は、(私が知っている範囲の)日本のそれとは大きく違っていて、なんだか違和感を覚え、結果的にちょっと冷めた眼で鑑賞することになってしまった

あの、「星条旗を掲げた兵士達」のツアーの様子
戦時中の日本国内の様子(私の知っているレベルなんて"蛍の墓"クラスですが)からは考えられない
それが当たり前のように描かれていたこと、そして、あそこまで彼らを英雄視することに実感が沸かなくて、その為に3人の兵士の苦悩もなんとなく"ヒトゴト"の感じがした(いや、実際ヒトゴトなんですけど)
私がアメリカ人だったらもっと違ったことを感じられたのかもしれないけれど

ただ、"共感"という意味ではノリ切れなかったとしても、この作品には色々なことを考えさせられた

まず、アメリカで作られたWWⅡ映画として、ここまで自国(=アメリカ)に対して客観的に批判さえ込められた作品は、今まであまり観たことがない
と、もちろん、私の知識の範囲内のハナシですが・・・・
私の知っているいわゆる日本を敵国としたWWⅡ映画というのは、おしなべて、「アメリカ万歳」で、米軍をヒーローとして描いているイメージがある
もちろん戦争であるから悲惨なシーンもあるけれど、台詞の中では「ジャップ!」が連呼され、日本軍は真面目なだけがとりえの前時代的な集団・・・
という感じ

ところが、この作品では、日本軍はほとんどその姿を見せず、言うなれば不気味なゲリラ集団のように描かれているし、「ジャップ!」という単語もあまり耳に入ってこなかった

鑑賞前
硫黄島プロジェクトの第1弾では、アメリカサイドから、第2弾では日本サイドから硫黄島の戦いを描く
という、とてもいい加減な事前情報だけしか知らなかった時には
きっと、第1弾で、"アメリカ万歳" なのを作って、第2弾で、それの埋め合わせみたいに、"それでも日本軍も家族の為にがんばった"みたいなのを作ってバランスを取るって感じかなぁ」と思っていたのが、いい意味で裏切られた感じがした
第2弾も期待できそう

そう言った点も含めて、戦争でもヒーローでも立場によってどうにでもなり得る、ということを今更ながら強く感じた
上に書いた通り、アメリカが描いたWWⅡ映画でも悲惨なのは日本の軍人だけではない、とか、作品中のことで言えば、星条旗を掲げたということでヒーロー扱いされようとも、「インディアン」であるが故に街の酒場からは追い出されてしまう、とか・・・

これまで様々な戦争映画を観て、色々わかったつもりになっていたけれど、やっぱり私は何もわかっていない

戦争映画を観るたびに、製作者によって作られたイメージ(アメリカ寄りだったり日本寄りだったり)にその都度単純に感動してしまっている

「硫黄島の戦い」「第2次世界大戦」等々・・・
単語としては知っていても、もっともっと客観的な事実を知らないと、本当に戦争映画を語ることはできないなぁ・・・

と、なんだかまだちゃんと頭の中で整理できていないので、とりとめもなく書いてしまったけれど、最後にあとヒトコト

本編の後に流れた「硫黄島からの手紙」の予告にすごく感動してしまった
やっぱり私は日本人だ
(結局単純に肩入れしちゃうんだよね)

★おまけ
  イギーの最期とか、砦の中で自決していた日本兵の詳細は
  「硫黄島からの手紙」で明らかにされるんだろう
  ちょとコワイ
 

 

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真相/横山秀夫

2006-11-24 23:57:51 | 本など_いろいろ


警察モノじゃない横山秀夫
真相

ここでも何作品も紹介してきたし、巷でも評判になっている通り、警察内部モノが有名な横山秀夫
今回は、警察の人ではなく、どちらかというと犯罪者に近い側の一般の人々が主人公の短編集

私が横山秀夫の作品でいつも、凄い、面白い、と感じるのは、「組織」の描き方だ
警察であったり新聞社であったり裁判所であったり・・・
縦横が複雑に絡み合った人間関係のキリキリした部分が浮き彫りにされ、ついつい夢中になって読んでしまう

そういう意味では、この作品集はちょっと違う
どちらかと言うと各編の主人公達は「負け組」サイドで、組織から爪弾きにされた人達
そして、犯罪者に近い故に主人公はいつも不安に駆られていて、孤独だ

とは言っても、やっぱり横山秀夫の緻密な心情描写は見事で、読んでいるうちにすっかり主人公に感情移入してしまい、読んでいる間ずっと不安で暗い気持ちだった

特に第2編の「18番ホール」
楽勝だと言われていた選挙で、だんだんその勝ちが怪しくなり、負けることによって暴かれるかもしれない過去に怯え、内面から壊れかけていく主人公の心情描写は本当にイヤになるほど人間臭くて醜くて重苦しくて・・・・最後に一瞬浮き上がったかと思うとまた奈落の底に突き落とされ・・・・
読んだ後のいや~な余韻はしばらく忘れることができそうにない

全編にわたって
人は不安に駆られると、こうまで人を信じられなくなるのか
と言う醜い部分がこれでもか、というほど描かれ、読後感がいいとは言えないかもしれない

それでも素晴らしい作品であることは間違いないと思う

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変身

2006-11-23 05:44:46 | 映画など_いろいろ


先日原作を読んだばかり
変身

物語のテーマはもちろん原作通り
でも、話の流れと言うか運び方というか、が違うだけでこうまで変わってしまうものなのか、ということを痛感した

今までにも原作に思い入れがある作品の映画化のたびに、新たな感動を味わったり落胆したり・・と様々だった
で、そのたびに「原作と映画を比較するのは、どっちの作品に対しても失礼だ」と、なるべく頭を切り替えるようにして来た・・・つもり
実際はなかなか難しいけどね

で、この作品
原作は、純一の感情、恵の日記、堂元教授の記録・・の3つの視点で描かれている
純一の変身していく様子が、ある時は、彼自身の主観的な苦悩として、ある時は、恵が感じる恐怖として、そしてある時は、実験動物を眺める教授の極めて客観的な観察記録として語られる

それに対して、本作品では、ひたすら純一本人と恵の苦悩を見せ付け、その前後や背景の描写が少ない為「なんだかわかんないけど、大変なことになってるっぽい」という程度で、登場人物と自分との間に温度差が出来てしまい、あまりのめりこむことが出来ない

確かに、2時間足らずで東野圭吾の分厚い原作の緻密な内容を全て織り込むのは不可能だと思うし、純一と恵に焦点を絞って物語を進める、という手法も悪くないと思う

でも、ちょっと絞りすぎかなぁ
原作を読んでいる私ですら、「あれれ?」と思うような場面展開だったり、大切なキーワードがちょっとだけ出てきてほったからかしにされたり、と、なんだか"雑"に思われるシーンがいくつもあった

原作と比較するのはよくない、と言いつつ、思いっきり「原作では・・・」を連発してしまったが、やっぱり期待はずれに終わってしまったことは否めない
ラスト、ちょっと泣かされてしまったほどの蒼井優の熱演がなんだかもったいなかった

(2006/11/19 DVD) 363_153

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RIZE

2006-11-22 00:00:26 | 映画など_いろいろ


這い上がれ!
RIZE

全編ダンスダンスダンス
黒人の人たちを差別するつもりは全く無いのだけれど、やっぱりあのリズム感、鋼のような肉体、そして、色々な感情を音楽やダンスにぶつける表現力の豊かさというのはすごい、敵うわけない、と今更ながら改めて思った

どこにもぶつけられない怒りを爆発させるかのような、クランプダンス
まさに神がかり的な手足の動きは、冒頭にわざわざ「ダンスシーンは早回しではありません」なんていうクレジットを入れるのも当然だと思わずにはいられない

ダンスが彼らにとってどれほど精神的な拠り所になっていて、それを広めたトミー・ザ・クラウンがどれほど大きな存在であるか、という辺りの話の流れはとても説得力があったし感動した
"ダンスが無かったらギャングになって死んでた筈だ"
今の私の平穏な暮らしからは想像もできないけれど、そういう環境下だからこそあの力強いダンスうまれたのだろう、と思うと、私達にかなうわけが無い、と思わされる

数々のストリートやスタジオでのダンスシーンのクライマックスはもちろんバトル大会
それぞれのステージ上でのダンスは本当に素晴らしくて、見ている私もついつい力が入ってしまった
そう、どっちのチームも素晴らしいよ、あなた達全員凄いよ
と、画面に向かって拍手したくなった

だけど、その後の、八百長が云々とか(殺してやる、とか)トミーの家の空き巣狙いやギャングの娘が殺されちゃった事件とか・・・・

あれ?この作品のテーマって、"勝つ"とか"負ける"とかじゃないでしょ?
自然発生的なダンスが、貧困街の子供達を救い、曲がった道に進みかけていた青年が熱中するものを見つけ、いくつかのグループに分かれても目指すものは同じで、お互いにリスペクトし合ってて・・・・・・・じゃないの?

確かにドキュメンタリーなんだから現実をきちんと描くことは大切だと思うし、ああいう悲惨なエピソードがあったから最後の"這い上がる"という言葉に重みが出たのかもしれないけれど、ん~・・・バトル大会の余韻を残したまま終わって欲しかったなぁ・・・・
 
  ★おまけ
    正直なところ、クランプダンスがカッコいいかどうかは疑問
    ストリッパーダンスが元になっているというだけあって、決して上品とはいえないと思うし、
    要所要所でキメのポーズを取るブレイクダンスとかの方がどっちかと言うと好み
    それでも、あのパワー溢れる独特の動きからは目が離せなくて
    「かっこいい!」と言うことは無かったけど
    「すっっっごい!!!!」という言葉は何度も口をついて出てきた
   
  ★おまけ2
    まだロンパースを着ているような子供も腰を振って踊っている姿にはびっくり
    (まさに、ひと昔前に流行ったダンシングベイビーそのもの)
    彼らのリズム感はああやって培われていくんだなぁ・・・・

(2006/11/19 DVD) 341_162

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プラダを着た悪魔

2006-11-21 23:47:15 | 映画など_いろいろ


メリル・ストリープがすごく素敵
 オフィシャルサイト

とにかく全編素敵なファッション満載でそれだけでも観る価値有り
まず、オープニングの女性達の身支度から、ミランダの登場までで、一気に惹き込まれた

心の片隅で
女でよかった、男性だったらここまで楽しめたか・・・・?」
なんて思ってしまったほど

メリル・ストリープはもう言うことない感じ
元々とても好きな女優さんであるけれど、やっぱり凄い
圧倒的な存在感
あの話し方、声、目つき・・・どれを取っても彼女以外にこの役は考えられない
あの憎たらしい
That's All
く~・・・・生で聞いてみたいわ

それでいて、一度だけノーメークで心情を吐露するシーンでは、オフィスのシーンとはまた別の存在感があって、独りの妻であり母である女性としての彼女の姿が浮き彫りになっていてやっぱり見事だった

対するアン・ハサウェイ
彼女が元々美人なのは一目瞭然だし(彼女の変身は、プリティ・プリンセスでちゃんと実証済)、最初は"使えない"なんて言われていても、弁護士を目指していたくらいだから優秀なのは当然だし・・・で、この後の展開もお約束通りだよなぁ・・・なんて、最初はちょっと冷めた眼で見ていたけれど、気がついたら、彼女がどんどん成長していく様子を観ているのが気持ちよくてついつい応援していた

ただ、ファッションセンスを身につけていく様子は、着せ替え人形のような画面の流れでわかったのだけれど、どうせだったら仕事が"できる"ようになっていく過程も見せて欲しかったところだけれど・・・・

お約束通りで、出来すぎの展開ではあるけれど、なんだか観終わった後は元気が出てきた気がする

そうだよね
愚痴ばっかり言っていないで、人に認めてもらうためには自分が変わる努力も必要なんだよね

 ★おまけ
   男性がこの映画を観てどれくらい楽しめるのかも聞いてみたいところ
  
 ★おまけ
   上映前にポスターを観て何に驚いたかって
   メリル・ストリープとアン・ハサウェイがすごくシェイプアップしていたこと
   女優さんって偉いなぁ

(2006/11/19 劇場) 420_213
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ピーナッツ

2006-11-21 05:51:27 | 映画など_いろいろ


内Pメンバー勢揃い
ピーナッツ

ウンナンが映画の専門学校出身で、ウッチャンはいつかは映画を撮りたい、と言い続けていた事も知っていたし、内Pも(そんなにしょっちゅう観ていたわけではないけれど)結構好きだったので、とても観るのが楽しみだった

で、感想は・・・・
丁寧にきっちり作られた作品だなぁ・・・・

お笑い芸人がたくさん出ているので、どうしてもギャグを期待してしまったけれど、意外にそういうシーンは少ない
それでも気が付けば最後まで退屈することも無くて、まったく時間を気にせずしっかり楽しんだ

ストーリー自体は結構ありきたり
仲間との友情と自分の店の将来との狭間で苦悩するゴルゴ
とことん信念を貫き通す三村
無自覚な剛速球で内村に自分を見つめ直すきっかけを与えるふかわ
等など、お約束通りのキャラに、街と自分の将来を賭けて超強豪チームとの試合、というこれまたお約束通りの展開
それでも、退屈することなく楽しめたのは、素朴で丁寧な雰囲気が全編に漂っていて、作り手の情熱がこちらにも伝わってきたからだろう、と思う

特にウッチャンを始めとする野球シーンがよかった
予算の関係なのか監督のポリシーなのか、今時CGを使わないスポーツ映画って珍しい

また、全員がお笑いタレントでありながら、それぞれのキャラクタ-設定に全く違和感が無かったのも良かった点の1つ
これも、監督自身が内Pのメンバーのことを良く知り抜いてキャスティングしたからこそ、なのだろう

大感動モノ、というわけでもないし、すごくカッコいいシーンがあるわけでもないけれど、観終わった後、なんだかいい気分になれた
内P好きなので多少贔屓目に観てるかも・・・・・

と、誉めまくりつつも、評価は
ウッチャン監督だもの
これからも定期的に映画作って欲しいな

 ★おまけ
   有田はともかく、あの竹中直人の使い方はなんなんでしょう?
   最後の最後までどう絡んでくるのか気になって気になって・・・・・

  
(2006/11/18 DVD)g,@

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美しき野獣

2006-11-21 00:12:11 | 映画など_いろいろ


友人の母上(熱烈な韓流ファン)に借りて鑑賞
美しき野獣

冒頭のカーチェイスで
をを・・!つかみはばっちりだ!」と、ちょっと期待
でも、本編に入ってからはとにかく名前が覚えられなくて、なかなかストーリーに集中できなかった
ま、これは私自身の問題だけれど・・・
クォン・サンウのことは、「恋する神父」の予告くらいしか印象に無くて、甘いマスクのアイドルっていうイメージだったので、今回の無精ひげを生やして怒鳴って暴れて走って地面に這いつくばって・・・・という演技は、意外な気がした

ただ、ちょっとやり過ぎだったかなぁ・・・
前半はよかったものの、次第に、あまりにステレオタイプなチンピラっぷりとしつこく繰り返されるその無謀な暴力が鬱陶しく思えてきて
これも、彼としては"新境地開拓"の演技なんだよね~、きっと
  こういう汚いシーンを見せて、ファンの悲鳴を聞きたいのかなぁ・・・

などと、(普段のクォン・サンウを知らないくせに)陰険極まりない見方しかできなくなっていた

ところどころ痺れるシーンもあったのだけれど(弟が刺されるところとか、オ検事が雨の中、単身でカンジンの所に乗り込むシーンとか・・)、上に書いたようなワンパターンな暴力とわざとらしいカメラワーク(急にズームでアップにするとか・・・)が鼻についてしまって何ともかんともダメだった
と、いったんダメ、と思ってしまうともうなかなか好意的に観ることができないのが私のいけないところで・・・・・

最初はかっちょいい!と思っていた音楽も、そのうちに古臭くマンネリに思えて来たり,とか、こんなに何にも考えていない暴力刑事いるわけないでしょー、日本だったら即訴えられるわよ、と突っ込み入れたり、とか・・(最後、それでつかまっちゃったけど

正直に言うと、途中で何度も寝てしまって、エンドクレジットに辿り着くまでに3日かかった

後半の展開は面白かったし、ユ・ジテは存在感があってカッコよかったし、私自身、こういうタイプの映画(ヤクザが絡むバイオレンスものとか・・・)は決して嫌いじゃない(むしろ好き)ので、もうちょっと何とかすれば何とかなったんじゃないかなぁ・・・(←わかりにくい)と残念で仕方が無い

  ★おまけ
    クォン・サンウなんて知らな~いって思っていたら"あの"火山高に出ていたらしい
    ん~、どの役だったんだろう・・・・気になるなぁ
   
  ★おまけ2
    ユ・ジテはオールド・ボーイ,親切なクムジャさん、と悪役のイメージが強かったけれど,
    今回のクールな検事役はすごく決まっていた
    正直、ルックスは全くタイプではないけれど、どんどんカッコよく見えてきた

(2006/11/18 DVD)
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LEDダンシングバルーン とは?

2006-11-20 23:39:50 | 独り言

音に合わせて色が変わるライトLEDダンシングバルーン

なんてものを見つけました
ポリエチレン製のソフトなボールに、赤、青、緑のLEDを各2つ搭載。音に反応して色を変える
だそうです

欲しい!

月並みですが、私は形の中では"球"が一番好きです
小学生の頃のあだ名はボール&あんぱんだったし・・・・(←関係ないか)

でもって、ぺかぺか光るものも大好きです
夜店で売ってる光るウチワとか、光るブレスレットとか見ると買いたくなるし(いや、実際に4~5回に1回くらいは買っちゃうかな)、クリスマスの時期のイルミネーション等も毎年必ずどっか1つは見に行きます(今年もルミナリエ行きたいな

で、そんな私のツボにがっちり嵌ったのがコレ!
どうです、この写真!
なんて可愛いんでしょう!

 

こんなまん丸のボール(しかもソフトだって!)が暗闇の中でぺかぺか光るだなんて、想像しただけでもとっても素敵!
ボールが発する柔らかい明かりにより、日常空間が癒しの空間に一変するでしょう」(同社)ですって

ああ、そうです、がっちり癒されます、きっと・・・

ただ、ちょっと気になったのが、
電源はACアダプタ
・・・・・?
この写真にはコードらしきものは見当たらないけど、充電式なのでしょうか?
せっかく球体でコロコロ自由なのに、無骨な電源コードにつながれちゃってたんじゃちょっと興醒めしちゃう

どっちにしても、一度実物を見て、癒されてみたいです

ああ・・・でも、狭い我が家ではいくら可愛くてもきっとすぐジャマになっちゃうだろうなぁ・・・・
なんなら直径10cmくらいにしてもらえれば、末永く可愛がってあげるんだけど・・・・

あ~欲しいな~

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今年こそ

2006-11-19 23:53:44 | 独り言
気が付けばもう11月も半ば過ぎ・・・

忘年会の予定も入ったし、1月2月のスキー宿も予約したし・・・・
年の瀬に向かって着々と・・・・・・と、言いたい所ですが
例年通り年賀状には全く手をつけてません

書店に並んだイラスト集を見て、夫がぼそり・・・・
「今年こそ、年賀状を早く出して、伊勢海老とかもらいたいよなぁ」
って・・・
早く出した人全員伊勢海老もらえるわけじゃないんですけど・・・・・

ま、確かに今年は冬休みの始まりが遅いので、早めに完成させたいところです
がんばらねば・・・

亥かぁ・・・・・sign

「スポンサー誘導枠」・・・・?

2006-11-18 20:34:36 | 独り言
ちょっと前からここにも
スポンサー誘導枠 なるテキスト広告が載るようになりました

説明には

「スポンサー誘導枠」とは、投稿されたブログの記事内容に関連したテキスト広告を自動的に表示する機能

とあるので、どうやって記事内容に関連した広告を載せるのかなぁ
と、楽しみにしつつ、ちょっと様子を見て、表示・非表示を決めよう、と思っていたのですが・・・・

どうなんでしょう?

毎回不動産情報やホテル情報が載っているのは
タイトル"奥様的部屋"のせいなのでしょうか?

あんまり内容に関連した広告載っていないと思いのですが・・・・