汚泥焼却には、循環流動層焼却炉でつ！

下水汚泥の焼却では、循環流動層焼却炉でつなぁ～
こりは、焼却炉本体とホットサイクロン及びループシールで構成されてるでつ。

高速のガス流に伴い流動砂が焼却炉・サイクロン間を循環。
脱水ケーキはループシール出口部に投入され、流動砂と共に炉下部へ流入。
また、し渣・沈砂は脱水ケーキと混練して投入。

脱水ケーキは、流動砂と共に１次・２次空気と激しく混合撹拌され、瞬時に分解・燃焼。
燃焼排ガスと流動砂は炉外へ飛び出し、サイクロンにて流動砂は捕集されて炉内へ循環。

焼却炉本体は、デンスベッド部、焼却炉下部の流動砂密度が高い部分。
ここには、ループシール出口部で投入された脱水ケーキと、ターンダウンされた流動砂が流れ込むでつ。

１次空気の吹き込みにより流動砂は激しく流動し、脱水ケーキは１次空気と共に激しく撹拌混合され、
水分の蒸発・熱分解・燃焼が起こります。補助燃料はこの部分に噴霧投入。

ライザー部：２次空気吹き込み部から上部は、２次空気及び増大する燃焼ガスにより空塔速度は４～６m/sに加速し、
脱水ケーキ中の可燃分は流動砂の一部及び空気と共に上昇しながら撹拌混合され完全燃焼。

ホットサイクロンは、燃焼ガスとこれに同伴された流動砂はホットサイクロンに入り、遠心力により固－気が分離。
捕集された流動砂はループシールを通じて焼却炉下部へターンダウン。

ループシールは、焼却炉とサイクロンとの圧力差に起因するガスの逆流を防止するためにループシールを設けているでつ｡
脱水ケーキ投入は、ループシール出口部から行い、流動砂と共にデンスベッド部に流入。
流入の際、脱水ケーキは流動砂、１次空気と接触し予備乾燥。

循環流動層焼却炉システムフローは…
脱水ケーキ、し渣、沈砂は循環流動層炉ループシール出口部へ定量供給｡
焼却炉へ投入された脱水ケーキ、し渣、沈砂は循環流動層炉で瞬時に焼却｡
また発生したCO、シアン等の有害物質もサイザー部で高温かつ十分な燃焼空気との混合攪拌を
もって完全燃焼｡

燃焼用空気は一次空気と二次空気それぞれが、一次空気ブロワと二次空気ブロワから完全燃焼を行うために
最適化された吹き込み位置より供給｡
燃焼排ガスは空気予熱機、白煙防止空気予熱機に送られ、熱回収｡

焼却排ガスのダクトはバグフィルタで捕集｡
焼却排ガス中のSox、HClは排煙処理塔で苛性ソーダにより中和除去｡
処理された焼却排ガスは、自煙防止空気と混合された後、大気放出されるでつ｡

下水では、流動砂式がいいのかなぁ～