マメ科のソラマメです。
地中海から中央アジア原産の一年草、日本へは江戸時代に入ってきたそうです。
奈良時代と言う説もありますが、品種改良されて今の大きさになってからと言うことになれば江戸時代になります。
冷涼な気候を好むため、秋の終わりに種子を蒔いたものが、今ごろ花がさいています。
茎は四角形で中空です、40センチから1メートルに立ち上がります。
葉は互生、柔らかく細長い卵形の小葉が2枚から6枚つく羽状複葉です。
小葉は卵形で縁はなめらか、対生に付いたり互生にずれたりします。
葉の付け根から花茎をだし、分かれて2個から6個の花がさきます。
花弁は白色で5枚、立ち上がった旗弁に黒色または紅色の線がつき、前側にのびた側弁に黒色の斑紋がつきます。
花が終わると2から4個の種子が入った莢ができます、莢が上を向くので「空豆」とよばれるそうです。
莢の中の種子が熟してくると、重みで下を向きます。