マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

マッハの貴公子 天才タケスィが熱~く語るでつ( ̄ω ̄)ムフ~

「ニュートリノ」放出する新天体 南極の施設で観測

2018-08-30 07:10:29 | 宇宙
素粒子「ニュートリノ」は常に地球に飛来。

宇宙のどこで発生しているのか全く分かっていなかったでつが、日本を含む国際共同研究チームが最近、
巨大なブラックホールをもつ極めて遠い銀河で発生していたことを突き止めたでつ。

目に見えない素粒子で、見えないブラックホールなどを探る、新しい天文学における画期的な成果でつ。
ニュートリノを放出している天体を突き止めた成果は7月、米科学誌「サイエンス」に掲載されたでつ。

きっかけは南極大陸の厚い氷の中で生じた発光。

南極点近くにある、ニュートリノが氷に衝突したときに出る光を観測する施設「アイスキューブ」のセンサーが検知し、知らせは43秒後、携帯電話に届いたでつ。

この通報システムの開発で中心的な役割を果たしたでつ。
すぐに広島大学や東京大学などの国内の天体観測の研究者に連絡し、センサーの情報をもとに観測を始めるよう協力を呼びかけたでつ。

ほどなくオリオン座の腕の部分のやや下のあたりで輝きが増している、40億光年先にある銀河を見つけたでつ。
02年のノーベル物理学賞の対象となった小柴昌俊東大特別栄誉教授らが観測したニュートリノは超新星の爆発で発生し、その距離は地球から約16万光年。

今回の発生源は桁外れに遠い。
そこにこの発見の意義があるでつ。

これまでに分かっているニュートリノの発生源は3つ。
1つは太陽。
中心部の核融合反応で生まれている。太陽と同じ恒星ならニュートリノを放出していると考えられているでつ。

2つめは地球で、地下深部にある放射性元素が崩壊する際に生み出されるでつ。

そして3つめが超新星爆発で、太陽よりも大きな星が寿命を迎えて起こすでつ。

強い光とともに膨大な量のニュートリノを放出するでつ。
ただしこれらニュートリノのエネルギーは比較的低いでつ。

一方、地球に降り注ぐニュートリノの中には、極めてまれにしか検出できないでつが、もっとエネルギーの高いタイプがあるでつ。
その発生源がやっと一つ判明し、その場所もほぼ確定できたでつ。

南極の巨大な氷を受け皿として利用するアイスキューブはエネルギーの高いニュートリノの観測をねらい10年に完成し、稼働を始めたでつ。




世界の研究者に光の検出を素早く連絡する通信システムも16年に利用を始め、これまでに約10件、発光を検出。

そのエネルギーは低いタイプに比べ1億倍以上だったが、発生源を突き止めるまでには至らなかったでつ。
17年の発光信号はニュートリノの進行方向が詳しく分かり、「天体を突き止められる可能性が高い」と直感したでつ。

超高エネルギーのニュートリノを放出している銀河はどんな天体なのか。

この銀河の中心には推定で太陽の1億倍以上の重さの巨大なブラックホールがあり、その周辺から超高温高密度のガスがジェットのように噴出していることがこれまでの観測で知られているでつ。
このジェットの勢いが活発になって輝きが増したと推測し、他の観測データも調べたでつ。

米国の衛星「フェルミ宇宙望遠鏡」と国際協力で運営する「マジック望遠鏡」(スペイン領ラ・パルマ島)の観測から放射線の一種、ガンマ線の放出量が目立って増え、エネルギーの高いガンマ線が飛来していることが判明。
これらは巨大ブラックホール近くのジェットがニュートリノを放出する源である証拠でもあり、観測の信ぴょう性を高めたでつ。

この巨大ブラックホールの観測は、地球に降り注いでいる陽子などからなる宇宙線の起源を探る研究にも新たな手がかりを与えてくれるでつ。

宇宙線は約100年前の発見以来、どこで誕生しているのか探索が続くでつ。
エネルギーが低い成分は銀河系内で発生していることは分かってきたが、エネルギーが高い成分の起源は不明なまま。
天文学における大きな謎でもあるでつ。

40億光年先のブラックホールは高エネルギーのガンマ線も放出し、宇宙線の発生源と考えていいでつ。
高エネルギーのニュートリノ観測は、天文学に新たな領域を切り開きそうでつ。

ネットワークで宇宙の謎が解き明かされていくでつなぁ~
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三田屋本店やすらぎの郷なり~ | トップ | 超電導電線で省エネ効果 »
最新の画像もっと見る

宇宙」カテゴリの最新記事