マメ科のラッカセイです。
南アメリカ原産の一年草、ペルーなどの遺跡では紀元前から食べられていた跡が発見されているそうです。
日本へ最初に入ってきたのは江戸時代ですが、広まることはありませんでした。
1871年明治4年になって神奈川県で本格的な栽培がはじめられました。
千葉県では1876年から栽培が始まったそうです。
高さは30センチから60センチ、株から多数の茎が分かれて立ち上がり、葉が互生します。
葉は長い葉柄をもち、小葉4枚の偶数羽状複葉です、小葉は卵形で縁はなめらかです。
葉の付け根付近から花柄がのびて、黄色で大きな旗弁の目立つ蝶形のマメ科の花がさきます。
花が終わると花弁は落ちて、子房柄とよばれる根が地中に向かってのびます。
この根の先からも水分や養分を吸うそうです。根の先が莢になってふくらみ、種子が2個作られます。
花が落ちて地中に実がつくので「落花生」、南京を経由して渡ってきたので「南京豆」など呼び名が多数あります。
「ピーナッツ」ともよばれ、ピーナッツクリーム(中村屋)や、ピーナッツアイス(木村ピーナッツ)は館山の名物です。