花巻東の戦い振りや、決勝戦での日本文理の最終回での健闘など、見所満載、漫画のような試合展開が随所で見られ、高校野球ファンでなくても十分面白い大会となった今回の夏の甲子園。ただ気になったのは、選手の異様な笑顔です。
花巻東と2回戦で対戦した横浜隼人のとにかく何をやっても笑顔というのも無気味でしたが、明豊戦(だったかな?)で花巻東の菊池が二塁打で暴走してしまい、三塁で憤死・アウトになったのに、やはり笑顔でベンチに戻り、まるでホームランを打った後のようなベンチの盛り上がりも奇異な風景でした。
もちろん菊池選手の場合は、志気を低くしない前向きな態度と捉えることもできますし、チーム自体、元気そのものというカラーでしたから、のべつまくなしに笑っているような学校とは違います。ただ、あの失礼なガッツポーズとともに「笑顔」「前向き」という姿勢・態度が、よいもの、選手の力を高める効果として催眠術のように使われ、蔓延しているのは選手のマインドを侵してるんではないかと少々心配ではあります。
これはチーム毎に傾向が違うので(日本文理や岐阜商は渋かった)、セルフコントロールの専門家が笑顔過剰なチームにはついていて推奨、指導しているのではないかなどと疑ってしまいます。そうでないとしても、口惜しいときは口惜しい態度をとる自由を奪っているとしたら問題ですね。
花巻東と2回戦で対戦した横浜隼人のとにかく何をやっても笑顔というのも無気味でしたが、明豊戦(だったかな?)で花巻東の菊池が二塁打で暴走してしまい、三塁で憤死・アウトになったのに、やはり笑顔でベンチに戻り、まるでホームランを打った後のようなベンチの盛り上がりも奇異な風景でした。
もちろん菊池選手の場合は、志気を低くしない前向きな態度と捉えることもできますし、チーム自体、元気そのものというカラーでしたから、のべつまくなしに笑っているような学校とは違います。ただ、あの失礼なガッツポーズとともに「笑顔」「前向き」という姿勢・態度が、よいもの、選手の力を高める効果として催眠術のように使われ、蔓延しているのは選手のマインドを侵してるんではないかと少々心配ではあります。
これはチーム毎に傾向が違うので(日本文理や岐阜商は渋かった)、セルフコントロールの専門家が笑顔過剰なチームにはついていて推奨、指導しているのではないかなどと疑ってしまいます。そうでないとしても、口惜しいときは口惜しい態度をとる自由を奪っているとしたら問題ですね。