いや~、今日は急に寒くなったのでびっくり!
思えばもう木枯らしの季節だもんね…って、今日は冬だったよ、冬!
一昨日教育基本法についてどうたらこうたら書きましたが、今日の東京新聞に「バウチャー制度」に対する疑問の声が載っていた。
バウチャー制度はすでに「学校選択性」を導入している英国に倣っているものらしいが、英国では一昨日の記事にも書いた公立学校間の格差が広がり、上位校周辺は地価高騰で貧困層が住めなくなる弊害が起こっているそうで、さらに日本ではちょうど小・中学生の親世代がぷちセレブ化して教育熱心なことから、人気公立校周辺のワンルームマンションに遠方の母子が入居することが考えられる。
そうなると当然家族はバラバラになるし、元々住んでいた地域も子供が激減して過疎化状態になるだろう。
かといって人気校周辺の地域のつながりが強まるかといえばそうでもないと思う。
偏見的な見方かもしれないけど、そういう理由で引っ越してきた親子は地域の行事や町内会の仕事には無関心、というより関わりたくないのではないだろうか。
だとすると、愛国心や郷土愛を徹底させようとしている安倍さんのモクロミとは全く反対の方向に向かうことになる。
何より家庭崩壊の危機ですよ!
そうなったらますます少年犯罪が激増して、
教育崩壊 日本沈没
になりますよ
生徒が集まって予算がたくさん下りた人気公立校は冷暖房完備、温水プール付き、登下校時のGPSシステム導入など至れり尽くせりになって、ますます人気が上昇
一方人気のない学校は荒廃の一途を辿る憂き目に遭い、学校間の格差が広がりそうだ。
安倍さんはその点について「選ばれない学校が出てくると、そこはしっかりと乗り込んでいって根本的に問題を是正していく。その結果、全体として水準は高まっていく。良い学校のノウハウをみんなで共有する必要がある」と言っているようだけど、「人気薄の公立校が必死に努力しているのを知っていても、保護者は自分の子を入れようとはしない。廃校になるリスクは取れないから」と教育評論家の尾木直樹氏が指摘するのはもっともな話だと思う。
やっぱり自分の子供は荒れた学校には入れたくないし、立ち直ろうと努力しているのが見えてても敢えて荒波には放り込みたくないもんね。
だとすると安倍さんの言ってることは理想論で、全く現実を見ていない机上の空論といえるのではないか。
事実公立小学校の選択性も行っている東京都内の自治体で、人気校の校長が説明会に来た子供の一部に「おまえたちは来るな」と言っているという
こうなると学校が子供を選別し始めることになって、結局私立校の受験や選抜制度と変わらなくなるんじゃないだろうか。
現在日本の教育予算は、国内総生産比で、OECD中、下から2番目なんだって。
未来を担う子供達に使われる予算がそんなに少なくて、教育基本法だけ変えたって世の中が良くなるわけないじゃん
一昨日の記事では賛成でも反対でもないと書いたけど、バウチャー制度、教育基本法改正(改悪?)やっぱり反対です。
コメントありがとうございます
ドイツでは進学組と非進学組に分かれてるんですか?知りませんでした。
今の日本は一流大学→一流企業&官僚じゃなければ負け組のような風潮がありますが、いろんな職業があって、それぞれの職業に誇りを持てるような教育をしていくべきですね。
私もそれはすごく大切なことだと思います。
何だか意味がわかりません。
小手先の教育再生しかできなかったらカフェオレさんがおっしゃる通り「改悪」になるだけですよね…。
jasminteaさんも記事で書いていた必修科目未履修問題も学校側が予備校化して進学実績を数字で出したい結果主義の弊害ですね。
果てはこんなことになるのが目に見えてるのに政府は何がしたいのか首をひねりたくなります。
結局は子供達が被害者になるんですよね~