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ハマナデシコ

 東京薬科大で育てられている「ハマナデシコ(浜撫子)」。ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、名前の通り、海岸や崖地の砂浜などに生育する。花弁は5枚で、萼片が筒状になる。海岸植物らしく葉は艶があり肉厚で、強い日差しや乾燥などに対応できるようになっている。
 日本国内は、今 “なでしこ” ブームで沸き立っているが、もう一つハマナデシコに関する嬉しいニュースが先月あった。東日本大震災の津波で流され、岩手県内では絶滅したとされていた野生の希少植物ハマナデシコが、自生地の北限とされる岩手県陸前高田市で被災者の夫婦が発見したという。震災以前は海岸から30メートルほどの砂地の自生地に10本前後生えていたものが、昨年7~8月の調査では確認できず、絶滅したと論文で発表されていた。しかしこの夫婦が、先月21日に津波で流された自宅跡地に行ったあと、この自生地を訪れたところ、瓦礫が散乱する砂利の中に3株のハマナデシコを見つけ、その中で2輪の花が咲いていたという。陸前高田市では、 “奇跡の一本松” が枯死しその保存が進められているが、このハマナデシコは自力で生き延びてくれたようだ。この花の快挙にぜひ “金メダル” をあげよう。

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奮闘記・24~通算

 日本経済新聞の “私の履歴書” は、今、マラソンランナーの君原健二さんのお話が連載されている。君原さんは東京五輪マラソンで8位、メキシコ五輪では銀メダルを取り、ミュンヘン五輪でも5位にくい込んでいる。君原さんは、自分自身で誇りに思っていることは、現役時代の35回のフルマラソンで一度も途中棄権したことが無いと言い、レース途中で失速し気持ちが切れかかっても、収容車が来るまで沿道で恥をさらすのが嫌で走り続けたと書かれている。71歳の今もなお走り続けており、今年2月の東京マラソンが通算61回目で、依然として途中棄権が無いという。練習やレースで走った距離は中学2年の時からマメに記録されており、昨年ついに16万キロを超え、つまり地球を4周した計算になる。
 さて私も52歳で走り始めてからマメに走行距離を記録しているが、今月でやっと通産4,000キロに到達する見込み。ようやく地球を10分の1周したことになる。さすがにこれからどれだけ頑張っても地球1周は不可能だが、東京からハワイまでの距離が約6,500キロらしいので、リタイヤ後のホノルルマラソンチャレンジまでには、この距離を走っておきたい。写真は長池公園南の “よこやまの道”。
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