とある何でも屋スタッフブログ

何でも屋スタッフ発信。
業務の一員としてではなく超・個人的なブログ。

大井川にかかる木造の橋

2009-12-18 | 近況
さて、島田ある記2日目。12/17

起きてみると・・・足が固まってしまって痛いです。
見事に筋肉痛と、どうやら何かいろいろ変な具合で歩くのにかなり苦労しそうです。足の親指の爪なんか、はがれそうなほど痛い。

実は1日目、出発する前から右足のかかとが異様なほど痛かったので、歩くうちにそれをかばいながら変な歩き方していたらしいのです。

出かける前の予定では、今日は「蓬莱橋」と「島田ばらの丘公園」・・・だったのですが、12月になると「ばら」はほとんど見られないとの情報がありましたので「ばらの丘公園」はあきらめ。
そんじゃー、昨日行く予定でいけなかった金谷のお茶の郷・・・と蓬莱橋。
なーんて言っていたのですが、この足ではちょいと無理。
娘もあっちこっち具合が悪い。

・・・念願の蓬莱橋だけにすっか。(蓬莱橋だけは外せないらしい)

ということで、蓬莱橋だけ行って、とっとと帰って来る事にしました(^^;
ヘタレな親子です。


蓬莱橋は明治時代、お茶栽培が順調に運んでいくにつれ、大井川をあっちへ、こっちへ、と日用品などの買い付けに人々が行くようになりました。
で、最初は小船で渡っていたのですがそらぁ危険です。大井川の流れはすんごいからです。
そこで静岡県に「橋をつくらせてくれぃ」と申請し、なんとか許可がおりたので明治12年、最初の蓬莱橋が完成。
しかし木造ゆえに、大井川の増水や台風のたびに被害にあい、何度もかけなおされます。1965年、コンクリートの橋脚にすることで被害は減少するようになりました。
でも、今も台風のたびに被害にあっているのは変わりません・・・。
橋を守っていくのは並大抵の努力ではないでしょう。

全長897.4m。木の橋としては世界最長の橋です。
有料の橋としても有名です。大人は100円払います。
手すりは・・・ありません。すね位の位置にちょこっとあるだけです。
怖いかもぉぉぉ。昨日の大井川橋めちゃ怖かったんだから・・・と思いきや、こちらはそんなに高さはないので意外と平気でした。

さーて、渡ります。
風がめちゃくちゃ強くてこの大きな体が飛ばされそうなのですが、なんとかふんばりながら進んでいきます。
天気がいいので橋渡り日和ではないですか(^^)

進んでいって振り返ると富士山がきれいでした。

ちょっとちっさいですねー。

写真はすべて娘のデジカメで撮影しています。
私ですか(^^;?もちろんいつものアナログを持ってましたけど、いま同時プリントに出しているところなのです。そのうちアップするかも。ちゃんと写っていれば。

それにしてもさびぃーです。そして風が強いです。
使い捨てカイロを前と後ろに貼っているのに、そんなん全然気づかないほどさみーです。
大井川はただでさえ風が強いというのに、この日はまた強風でさぶい日だったのです。
足をふんばるのも大変になってきました。息をするのにも苦労し始めました。
そしてカメラを持つ手がかじかんできました。
救いは富士山の見える景色。

向こう岸が近づいてきました。
と思いきや、橋の中央に大きくマジックで
「どまん中」と書かれていました。

まだ真ん中でした。

そんなこんなでなんとか渡りきり、向こう岸でちょっと休憩です。
ハイキングコースになっていますので、足に自信のある方はいくもよし。

私たちもちょっとひなたぼっこしてすぐに帰ってきました。
あまりの寒さに顔が固まり、橋を降りてから撮影もせずにすぐ近くにある茶屋へと吸い込まれていき、煎茶を所望していました。

蓬莱茶屋 吉祥というお店です。
http://www.horaibashi.com/
だったんそばが自慢らしいのですが、『この日のコンディションでそばは「×」』と娘の身体が言ったので、潔くあきらめて「おしるこ(娘)」と「煎茶セット(私)」を注文する私たちでした。
温まります(^^)

近くにはスーパー銭湯「蓬莱の湯」(http://www.hourainoyu.jp/index.html)もありますので、冷えた体を温めるのにはいいかもしれません(^^)

東海道を歩く旅 島田宿~金谷宿 旅の記録編

2009-12-17 | 近況
さて、旅の記録編です。

JR島田駅に降り立った私たち親子は、ここから金谷へと向かうのではなく、まずは島田の旧宿場町を求めて歩きます。
むかーしのガイド本によれば、駅から徒歩十分とある。
とりあえず街道を島田→藤枝方面へと逆流するのだ。
すると、そこに白たい焼きの店が~(^^;食べ物編ではないぞ。
娘が食べたがったので、とりあえず一個ずつ買って、食べながら歩く。
すると、島田7丁目のバス停近くに一里塚発見。
まあ、藤枝と島田の区切り地点ではないけど、ここをスタート地点とする。金谷へ向かってGo!
しばらく歩くと島田帯通りというところに本陣跡があった。



元ジャスコ前には刀匠の碑、ほかにも問屋場跡の碑、松尾芭蕉の歌が刻まれた芭蕉句碑など、わりとたくさんの石碑を見ながら大井川に向かって突き進みます。
夏あたりに「大井川川越遺跡」に来ていたので、スムーズに歩けます(^^)

しかしパルプ工場のにおいにやられてヒットポイントが一気に減少したひ弱な旅人二人は、まず薬局に入ってマスクを購入。
うーむ、いつもの活性炭マスクがないとつらい。忘れてた。

パルプ工場の前を通り過ぎ・・・ようとした所で、しずてつストア島田店を発見。
ちょっとトイレ休憩と、飲み物かお菓子を購入~♪と、体力減っているのに大きな寄り道。
あわてて元のルートに戻ります。
早く大井川を越えておかないと、「よし善」の昼の営業時間に間に合わない~。

さて、大井川川越遺跡です。国指定史跡(昭和41年8月1日指定)なのです。
「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」
と歌われたように、川留めなんかされてしまうと何日も、ひどいときには何週間も渡れない。
当時の川越し制度と川会所がどんなものだったのかをよく知ることができます。
川札の値段は5段階に分かれていて、一番深い「脇通し」の水位になるとおよそ2820円ぐらいかかりました。
この脇通しの水位を超してしまうと「川留め」となります。
人足達は雲助ではなく、修行を積まねばならないきちんとした職業でした。
・・・などなど。
川越遺跡の途中には「八百屋お七」の思い人であった「吉三」の墓もあります。
お七が処刑されたあと、吉三は、お七の起こした火事は自分に逢いたいがためであったことを人から知らされ、ショックを受けて自害しようとします。
しかし住職に諭されて思いとどまり、自ら出家してお坊さんとなり、島田で亡くなりました。まー、その人の墓がこんな所にあったんですね。

夏に川越遺跡を十分に堪能したので、今回はすべて通り過ぎるだけにしました。(写真は夏に撮ったもの)
古い町並みを再現した遺跡を通り越し、島田博物館も通り越し、大井川橋へ。
大井川橋が近づくにつれ、ある事実につきあたる。

橋、長っっ!

えー、これ渡るのぉ~。もう疲れているのにぃ~(T_T)


しかし、そんなこと言ってられませんのでキリキリ歩いて渡ります。
・・・・怖いです。なんだかいろいろ落としそうです。腰引けてます。
手すりがあるんだから、自分の身は落ちないのになんだか怖いのです。
こんなんでは蓬莱橋渡るときにどうなることやら・・・。
娘も怖がっていて、途中から二人で無言で早歩き。早く渡り終えたい一心です。
なんとか無事に渡り終えました。


さて、今度は「よし善」へ行くのだが・・・場所、わからん(^^;
あってよかったケータイのアプリ「ナビ・ウォーク」。時々助けてもらってますが、今回も助かった。

よし善での食事を終え、重くなったお腹をなだめながら今度はまたしても徒歩で「新金谷駅」を目指す。
プラザ・ロコ・ミュージアムにいくのだ。そこにはSLのいろいろなものが展示されているらしいのである。井川線の古い客車も展示されているらしいのである。
もう、足が痛すぎてびっこ引いている私。しかし行く。

新金谷駅です。この木造の駅舎がたまりません。

ロコミュージアム内


楽しんだ後は、今度はJR金谷駅を目指して歩く。
なんとか金谷石畳までは行きたい。
しかし・・・ここ、どこ?
またまた「ナビ・ウォーク」に助けられ、東海道に戻る(^^;
しばらく歩くと金谷本陣跡である「金谷商工会議所」に到着~♪トイレ借りちゃおっ(^^;
ちゃっかりトイレ休憩した旅人二人は、JR金谷駅を目指す。
石畳は駅の近くなのである。

しばらくすると「旧東海道 石畳」の道しるべがあり、それに沿って歩く。いつの間にかJR金谷駅も通り越し歩くと・・・。


そこは急勾配の坂道。石畳前にこの坂道かい・・・。


で、なんとか石畳へたどり着き、登・・・るのは断念しました。
10年以上前、石畳を登りましたが、とっても足が痛くなったことを鮮明に思い出したのです。既にびっこ引いているような足ではいけません。
すぐ脇にそれて石畳茶屋へと吸い込まれるワタシたち。

そばや甘味を出してくれます。・・・が、さっきの菜めし田楽がまだお腹に詰まっているので食事はせず、お土産をみたり、奥にある資料館を見たりしていました。

見終わったらさっさと石畳を後にします。登りきっても諏訪原城跡が待ち構えているのですが、ちょっとあそこの場所苦手だし(^^;
何にもまして足が痛いっ。
足を引きずりながらもJR金谷駅へと戻ります。



ここで親子の体力は尽きました。今回の旅はここまでにしておきます。でも、次の日は蓬莱橋に行くのです。

東海道 島田─金谷を歩く旅 食べ物編

2009-12-17 | 近況
二連休。
どこでもいいから、東海道の宿場~宿場を歩こうと決めてました。
初めは箱根~三島を予定していたのだが、シュミレートしてみるとかなりハードである。
そして今は同行者の娘の体調はあまり良くはない。
なのであっさり変更。

島田~金谷にしました(^-^)
これには目的がありました。
10年ぐらい前から行きたいと思っていた郷土料理店は、ワタシの休日である木曜日と重なるため、木曜日以外の休日と宿場間歩きが一緒になる機会を待っていたのだ。

このお店のご主人と奥さんは仲のよい素敵な二人です。

「よし善」というお店で、東海道の旅をする人では知らない人はいないのではないかとおもいます。
http://www3.tokai.or.jp/yoshizen/
ここで食べられるお料理は『菜めし田楽』。
金谷にあるこのお店なのですが、このメニューは間の宿(あいのしゅく)である菊川で当時出していた軽食です。

間の宿は旅人の便宜を図って設置されました。宿場間の距離が長かったり、宿場間が難所だったりすると間の宿がおかれたのです。ただし、本格的な宿場町とちがって制約がありました。

間の宿は宿泊厳禁で、大井川の川留めがあっても金谷宿の許可がなければ宿泊はできません。
そして旅人に出す料理も尾頭付きなどの本格的な食事は出せませんでした。
そこで考えられたのが、軽食としての菜飯田楽。
これならば旅人達は満足出来たはずです。

で、この完全なるベジタリアンフードを見事な味付けでよみがえらせたのが、よし善のご主人というわけです。

味付けや作り方や素材、かなりこだわっているのではないでしょうか。菜飯に至っては3杯ぐらいおかわりしそうなほど美味しくて、

「あぁ~・・・ご飯が減っていくぅぅ(TдT) 」

と名残惜しくてたまりませんでした。
でもその思いと裏腹に満腹になっていくので、実際おかわりは無理ですが・・・。

そして田楽。これは味噌だれと辛子のバランスがまた良くて美味しさにまかせて「ひょいひょいっ」と食べられそうなイメージなのですが食べてみるとなかなかのボリュームなのです。
煮物もゴマ豆腐も絶妙。お吸い物も柚子の香りがきいていて美味!
甘味も季節によって変えているのでしょうね。しゃれてます。

・・・と紹介してきたのは女性向けの小町セットですが、これでかなりお腹いっぱいになります。
でも菜飯がホントにウマ過ぎるので、菜飯大盛の標準のがいいかもしれません。
標準のセットは田楽5本です。値段は一緒。
行くことがあったら、大いに悩んでください。
落ち着ける雰囲気の店内↓


そして奥さまもただ者ではないです。
一度は滅んだ郷土人形の「金谷土人形」を復活させた人形職人さん。
普通にお店に出てますが(^_^;
佐野先生のブログにも書かれてましたね。
ホームページを見ると、かわいい土人形達がいっぱいです。
ワタシは茶娘の土鈴を持ってます。
←これです。・・・かわいー♪
そのうち「お福」ちゃんを買おうと、駿府楽市をうろうろしてます。
買うのにはなかなかタイミングがあるのです(^_^; 

あ、ちなみに佐野センセーのブログでの「よし善」紹介はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/chirosano/e/b0d87c8f30db4982b5b153b8dbcd865f
同じく佐野センセーの「金谷土人形」の紹介記事はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/chirosano/e/d716ec7a2ca34d70368c223f1f33c936

ところ変われば

2009-12-08 | ひとつまみの情報
さーて、たまにはまともなブログを書きましょう。

ものもらいについて。

すごいっ!こんな、NAETの施術をやっているところにふさわしいテーマで書くことなんか、普段ぜったい無いですねぇ~(^^;

私はしがない製作課ですから、ひとりぼっちで暗ぁ~く、パソコンの前でホームページ作ったり、本の制作しているのが性にあっているんでございます。施術とはかけ離れている異色の存在。それがこのワ・タ・シ。

ほら、そんなテーマで書こうと無理するから本題から外れる(^^;


改めましてものもらいについて。

これ、地方によって言い方が全然ちがうんですよね。←そーゆーテーマかっ
どこかの地方で「お姫しゃん」という言い方があったが・・・そっか、熊本かどこかだ。

For example「お姫しゃんばできたとです。」

可愛らしい女の子が生まれたと思ってしまいそうです。


ちなみに「静岡」ではなんと言うか。


めこんじき

For example「あたしゃ、こっちっかぁーの目にめこんじきができちゃっただよ」

ものもらい、つまり「物乞い」。目に出来る物乞い。
乞食さんのことをしぞーか弁では「こんじき」と言います。決して「金色」ではありません。こんじきです。だから目乞食(めこんじき)。
何かと「ん」を使いたがるしぞーか人。
「そーだんて」・・・そうだから
「これ、はーやったんていいよ。あんたやらんでも。」・・・これは私がすでにしておきましたから、あなたはしなくても良いですよ。

ま、どーでもいいや。

関西では

めばちこっちゅーらしいですね(^^)

「なんのことかと思ったら、めこんじきのことだったやぁ。めばちこって言うだか、変ってるねぇ。」
などと田舎者の対応をしないように気をつけたいと思いました。


ちなみに、天下のロート製薬においてはこんなページもありますので、是非ご参照ください。

http://www.rclub2.rohto.co.jp/clinic/mono/mono.htm

おもしろいですよ(^^)

【追記】
佐藤先生情報によると、「かさぶた」にも全国版があるらしいです。
ちなみに佐藤先生は「とう」だったらしいです。

だからテツぢゃないって、大井川鐵道乗り鉄編

2009-12-05 | 近況
片道5時間かけて、着いたところは地元、静岡市葵区!!
そんなステキな旅をするには大井川鐵道しかないです。(あ、前回の飯田線もアリでした)

オリンパスOM10をひっさげて、フィルム4本分撮りまくるも今回は車窓の旅なので・・・ブレまくりました。

で、そんな旅の風景を「フォトチャンネル」に登録したんで、よかったらみてください。


http://blog.goo.ne.jp/photo/11237

松本清張

2009-12-02 | 
増田先生です。

最近一人で歩いて近所の本屋に行くことができるようになった先生は、毎日のように「竹島書店」に通っています。
ここは本当に小さな本屋で、あまり客が入っているのさえも見たことがありません。
しかし、増田先生は脳梗塞以前から何かにつけ、この小さな本屋さんを利用していたようです。

でも自分の欲しい本はアマゾンで買うのがクセになっていた増田先生。
ある日、欲しい本を竹島書店に注文するという手段を実行しました。
それ以来、欲しくても店頭にない本は「注文」して買うという毎日です。
もう、絶対上得意様です。

国語辞典全13巻のうちの10冊を注文してみたり(3巻までは持っていたようです)。
しかも届いてからは、歩いて4往復もして一冊ずつ運んでいたり。
残りは斉藤先生が車を出して引き取りましたけど・・・。
この間なんか、「増田裕D.Cの松本清張特集キャンペーン」と題して(?)松本清張・著の文庫本を注文しまくってました。

今日は斉藤先生が注文したい本を発注しついでに、「鬼平犯科帳」のコミック文庫版と、松本清張の「点と線」の文庫版(風間完・画)を買ってきました。
私がそれを見つけ
「あっ、点と線って有名ですよねー。・・・とは言っても私読んだこと無いですけど」
といったら大層機嫌が良くなり、まずは「ほぼ鉄子」の佐藤先生にメガプッシュ
これは時刻表トリックを使うからである。
佐藤先生が、テスト期間なのとミステリー苦手なのを知ると今度は私の所へやってきてメガプッシュ

というわけで、増田先生より先に読んでみることにしました。
いやー、松本清張の本、初めて読んでますけど面白いですよ♪
これは最初から犯人がわかっているストーリー。事件が起こる前から犯人はわかります。
どこがミステリーなのかというと、そのトリックと何故そのようになったのか、ということなのですよ。きっと。

まだまだこれから事件は面白くなっていくのです。
つまりまだ読み途中です。
点と線―長篇ミステリー傑作選 (文春文庫)
松本 清張,風間 完,松本清張記念館
文藝春秋

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