長電話

~自費出版のススメ~

ウィルスと細菌

2009-05-21 | 政治
季節はずれのインフルエンザによるマスクの流行で、80年代に想起した近未来のような風景が繰り広げられるようになりました。そのうち水着にマスクとか銭湯でマスクとか、マスクでナンパとか、マスク依存による珍風景がみうらじゅんの「スライドショー」よろしく写真におさめられることでしょう。

ウィルスは細菌と違い、細胞を持たず、次々と変異するものだそうで、その存在は「実体」ではなく、「要素」に近い鵺のような印象です。寄生する、宿主と共存しようとしているだけなのに殺してしまう、という性質は宗教や恋愛に近く、マスクというシンボルによって結び付く連帯のような日本の風景もまた新興宗教や野球の応援団の様相です。

そういう意味でいえば、共産党は細菌(細胞)、この国に4年前に吹き荒れた「小泉インフルエンザ」、9.11米同時多発テロによって引き起こされた「ブッシュ熱」などはウィルスとなります。犠牲者の方が規模としては新型インフルエンザより大きいのですが、マスクマンの増殖を見ると、付和雷同ウィルスや同調圧力ウィルスはいまだ殲滅されていないようです。

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