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金谷宿─日坂宿─掛川宿7/7の日記その2

2010-09-06 | 東海道歩き
さて、中山峠なのですっ!
やはり難所なのです。石畳でヒットポイント(体力)のほとんどを使い切った私の前に中山峠は立ちはだかるのです。
しかし、中山峠は宇津ノ谷のときとは違い、のんきな風景が楽しめるところでした。

▲小夜の中山峠。山に茶畑いっぱーーい。
写真は全て、クリックすると大きくなります。


▲みちしるべ

▲中山峠には句碑がたくさんあります。
難所の中山峠が楽しくなります(^^)


▲「旅寝する さやの中山さよなかに 鹿も鳴くなり妻や恋しき」橘為仲朝臣・風雅和歌集より。

▲野宿は一般的だったのかな。・・・こんな峠で夜を迎えるのはヤダ。

▲久延寺近くにある接待茶屋あと

▲これが久延寺。夜泣き石がある寺

▲久延寺の説明

▲久延寺境内

▲夜泣き石です。正面から撮らないチキンな私
平日なので峠でも人に会わないし、久延寺でもひとりだし・・・ちょっとこのお寺で一人はイヤだす(^^;

▲久延寺の敷地内には「茶亭跡」の碑がある。茶亭を作ったのは山内一豊らしいっす。家康に褒められた。

▲子育て飴の「扇屋」休みです。娘にお土産頼まれたのですが・・・土日しかやってません。

▲芭蕉の句碑。「道のべの 木槿は馬に くはれけり」。むくげの美しさに目を奪われそうになったと思ったその途端、馬に食われてしまったのだぁ(^_^; 
思わず「くすっ」と笑ってしまって撮りました。
←そこに咲いてたアザミがかわいかった(^^)
▲涼みの松。芭蕉が涼んだと言われる大きな松があったそうな。ちょっと休憩できるようになってます。


▲広重の東海道五十三次の中に描かれている日坂は中山峠。昔から夜泣き石はででーんとありました。

中山峠後半で雨が降ってきたので合羽を着ます。両手は空けておきたいので合羽がイチバン♪
最後の急坂を下るのがきつかった。・・・道路がコケだらけで、またしても雨の中すべるぅ。
よってこの辺りは写真が全然なし。


▲峠を降りる直前にある看板。日坂宿に軒を連ねていた屋号なのであろう。

峠を越えましたー!やったー!
そして日坂宿に入るのです。
まずはトイレトイレ・・・とトイレを探しますが、閉まっています_| ̄|○
お腹空いたし、お昼お昼・・・と思いましたが、飲食店見つかりません_| ̄|○
とりあえずトイレピンチのまま、日坂宿を見学です。

▲日坂本陣跡!!は、幼稚園となっていましたが、今は廃園。どこもさびしい状況なのだな。


▲萬屋。ご自由にお入りくださいって書いてあるから入ろうとしたら鍵がかかってた_| ̄|○

▲旅籠 川坂屋。土日祝日は公開されている・・・らしい。


▲高札場。どーーーにも曲がるな、撮影が。足元ふらついてるな。トイレと空腹のダブルパンチなのだな。

▲下木戸跡。宿場の出入り口を木戸と呼ぶことがあります。京都方面の木戸

さて、飢えていた私はどうしたかというと、日坂の町で営業している「岡田ベーカリー」という、町のパン屋さんに飛び込みました。
焼きそばパンと、↓これを購入

なんにも書いてなかったので何パンかわからなかったのですが、なんだか妙に気になったので、つい選んでしまったのです。その岡田ベーカリーで、
「トイレが閉まっていたので困っちゃったー」
と言ったら
「八幡さんなら大丈夫よ(^^)」
と教えてくれたのです!感謝♪
パン屋を出てすぐに歩きながら焼きそばパンを食べ(相当飢えていた)、目指すは八幡さん!

トイレのために!


▲事任八幡宮です。遠州一の神社かな。ことのままはちまんぐうと読みます。
ここでトイレ借りたの、助かったの(T_T)
事任八幡宮は「願ったことがそのままに叶う」という噂で、大人気の神社となったそうです。
それでその名前がついたそうな。

トイレを借りたら、また掛川に向けて出発です。

▲へとへとになった私は、掛川道の駅を見つけ。休憩~。
ここの道の駅はおすすめです。
御殿場高原時之栖のお店なので、御殿場高原ビールはあるわ、ソーセージ買えるわ、地元の野菜は買えるわ、子育て飴買えるわ・・・楽しい道の駅です(^^)
ここで水分と塩分を補給し、休憩しているうちに・・・・寝てました(^^;30分は寝てました。

目を覚まして、さっき買ったパンを食べようと思ったら・・・ない!

もしかしてもしかしなくても・・・事任八幡宮の、しかもトイレにおいてきた_| ̄|○
あわてて往復1.5キロ歩いて取りに戻る雨の中・・・。
そしてやっぱり食べながら歩くワタシ(^^;←このオンナを何とかしろ
パンは、中にカステラとみかんジャムが入っていました。
マーマレードではありません。みかんジャム♪(皮が入っていなかったから自分的にはジャムなのです)
なかなかやるです、美味しいです、岡田ベーカリーさん。


▲この日、二個目の一里塚跡

あとはひたすら幹線道路だったり旧道だったりする道を黙々と歩き、馬喰橋(ばくろうばし)を越えれば・・・・

掛川宿!・・・・の入口。


▲この日、三個目の一里塚跡。それっぽく盛り土がしてありますね。

足、そろそろ足裏もつってきました。かれこれ14キロは歩いている。

さて掛川は城下町。
七曲と呼ばれる道があります。城へ攻め込みにくいように道が曲がりくねっているのです。
あっちまがってこっちまがって、こんどはここを曲がって・・・・まちがえました_| ̄|○
どうにも本に書いている通りに出ませんでした(^^;
まあ、そんなんでも掛川城の前には着くのです。昔の戦略にみごとにハマッた旅人がここにいました(^^;


▲あの門の向こうには掛川城があるのだ。

▲足動かないし、掛川城の見学は終了した時間なので、おしみながら掛川宿をあとにしました。

金谷駅から歩いて掛川駅まで・・・。自分でもよく歩いたなと思いますが、普通の東海道ウォーカーは島田から掛川まで平気で歩いちゃいますから。まー、私にしては頑張りました。
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