葡萄酒な日々 avec les Grands Terroirs d'HOKKAIDO

札幌・円山「葡萄酒倉庫」のワイン・日本酒・食材・生産者情報。

たまにはワインの本でも。

2010-01-24 03:59:23 | 日々
昨年末、お蕎麦屋さんで昼酒をいただいて、

ほろ酔いで近所の古本屋で買った一冊の本。

増井和子著「ワイン紀行」1991年9月初版。

本の中身自体は資生堂月刊誌花椿に1984年から

1988年に連載されたものです。

全編フランスワインについて書かれております。

この時代の“ワイン”を感じ取ることが出来ます。

価格はフランで掲載され、かつてフランスでは

フランスワインが割と安かったことが分かります。

一流レストランのワインリストがびっしり載っている所なんか

すごく面白いです。タイユヴァン(★★★)でもフルボトルが

100フラン位から、メドックの一級格付けが1000フラン位から。

今じゃこの時代の何倍、何十倍の値段ですから。

時代は変わって現在、ワインもレストラン料金も間違いなく

日本の方が安い。特に札幌は。

でも、この本読んでわかったのは、ある一定の年代のお客様が

日本はワインも高い、料理も高い、とたまに言われること。

1980年代まではそうだったんですね。

でも今は明らかに逆転現象です。

いいワイン美味しい食事が手頃に味わえる札幌は

もっともっと外から注目される街になれるんじゃないかと。

軽く期待してみる。