今日の日経新聞の第1面。
未知との遭遇、と題してAI(人口知能)の社会への
浸透と判断等をゆだねる領域が大きくなるという記事でした。
SFの世界では昔からコンピューターに支配された世界が描かれています。
『2001年宇宙の旅』ではコンピューター《ハル》の反乱が描かれています。
竹宮恵子のマンガ『地球へ』ではマザーコンピュータに支配された地球の姿が
描かれていたし、マニアックなところでは萩尾望都の短編マンガ『あそび玉』も
コンピュータ社会の話でした。
小説の中にはもっともっとたくさんコンピューターに支配された話があります。
最近ではヒューゴ賞ネヴュラほかSFの賞を総なめにした『叛逆航路』に至っては
コンピューターの端末が人間の体をもつという話でした。
子供のころの夢物語が新聞の1面、しかも日経新聞。
コンピューターに支配された場合の危惧も記事の中に書かれていました。
そんな記事を読んで、ふと思い出したのはJPホーガンの『未来の二つの顔』
という小説でした。
コンピューターに基本的な社会の管理を任せていいものかどうか、実験しよう
という話です。(かなり乱暴な要約です。)
最終的にはコンピューターは人間より大人でしたという話でしたが、今日の
新聞を読んで未来がここまで近づいてきたと思いました。