紘汰と貴虎の前にインベスが現れ、2人はそれぞれ鎧武と斬月・真に変身してインベスを蹴散らす。
紘汰は貴虎から、戒斗は凌馬からヘルヘイムの森について説明を受ける。
貴虎は
「ここ(ヘルヘイムの森)は地球とは別の惑星なのか、時間軸の異なる平行世界なのか、正確なところはわからない。」
と紘汰に言う。凌馬は戒斗に
「それを解明するために結成されたのがユグドラシルだ。あまりにも組織が巨大になりすぎて今や多国籍企業を装っているがね。実態はあくまで研究機関なんだよ。」
と言う。凌馬に戒斗はなぜ街を支配しているのかと聞くと凌馬は
「長い歳月をかけて我々はヘルヘイムの謎を追ってきた。そしてヘルヘイムに繋がるクラックの出現頻度が統計上最も多かったのが日本の沢芽市だ。例えばこのクラックも10年前に沢芽市で発見された貴重なサンプルで、これは元々地球の植物ではない。遠い昔にクラックから入り込んでヘルヘイムの種が繁殖せず単体で樹齢を重ねたもの。地元では信仰の対象になっていたようだ。コイツを利用して我々は人工クラックの形成に成功した。ヘルヘイムの研究は飛躍的に進んだ。」
と言う。そしてヘルヘイムの森の中にかつて沢芽市にあった御神木が戒斗の目に飛び込み、戒斗は凌馬に怒りをぶつける。凌馬は戒斗に我々が憎いかと聞くと戒斗は憎しみは晴らさなければ意味がないと言う。凌馬は今ここで私一人に怒りをぶつけてもユグドラシルという組織への復讐は遂げられない、君の判断、とてもいいと言い、戒斗にユグドラシルの真意を理解してもらおうとする。
紘汰のヘルヘイムを調べるためだけに沢芽市を丸ごと乗っ取ったのかという問いかけに対し、貴虎は
「それが人類の命運を決めるからだ。見ろ。かつてはこの世界にも人間がいて、街を作り、文明を築いていた。お前も見ただろう。この世界の果実を食べた人間がどうなったか。我々がインベスと呼んでいる怪生物はかつて動物達が住んでいたなれの果てだ。その中にはこの街を作った文明人も含まれる。」
凌馬:「あの世界の生態系段階を追った進化をしていない。ある時期を境に以前とは異なる動植物によって根こそぎ塗り替えられている。森はある日突然現れ、世界を覆い尽くした。」
貴虎:「今の沢芽市と同じような出来事だ。恐らくはこの世界でも起こったものの、突如開いたクラックから流れ込む異世界の種、圧倒的な繁殖力が含まれているこの植物の土壌を接し、他の草木を全て枯らしてしまう。」
凌馬:「外来種という言葉を知っているかね。本来無かった地域に異なる環境から持ち込まれた生物。土着の生物を全て駆逐して自らの領土に変えてしまうことだ。この(ヘルヘイムの)果実は時空を超えた外来種だ。圧倒的な繁殖力に加え、実を食べた動物を支配し、種を運ばせる。そのせいであの世界の文明は一つ破滅した。そして次はこの地球の番というわけさ。」
貴虎の説明を聞いた紘汰は愕然としてどうしてこんなことに、と貴虎に言う。貴虎は
「理由などない。植物が種を散らして生存範囲を広げるのは当然のことだ。言ったはずだ。これは理由のない悪意だと。」
と言う。紘汰は貴虎に地球も滅ぶのかと聞くと貴虎は
「沢芽市に出現するクラックの頻度は爆発的に増えている。専門家の予測によれば猶予は後10年。それで我々の世界はここと同じ森に覆われ、新たなヘルヘイムと化す。」
と言う。紘汰は貴虎の言葉に驚きを隠せなかった。
沢芽市内ではナックルがインベスを蹴散らしていた。インベスによって負傷した人の体からヘルヘイムの植物が繁殖していた。ロックシードから呼び出したインベスではこんなことはなかった。ザックとペコの前にピエールと城乃内が現れ、ザック達ビートライダーズとインベスが関係あると人々に訴える。ピエールはブラーボに変身しインベスをなぎ倒す。
一方、舞達の笑顔を守り通すために龍玄が黒影トルーパーと共にインベスを倒し、証拠隠滅していた。
紘汰が貴虎に何故大切なことを隠すのかと聞くと貴虎は
「知らせた結果引き起こされたパニックが想像できんのか!人々の自分を守るためだけに暴徒と化す。ヘルヘイムに侵略されるまでもなく文明は崩壊する。」
凌馬は戒斗に
「たとえ破滅の危機に瀕しても互いに憎み合い争うことを止められない、それが人間というものだ。戦争、宗教、民族の違い、抱えている問題を全て棚上げにしてヘルヘイムの脅威に立ち向かうなど不可能な話だと思わないか?」
それを聞いた戒斗はオレもそんな奴らばかりを見てきたと言う。
貴虎:「だからユグドラシルは全てを担う。世界を救う責任を誰よりも公平に果たせるのは我々だけだ。」
という言葉を聞いた紘汰は
「おかしいだろ。こんな時こそ人間て一つになるんじゃないのか。みんな滅びるとわかったら互いに争っている場合じゃないだろ。」
と言う。貴虎は
「つくづくお前はヒトの悪性というものを知らんようだな。ユグドラシルの研究成果を手に入れるためなら各国はどんな強行な手段も取るだろう。ヘルヘイムに対処する手段を独占すればもはや世界を手に入れたに等しい。」
と言うと紘汰は誰も信じられないのかと聞く。貴虎は
「一人の憎しみは百人の善意を打ち砕く力を持つ。そうやって人の歴史は幾度と無く血に染まってきた。」
と言う。
シドは世界の未来を背負えるユグドラシルのが誰なのかが問題だと燿子に言う。燿子は貴虎だと言うとシドは先を見越して凌馬に鞍替えしておきながらと言うと燿子は貴虎の部下のくせにと返す。シドは禁断の果実を誰が掴むのかで全てが決まり、ゲネシスドライバーなら手が届く、もちろんあんたもと言うと燿子はシラを切る。
紘汰は貴虎に他の人間はなにも知らないままでいろというのかと言うと貴虎は
「お前の家族や友人達のことを考えてみろ。たとえ事実を知ったところで何もできない無力な人々は絶望に脅えながら破滅の時を待つしかない。彼らの平穏な日々を奪うのがお前の考えた正義なのか?侵略の恐怖に立ち向かう役目は立ち向かう力を備えた者達だけが担えばいい。それでこそ平和が保たれる。」
と言う。紘汰と貴虎の前にインベスが立ちはだかる。貴虎は斬月・真に変身してインベスに立ち向かうが、紘汰は鎧武に変身しつつも迷いが生じていた。斬月・真がインベスを倒した。
戒斗と凌馬の前にシドと燿子が現れ、凌馬は戒斗に協力を求めるが、戒斗は拒否。
「なぜこの世界を守る必要がある。平和のために秘密を守れだと?ふざけるな!そんな嘘偽りで塗り固められた世界などいっそ壊れてしまえばいい。戦うことを忘れた者に生きる資格なんてない。むしろ侵略は絶好のチャンスだ。力のある者、弱い者がはっきりとわかる。ヘルヘイムと戦って生き延びた者だけが未来を掴む。」
と言う。凌馬は
「君ならそう答えると思ったよ、駆紋戒斗君。改めて歓迎しよう。我らが同志よ。これからは我々と共に野望の道を歩もうじゃないか。」
と言った。だが戒斗はその言葉を額面通りに受け取らなかった・・・。
紘汰と戒斗はヘルヘイムとユグドラシルの真実を知ることになりましたが、貴虎はヘルヘイムに太刀打ちできる力を持つユグドラシルが極秘に対処するのはいたずらに沢芽市民に不安を与えないためとしているのは理にかなっていると思います。紘汰は貴虎の話を聞いてもまだ納得できずにいるようですが・・・?貴虎の弟の光実は兄と考えが近いようです。
凌馬から聞かされた戒斗は凌馬達と手を組むことを持ちかけられつつもまだ半信半疑のようだし、今後どのようなことになるのか楽しみです。
ヘルヘイムやユグドラシルの謎が明らかになり始めてきていているので今後も見逃せなくなります。
紘汰は貴虎から、戒斗は凌馬からヘルヘイムの森について説明を受ける。
貴虎は
「ここ(ヘルヘイムの森)は地球とは別の惑星なのか、時間軸の異なる平行世界なのか、正確なところはわからない。」
と紘汰に言う。凌馬は戒斗に
「それを解明するために結成されたのがユグドラシルだ。あまりにも組織が巨大になりすぎて今や多国籍企業を装っているがね。実態はあくまで研究機関なんだよ。」
と言う。凌馬に戒斗はなぜ街を支配しているのかと聞くと凌馬は
「長い歳月をかけて我々はヘルヘイムの謎を追ってきた。そしてヘルヘイムに繋がるクラックの出現頻度が統計上最も多かったのが日本の沢芽市だ。例えばこのクラックも10年前に沢芽市で発見された貴重なサンプルで、これは元々地球の植物ではない。遠い昔にクラックから入り込んでヘルヘイムの種が繁殖せず単体で樹齢を重ねたもの。地元では信仰の対象になっていたようだ。コイツを利用して我々は人工クラックの形成に成功した。ヘルヘイムの研究は飛躍的に進んだ。」
と言う。そしてヘルヘイムの森の中にかつて沢芽市にあった御神木が戒斗の目に飛び込み、戒斗は凌馬に怒りをぶつける。凌馬は戒斗に我々が憎いかと聞くと戒斗は憎しみは晴らさなければ意味がないと言う。凌馬は今ここで私一人に怒りをぶつけてもユグドラシルという組織への復讐は遂げられない、君の判断、とてもいいと言い、戒斗にユグドラシルの真意を理解してもらおうとする。
紘汰のヘルヘイムを調べるためだけに沢芽市を丸ごと乗っ取ったのかという問いかけに対し、貴虎は
「それが人類の命運を決めるからだ。見ろ。かつてはこの世界にも人間がいて、街を作り、文明を築いていた。お前も見ただろう。この世界の果実を食べた人間がどうなったか。我々がインベスと呼んでいる怪生物はかつて動物達が住んでいたなれの果てだ。その中にはこの街を作った文明人も含まれる。」
凌馬:「あの世界の生態系段階を追った進化をしていない。ある時期を境に以前とは異なる動植物によって根こそぎ塗り替えられている。森はある日突然現れ、世界を覆い尽くした。」
貴虎:「今の沢芽市と同じような出来事だ。恐らくはこの世界でも起こったものの、突如開いたクラックから流れ込む異世界の種、圧倒的な繁殖力が含まれているこの植物の土壌を接し、他の草木を全て枯らしてしまう。」
凌馬:「外来種という言葉を知っているかね。本来無かった地域に異なる環境から持ち込まれた生物。土着の生物を全て駆逐して自らの領土に変えてしまうことだ。この(ヘルヘイムの)果実は時空を超えた外来種だ。圧倒的な繁殖力に加え、実を食べた動物を支配し、種を運ばせる。そのせいであの世界の文明は一つ破滅した。そして次はこの地球の番というわけさ。」
貴虎の説明を聞いた紘汰は愕然としてどうしてこんなことに、と貴虎に言う。貴虎は
「理由などない。植物が種を散らして生存範囲を広げるのは当然のことだ。言ったはずだ。これは理由のない悪意だと。」
と言う。紘汰は貴虎に地球も滅ぶのかと聞くと貴虎は
「沢芽市に出現するクラックの頻度は爆発的に増えている。専門家の予測によれば猶予は後10年。それで我々の世界はここと同じ森に覆われ、新たなヘルヘイムと化す。」
と言う。紘汰は貴虎の言葉に驚きを隠せなかった。
沢芽市内ではナックルがインベスを蹴散らしていた。インベスによって負傷した人の体からヘルヘイムの植物が繁殖していた。ロックシードから呼び出したインベスではこんなことはなかった。ザックとペコの前にピエールと城乃内が現れ、ザック達ビートライダーズとインベスが関係あると人々に訴える。ピエールはブラーボに変身しインベスをなぎ倒す。
一方、舞達の笑顔を守り通すために龍玄が黒影トルーパーと共にインベスを倒し、証拠隠滅していた。
紘汰が貴虎に何故大切なことを隠すのかと聞くと貴虎は
「知らせた結果引き起こされたパニックが想像できんのか!人々の自分を守るためだけに暴徒と化す。ヘルヘイムに侵略されるまでもなく文明は崩壊する。」
凌馬は戒斗に
「たとえ破滅の危機に瀕しても互いに憎み合い争うことを止められない、それが人間というものだ。戦争、宗教、民族の違い、抱えている問題を全て棚上げにしてヘルヘイムの脅威に立ち向かうなど不可能な話だと思わないか?」
それを聞いた戒斗はオレもそんな奴らばかりを見てきたと言う。
貴虎:「だからユグドラシルは全てを担う。世界を救う責任を誰よりも公平に果たせるのは我々だけだ。」
という言葉を聞いた紘汰は
「おかしいだろ。こんな時こそ人間て一つになるんじゃないのか。みんな滅びるとわかったら互いに争っている場合じゃないだろ。」
と言う。貴虎は
「つくづくお前はヒトの悪性というものを知らんようだな。ユグドラシルの研究成果を手に入れるためなら各国はどんな強行な手段も取るだろう。ヘルヘイムに対処する手段を独占すればもはや世界を手に入れたに等しい。」
と言うと紘汰は誰も信じられないのかと聞く。貴虎は
「一人の憎しみは百人の善意を打ち砕く力を持つ。そうやって人の歴史は幾度と無く血に染まってきた。」
と言う。
シドは世界の未来を背負えるユグドラシルのが誰なのかが問題だと燿子に言う。燿子は貴虎だと言うとシドは先を見越して凌馬に鞍替えしておきながらと言うと燿子は貴虎の部下のくせにと返す。シドは禁断の果実を誰が掴むのかで全てが決まり、ゲネシスドライバーなら手が届く、もちろんあんたもと言うと燿子はシラを切る。
紘汰は貴虎に他の人間はなにも知らないままでいろというのかと言うと貴虎は
「お前の家族や友人達のことを考えてみろ。たとえ事実を知ったところで何もできない無力な人々は絶望に脅えながら破滅の時を待つしかない。彼らの平穏な日々を奪うのがお前の考えた正義なのか?侵略の恐怖に立ち向かう役目は立ち向かう力を備えた者達だけが担えばいい。それでこそ平和が保たれる。」
と言う。紘汰と貴虎の前にインベスが立ちはだかる。貴虎は斬月・真に変身してインベスに立ち向かうが、紘汰は鎧武に変身しつつも迷いが生じていた。斬月・真がインベスを倒した。
戒斗と凌馬の前にシドと燿子が現れ、凌馬は戒斗に協力を求めるが、戒斗は拒否。
「なぜこの世界を守る必要がある。平和のために秘密を守れだと?ふざけるな!そんな嘘偽りで塗り固められた世界などいっそ壊れてしまえばいい。戦うことを忘れた者に生きる資格なんてない。むしろ侵略は絶好のチャンスだ。力のある者、弱い者がはっきりとわかる。ヘルヘイムと戦って生き延びた者だけが未来を掴む。」
と言う。凌馬は
「君ならそう答えると思ったよ、駆紋戒斗君。改めて歓迎しよう。我らが同志よ。これからは我々と共に野望の道を歩もうじゃないか。」
と言った。だが戒斗はその言葉を額面通りに受け取らなかった・・・。
紘汰と戒斗はヘルヘイムとユグドラシルの真実を知ることになりましたが、貴虎はヘルヘイムに太刀打ちできる力を持つユグドラシルが極秘に対処するのはいたずらに沢芽市民に不安を与えないためとしているのは理にかなっていると思います。紘汰は貴虎の話を聞いてもまだ納得できずにいるようですが・・・?貴虎の弟の光実は兄と考えが近いようです。
凌馬から聞かされた戒斗は凌馬達と手を組むことを持ちかけられつつもまだ半信半疑のようだし、今後どのようなことになるのか楽しみです。
ヘルヘイムやユグドラシルの謎が明らかになり始めてきていているので今後も見逃せなくなります。
貴虎の考え方が一番理にかなっているのですが、紘汰は貴虎に感化されるのかどうか気になります。
誤解されながらも戦い続けるナックルとペコは昔の仮面ライダーのようですね。
戒斗も凌馬達と手を組むのかどうかわかりませんが、戒斗も要注意です。
凌馬が言っていた人間は憎み合うことを止めないというのは最近では確かにイデオロギーの対立というのがあって、これは解決の方法がないですね。
憎しみや不安などの負の感情は広がりやすく消えにくい。それでもチームバロンは変わりました。パチンコやロックシードを自分達のためでは無く一般市民のために使いました。
私自身も嫌な感情に囚われて冷静な判断が出来ないことがあります。楽をしたい。良いものが欲しい。快楽を選んだ先は暗い未来だと解っていても・・・。
苦しい選択こそ正解だと解っていても選ぶのは難しいのにビートライダーズは困難に背を向けず立ち向かう道を選びました。
世界を救う為にはユグドラシルの力が必要でその力を特定の国家や個人に渡すことは出来ない。
戒斗も自分の正義を捨てないと思います。ユグドラシルの頂点に立つか森に選ばれる存在を目指す為に行動を共にすることはあるとおもいますが。
物語の全体像が見えてきました。今後、凌馬たちが力を手に入れるために人類を裏切るかがポイントだと思います。凌馬は最終的に手に入れたい力をイメージ出来ていると思います。以前スケッチされた形で森の力を具現化するきでは無いでしょうか?