仮面ライダーウィザード 「第２９話 進化する野獣」

ウィザードは中本を救出。グレムリンとスプリガンは退却する。

攻介は魔力が切れかかる。晴人は攻介に魔力を分けようとするが失敗する。

凛子は中本にビーストドライバーを盗まれた時の状況を聞く。だが中本は歯切れが悪い。晴人は攻介にドライバーを盗んだのは中本じゃないかと言う。攻介は中本に直接聞くが、中本は否定し、晴人達を研究所から追い返す。凛子は黒だと言い、攻介は盗んだのが中本ならドライバーも無事でむしろ良かったと言う。晴人は瞬平にある依頼をする。

ソラはスプリガンにゲートの中本の心の支えは自身の研究が世の中に認められることだと言う。そこにミサが現れ、なぜそれがわかると聞く。ソラは前の晩に中本をそそのかし、攻介に酒を飲ませ、攻介が寝ている間に中本がドライバーを盗んだのだ。

ミサはソラになにを考えているのかと聞くと、ソラはサバト、魔法使い、ワイズマンの知っていること全てを知りたいと言う。

瞬平がビーストドライバーを見つけ出した。慌てた中本がビーストドライバーがあるのを隠し場所で確認したところを晴人達に気付かれる。瞬平が持っていたドライバーは使い魔ゴーレムに作らせた偽物だった。凛子はなぜそんなことをしたのかと中本に聞くと、中本は遺跡を発掘した手柄を所長に横取りされたために今回の発掘は最後のチャンスであり、その無念を晴らすため成果を上げたかったと言う。

キマイラも限界のようだ。攻介はキマイラにとりつかれた時はヤバいと思ったが、次第に好奇心がわき、どんなことをしても知りたいと思ったと言う。攻介にとってキマイラは大きなチャンスなのだ。そこにスプリガンが現れ、晴人はウィザードに変身してスプリガンに立ち向かう。攻介はドライバーを取り戻す。中本は攻介に遺跡を渡す。攻介はビーストに変身してウィザードに加勢する。そして発掘された指輪をドライバーに付けると、攻介は自身のアンダーワールドの中におり、そこにはキマイラが。攻介は遺跡を何に使うのか聞く。キマイラは
「それを使えば我の力を現実世界で使うことができる。しかし今のお前が耐えられるかどうか。今のお前では。」
と言う。攻介は
「オレは危険な賭けにはのる主義なんだ。ピンチはチャンス。必ず勝つ。だからキマイラ、お前も付き合え！」
と言う。キマイラは了承。

ハイパー！ゴー！ハイハイハイッハイパー！

ビーストはビーストハイパーに変身。新兵器ミラージュマグナムを手にし、スプリガンを倒した。

中本は発掘調査の旅に出た。

ソラは捕らわれの身である内藤という男を助けようとしていた・・・。


今回ビーストがパワーアップしてビーストハイパーが登場しましたが、窮地に陥った状況でのパワーアップというのは仮面ライダーに限らず様々な特撮番組で多用されたシチュエーションですが、このパターンは絶妙ですね。

ビーストドライバー等を盗んだのは中本でしたが、過去に発掘の手柄を横取りされているので、こういう行動に出るのも無理の無いという気もしますが、凛子が腹を立てるのも最もです。攻介は盗んだのが中本ならドライバーが無傷だろうと安心していましたが。

そして、ソラが解放しようとしていた内藤という男が次回以降の物語に大きな影響を及ぼしそうな気がします。