Beautiful☆Life

ひとりごと

「はやぶさ」に見る日本の宇宙技術(くたばれレンホー)

2009年11月22日 | 差し障りの無いブログ
 「はやぶさ」とは小惑星イトカワまで飛行し、小惑星イトカワの破片を回収して地球に持ち帰ると言う壮大なプロジェクトに使われている惑星探査機の名前である。かつて地球以外の天体のサンプルを地球に持ち帰ったことがあるのは月のサンプルだけだが、月は変成してしまったため太陽系初期の物質を知ることができないそうだ。その点、小惑星は惑星が誕生するころの記録を比較的よくとどめている化石のような天体で、この小惑星からサンプルを持ち帰る技術(サンプル・リターン)が確立されれば、「惑星を作るもとになった材料がどんなものか」「惑星が誕生するころの太陽系星雲内の様子はどうか」についての手がかりが得られるという。

 2003年5月9日に打ち上げられた「はやぶさ」は数々の人類初となるこの計画を完遂するため地球に向かって今現在も宇宙空間を飛行している。この計画は現在地球に帰還するという最終的な段階にあるが、ここまで来るには解決不可能と思われていた数々の障害を克服してきた日本の宇宙技術の逸話がちりばめられているのである。(つづく)

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