電気のない生活 その２

電気のない生活を３日間体験してみると、いつもの生活を
振り返るいいチャンスになります。
ここまで無駄をそぎ落として生活できるんだ、という驚きと、
いかに無駄の多い生活をしているか、という反省。
下界へ戻ってきたとき、あ～、電気がまぶしい・・・、
電気の使いすぎ・・・、と実感。
この気持ちを忘れないようにしたいものです。

ところで、この瑞岳院（ずいがくいん）のお寺の住職である
森山老師が、本当にすごい人なんです。
サハリン生まれの６７歳。２４歳のときに出家。
その後、サンフランシスコ、フランス、ブラジルで
布教活動をした経験がある非常に国際的な方です。
海外での経験が豊かな方なので、お話もとてもしやすく、
ホレボレ、でした。

大菩薩山僧堂　国際禅佛教交流センターという名前がついている通り、
国際的なお寺で、お弟子さんも外国人が多いそうです。
今回はドイツ人の尼僧さんがいましたが、体調を崩していて
お話するチャンスがなく、残念でした。

３日間、電気のない生活をして、静かな環境の中で坐禅をして、
応量器（おうりょうき）を使って食事をして、
きれいな空気と水をしっかり味わって、とても貴重な体験を
したと思いつつ帰ってきましたが、その日の夜になって、
それよりも、つくづく、ものすごい人に会うことができたんだ、
という喜びを感じました。

またゆっくりお話できるチャンスがあれば、と思っています。
１泊４０００円で泊まることができるので、ご興味の
ある方はぜひお知らせください。ご一緒しませう！