お台所の必需品 続編
前にご紹介した「キング 鎌砥石 K-35」を購入してしばらく使ってみました。
粒度は#800、中仕上げ用となっています。
○ 鎌を研いでみました。
庭と玄関前に芝が植えてあります、今の季節は雑草が出てきてすぐに花がさきます。
雑草を1本づつ抜いているのですが、雑草の花がさく方が早いです、カラスノエンドウなどは気が付くと種ができています。
そこで芝より高くのびた花穂を鎌で刈るのです。
使った後の鎌の刃は、太陽の光を反射させてみると鋭角が摩耗して丸くなっているのが解ります。
いつもは荒砥(#400)で刃を鋭角にして中砥(#1000)、仕上砥(#3000)で顔が映るくらいにしています。
荒砥の替わりに鎌砥石を使ってみました、「中仕上げ」の割には良く削れます。でも、荒砥ほど砥石傷は深くありません。
中砥とは#800と#1000の差しかありませんが砥石傷は全く違います。
私の研ぎ方で#800は、細かい荒砥と感じました。今までの荒砥より#1000へのつなぎが楽です。
#800の砥石傷は#1000で直ぐに消えました。今まで傷を消すのにかなりの時間を要していましたが簡単に終わりました。
○ 庖丁を研いでみました。
自宅のものと妹宅の2本です。妹宅のものはかなり使ってあり、太陽に反射させるとかなりの摩耗がありました。
自宅のものは力を抜いて、軽く摩耗を取って仕上げましたが返りが出るのが早いです。
妹宅のものは、摩耗分を削るのはいつもどおりでしたが、次の#1000番で砥石傷を消すのが簡単でした。
傷が浅いので#1000を使う時間が短く、仕上げで顔が映るまで全体の時間が短く感じました。
○ 結論は、「中仕上げ」となっていますが、細かい荒砥です。
砥石はかなり削れます、でも削れないと新しい面が出てこないので目詰まりします。
砥石は#1000を中心に考えていますので、包丁に使っては細かい荒砥と考えられます、鎌にも使用途中で研ぎ直すには良く削れるので研ぎが速いです。
刃欠けにはもっと粗いものが必要ですが、普通に摩耗した刃の修正には最適です。
でも、私がアマゾンで買ったのは¥498でした。今、アマゾンを見ると¥674で値上がりしています。
他の石の値段と比べてもまあまあですし、家庭用としては手頃な大きさでした。