毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「軍人学校出身の若者にランチを奢ってもらった」No.1472

2015-10-01 00:23:55 | 中国事情

国慶節前日の今日、

午前の授業後に4年生たちと学食に昼ごはんを食べに行こうとしたら、

4年と同室の後輩から電話があり、

ボーイフレンドが菏澤に来てみんなにご馳走してくれるとのこと。

「いやあ、悪いわねえ」

「でも彼氏はもう働いていて、お金持ちだから」

などと言いつつ、お言葉に甘えてご馳走してもらうことにしました。

私はただ一緒にいただけで、その恩恵に浴したのでございます。

キャンパスから数分歩いたところに青年路という名前の通りがあり、

お店はその道端にあります。

注文をして少し待っていると、食堂の奥に特別の客室があると

店の人が勧めてくれ、私たちは当然そちらに引っ越しました。

その部屋の外は、大きい菜園でした。

農村出身の楊芬さん、滕坤さんは、

「あれが豆で、向こうは胡瓜、トウモロコシもあります」

と、日本語で名前を全部教えてくれました。

私は作物の名前が言える人が大好きです。

 

後輩(1年生)のボーイフレンドがはるばる煙台から10時間近くかけて到着しました。

⇓食堂のスペシャルルームに入ってきた2人をすかさずデジカメで写しました。

元軍人学校生と誰が思えるでしょうか。たいへんな優男でしたよ。

二人は高校入試のとき知り合って、4年間つき合っているそうです。

高校2年から彼が軍人学校に入った後は、ずっと遠距離恋愛でした。

「普通は高校ぐらいで別れるのに、よく4年間も仲良くやって来れたね」

と言うと、ボーイフレンド君が、

「ぼくがおとなしいから」とにっこり笑って答えました。

⇓久しぶりに会って、嬉しくてたまらないのを隠そうともしない2人。

 

さあ、地元の味付けの料理が続々と出されてきました。

キクラゲと卵の炒め物、巨大な炒め魚、鶏肉と山東省の揚げパン、

大学いも、胡瓜とベーコンの和え物、スライス揚げ豆腐とピーマンなどの炒め物です。

どれも、本当に美味しい味付けでした。

だいたい、どの食堂に入っても似たり寄ったりの味で、

私はどこで何を食べるかなど、全く執着しないのですが、

このお店には是非また来たいと思いましたよ。

 

「先生、鶏肉どうぞ」と勧められて取ったのが、なんと鶏の頭でした。

揚げパンと一緒にパチリ。

 

この巨大魚の美味しいことといったらありません。

たいがい食べた後で、「これは黄河の魚です」と教えられ、

たいへん感激しました。

黄河は何と菏澤の北のはずれにも流れているそうなんです。

この辺の魚はほとんど黄河で取った魚ばかりですと。

身のしまった味は格別で、私は目の玉までしっかりいただきました。

 

明日から国慶節です。

軍人の学校に行った彼は、2年間で

「実社会で役に立つ勉強ではない」と見切りをつけ、

今は煙台の民間会社で働いているそうです。

1年生の後輩は、明日一緒に煙台のボーイフレンドの父母のところに行き、

挨拶するとのこと。

これは中国でも(私たちは結婚を前提にお付き合いしています)という

意思表示なんですって。

「彼女はすぐにでも結婚したいと思っています」と通訳する4年生たちには、

とんとそんな気配はありません。

コメント (4)
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