マメ科のゲンゲ(レンゲソウ)です。
中国原産、江戸時代のはじめに日本へ伝わってきた一年草です。
レンゲソウ、レンゲの方が良く使われる名前ですが、ほんとの名前はゲンゲです。
春に花がさいて葉がしげるので牛のエサとしたり、水田ではそのまま肥料としました。
マメ科の植物なので根に「根粒菌(こんりゅうきん)」がいて、植物に必要な窒素肥料となるのです。
ゲンゲは湿った場所が好きです、水田はしめっていて、花が終わるころ耕作して田植えをするのでつごうがよかったんだね。
今は牛も飼っていないし、化学肥料を使っているので見なくなりました。
葉は1回奇数羽状複葉(うじょうふくよう)、丸い小葉がたくさんついた形で一枚の葉なんだね。
花は葉の付け根から花クキをのばして、小さな花が車輪のように集まって「輪生(りんせい)」します。
ひとつの花を見ると、旗弁(きべん)が立ち、竜骨弁(りゅうこつべん)が前に出るマメ科の特徴が見えるね。
下の写真で、小さな花が車輪のように集まっているのがわかるね。
丸い小葉が向いあって何組もついています、小葉11枚くらいが多いね。