日本橋の地理に詳しかったらさらに面白いだろうなぁ・・・
麒麟の翼
映画を観る前に読みたい、と思って文庫化を待たずに購入
即一気読み
期待に違わず面白かった
読みやすい文体や、人情溢れるストーリー、ミステリーというよりドラマ的な展開・・・等々、この作者らしさ満載で、これだけ沢山の作品を書いているのにさすがだなぁ・・・と毎度のことながら感心してしまう
ただし・・・・帯にあるように"シリーズ最高傑作"かどうか、問われると、ちょっと待って、という感じ
事件の真相解明については、私ですら予想できてしまって"驚愕の展開"という感じではなかったし、ドラマ的な部分についても、心にずっしり来るとか、涙か止まらない、というほどのこともなかった
こちらの勝手な思い込みだとは思いつつも、"加賀シリーズ"というと、どんでん返しとか、謎解きや意外性の楽しさが満ちた作品を期待してしまう
(ただし、最近の東野圭吾の作品では、被害者の視点に重きがおかれていたり、加害者が必ずしも"悪"ではなかったり、と人間ドラマの部分を意識したものが多いので、作者自身が"シリーズ最高傑作"と言い切っている以上、私のテーマの捉え方が誤っているかも・・・・)
ただ、後半、加賀がいつになく熱くなって感情を顕にしたり、松宮と加賀がいいコンビ振りを発揮したり、「赤い指」で控えめながら大切な役割を果たしていた金森さんが再登場したり、と、このシリーズ好きなら、”お?”と嬉しくなってしまうシーンがいくつかあって、それはそれで楽しめたと思う
さ、映画観なくちゃ
★おまけ
加賀刑事が阿部ちゃんに見えて仕方がない
キャラクターも、なんだか初期の頃に比べると阿部ちゃんぽく変わってきてると思うなぁ
ガリレオもそうだけど、これは東野圭吾のサービスなのか阿部ちゃんの演技が巧いのかどっちだろう