フレディ松川『絶対ボケない生活』(廣済堂出版・健康人新書)
気になるタイトルですね~。
思わず読みたくなりませんか。
認知症患者を30年以上にわたって
診察している医師が書いているので、
リアルです。
いきなり、ですが、
認知症になりやすい人は
元公務員と専業主婦、だそうですよ。
ちょっとドキっとしたアナタ、要注意ですよ。
元教師も社会や国語の文系は危ないらしい。
まあ、つまりは脳をあまり使わず
緊迫感もなく過ごしてきた人々。
首になる心配もないし、
会社が倒産する心配もないし、
ごもっともですね。
あと、認知症になるのは女性が多いそうですが、
女性のほうが長寿だから当然。
とはいっても、心配しないでね。
以下、抜粋。
<ボケやすい性格>
・なにごともきちっとしていないと気が済まない。
・いい加減なことが許せない。
・決められたことは、忠実に守る。
・世の中の常識を大切にする。
・他人に迷惑をかけることは、決してしない。
・待ち合わせには、必ず先に行って待っている。
・無駄遣いはできるだけしない。
・賭けごと、女(男)遊びは一切しない。
・自分はエリートだと思っている。
・趣味は少ない。
・人とつきあうのが苦手、孤独が好き。
<ボケにくい性格>
・おおらかで、物事にこだわらない。
・ロマンチスト。
・言いたいことは、どんどん言う。
・約束をしばしば破る。
・宴会の幹事を率先してやる。
・競輪、競馬、パチンコ、麻雀大好き。
・興味のあることなら、どんどん突っ込んでいく。
・人と会うのが好き。
・つらいことが嫌いで、楽しいことが好き。
・ブツブツ文句ばかり言う。
ですって。
なんとなく分かりませんか、この違い。
生真面目で、几帳面な良妻賢母は
ボケそうですね。
そういえば、パーキンソンもそんな人がなりやすい、
と聞いたことがあります。
「なんとかなるさ」がいいみたいですよ。
あ、それって私は得意かも。
出来の悪い息子や娘を持つと、親はボケない。
へぇ~、私、親孝行しているかも。
ボケ防止に朝の散歩もいいらしいですね。
それも、ただ歩くのではなく、
四季の変化を感じながら、観察しながら歩く、
そんな散歩がいいらしいです。
そう、頭と五感を働かせること。
カラオケは最高のボケ防止ですって。
それなら、合唱団も効果あり、ですね。
ボケない最後の切り札は「生きがい」。
ということで、この医師は引退する予定はないそうで。
あと、ボケの初期症状を見逃さないのが大切。
あとで思えば・・・ではなくて、
初期症状をしっかりキャッチすると、
その後の進行にも影響するとか。
初期症状とは、
同じことを何度も聞く。
いつも何かを探している。
なんだかぼんやりしていることが多くなった。
好きなことをしなくなった。
観察してみましょう、気になる方は。
「生きがい」は「喜びを得る」こと。
人が喜んでくれること、人のためになること、
小さなことでいいからそんなことを「生きがい」にすれば、
認知症はあちらからやって来ない、
はずです。