金谷宿は昨年の12月に島田から歩いているので、今回はその続きからです。
元気な人は袋井まで歩いてしまうようですが、私は体力がないので、休憩しながら撮影しながら、亀歩き。
撮影もマニュアルフォーカス、フィルムカメラ!マニアックなのではありません、たまたま持っているのがそーゆーのなのです。ヘタクソなので撮るのに時間もかかります。
前回は石畳前でリタイヤだったので、今回は石畳から!
JR金谷駅から、石畳へ行く案内板が出ていますので、その通りに進んでいけばあるいて「すぐ」です。
石畳の前から既に坂ではありますが。
今回金谷駅に着いたのが8:30。石畳茶屋はまだ開いてません。
【小さい写真はすべて、クリックすると大きくなるのです】
さー、さくさく登るぞっと決心した私の前に立ちはだかる金谷石畳。
こーみるとなかなか良いよね(^^)
石畳は、坂道に敷き詰めてその坂をすべることなく上り下りできるようにしたもの。
しかし・・・・・
だがしかーしっ
足元コケ!コケだらけなのですよっ!!すべってすべってたまらんのです!
▲証拠写真 緑色の石
ここを一歩歩くごとにヒットポイントが2ごと減っていくのだ。←ドラクエの毒の沼地かっ!
どの石を踏もうか、どの石なら滑らないか、石の間の落ち葉が溜まっているところを歩こうか・・・そんなことを考えながらそろーりそろりと歩く私は汗だらけ。
おまけにそんな私の所へは縞やぶ蚊が寄ってくる。・・・集中できん。
そんな風におっかなびっくり歩くワタシの目の前に現れたのは
すっ、すべらず地蔵尊だとう。
しかも「ここの石畳はすべらない」だとう・・・?
すべらず地蔵尊には受験生が掛けたであろう、合格祈願の絵馬がたくさんかかってた。
いやいやいや!すべるだろぅっ!
ここへ来るまでに既に受験生はツルッツル滑ってるよ、きっと!
・・・・この坂で滑ったことは気にしてはいけない>受験生諸君 だが健闘を祈る。
▲明るくなってきた。きっとそろそろ出口。
▲上りきったところで後ろを振り返る・・・真っ暗(^^;
金谷坂をのぼりきるとそこは茶畑である。
すでにくたくたですが、まだまだ旅は始まったばかりなのでここで休憩するわけにもいかず、歩きます。
ちょっと進むと「諏訪原城址」・・・ですが、先は長いので見学せず。というか以前見学した時ちょっと「イヤ」だった。気のせいかもしれんが難所を控えているので余分なことはしない。
さて・・・菊川へいく道は。
こちらも石畳なのであるっ!
しかもこれまたふだんあまり人が歩いていなさそうである。
まーいいか。東海道はこの道しかない。
紫陽花も見ごろは過ぎて、色が変っています。でも写真だとそんなにわからないかな。
下り坂のコケだらけ石畳のきついこと。一歩踏み出すことに体力が減ります。膝もガクガクになってきます。
降りきった!と安堵する私の前に立ちはだかったのは
続きの石畳!!
しかも下り勾配が急らしく、道の先がまったく見えていない!!
えーーーーもういいよう~
泣き言いっても始まりません。降ります。
ここからかなりテンパリモードだったらしく、撮影してません。
▲菊川坂石畳の降り口にあった案内板。
こんどこそ、石畳おわりです。
膝がーーー・・・・_| ̄|○
いや、ホントきついです。ここで体力の2/3以上を使ってしまいました。
この日の難所は中山峠。難所前にもうガタボロの私。
とりあえず、間の宿菊川を堪能。
間の宿菊川。
ふつう、間の宿は宿場間の距離が長い時に設置された。
しかしここ菊川のように、宿場間(金谷─日坂)の距離が短くても、峠のような難所を控えている時は、便宜をはかって設置された。
間の宿は宿泊厳禁。尾頭付きなどの本格的な料理も旅人に出すことはできなかった。
そこで「なめし田楽」が大流行。名物となった。
今はこの菊川の「菜めし田楽」は金谷の「よし善」で食べることができる。
http://www3.tokai.or.jp/yoshizen/
(と、去年12月の記事でも書いたとおり♪めちゃくちゃウマいので、ぜひ一度(^^))
菊川のベンチで10分ぐらい休憩して再出発。
さて、今度は中山峠が待っているのである。
なんとっ!!こんなレポートが続くのである! つづく
最近、休みの旅にあるく旅してます。しかも交通費があまりかからない地元ばかりです。
たとえ地元でも、ものすごい楽しいです(^^)
5/30(日)【興津宿─江尻宿】(興津駅─清水駅)
興津駅近くに美味しいたいやきがある(らしい)。なぜか突然食べたくなったため仕事帰りに興津へ行く。
しかし私が入店する直前からなぜかものすごい人だかりで入店できず、あきらめてそのまま江尻宿である清水まで歩く。
旧旅籠「水口屋ギャラリー」に立ち寄る。ここは入場無料なのにガイドまでしてくれる。
なんて親切なのだろう。
おまけにスタッフさんが近所のおいしいものまで教えてくれた。
揚げはんぺん、である。はもときすの練り物であった。うまうまだった。
「調味料(アミノ酸等)」ほか、添加物と化学調味料は入ってます。
お買い求めの際は「自己責任」で(^^;
「潮屋」にて興津名物、宮様まんじゅうを土産に購入。余分なもの入ってないから、シンプルでおいしい。
たいやき食べられなかった自分は、宮様まんじゅうを揚げまんにした「あげまんぢう」を購入(^^)食べながら歩く。
食べすぎちゅうい(^^;
6/19(土)【府中宿─丸子宿─宇津ノ谷峠─岡部宿】
本当は土曜日の休みということで「休日乗り放題きっぷ」で、娘と「身延線乗り鉄の旅♪」をするところだったのだが、前日の豪雨のため雲行きが怪しくなり、当日の朝6時の時点で警報が解除されないためやむなく中止。
しかし、天気は快復。
娘は一度お出かけを中止すると変更がきかないため、ひとりで出かけることに。
次の日も休みなので、足がどんなに疲れても動かなくなっても大丈夫と思い、府中宿(静岡市繁華街)から岡部宿入口まで歩く。
宇津ノ谷峠に入る前に17時の鐘が鳴った・・・が宇津ノ谷峠強行突破。
岡部宿の「大旅籠 柏屋」まで歩く。
結局「石部屋」で食べた安倍川餅がお昼ご飯となった。
6/24(木)【宇津ノ谷集落~宇津ノ谷峠─岡部宿─藤枝宿】
6/19の時にあまり満足できなかったので、宇津ノ谷集落からもう一度歩くことに決定。
先に宇津ノ谷道の駅で「若鶏の網焼き定食」(650円)を食してからスタート。
これがボリューム満点で、歩きに影響を及ぼすのでは・・・と思ったが、杞憂に終わった。なかなか良い(^^)
しかし、ごはんと味噌汁に「マイ塩」をがんがんかけて食べていたので、お店の人は奇異の目で私を見ていたに違いない。「当店の味付けに何か問題が・・・?」ってきかれなくてよかった(^^;
ずっとお話を聴きたいとおもっていた「御羽織屋」(石川家)の石川ときさんから、秀吉の羽織の由来をきく。
その後2度目の宇津ノ谷峠越え。
なぜ2回も難所を越えるのか・・・自分も物好きだよなー、と再確認。
その後岡部の「大旅籠 柏屋」見学。ここで午後三時になっていたので慌てる。
松並木がところどころ残っている岡部─藤枝間を歩くのはちょっとウキウキした気分です。
藤枝の水守交差点付近まで歩くが、翌日からの一週間のことを考えてここでやめる。
宇津ノ谷峠で買った「十団子」♪娘へお土産。
7/1(木)【藤枝宿─島田宿】
一日休みのときは、遠慮がちに歩きます。
一宿場歩くだけでもクタクタになりますが・・・。
だいたい8-9キロ。東海道歩く人たちというのは、もっともっと歩く。
しかし自分の体力の限界を知っている私は、かなり遠慮がちに歩く。
途中で染飯買いにいくために横道にはずれたので、もいっかいバスで青木まで戻ってから歩きなおす。
今回の買い食いは藤枝の商店街「おきせ」(和菓子屋)で買った「抹茶きんつば」♪
商店街を食べながら歩いてた・・・(^^;
島田到着、帯通りで夕方5時。やっと昼ごはん食べる気になる。
藤枝名物染飯。(リュックに入れっぱなしで寄ってます)
ホントは竹の皮で包まれたものもあるそうですが、こっちの方が安いんだもん♪
くちなしで染めたおこわの握り飯。昔はすりつぶして小判状に固め、干したものでした。
携帯食になっていたため、旅人はこぞって買い求めたのだそうです。
7/7(水)【金谷宿─菊川(間の宿)─日坂宿─掛川宿】
いっぱい歩いたから別の記事へ~。←ひっぱるのかっ