先日、運転免許証の書き換えに行くと、献血車が止まっていた。
私は献血に協力しなかった。あまりいい思い出が無いから。
大学生の頃、学校に献血車が来た。
同級生の男女に強引に誘われて、しぶしぶ車へ向った私、
血圧や血液の成分を調べられ、結局献血できたのは私だけだった。
そのうえ体格のいい私は、男性と同じ量の血液を採取された。
健康な事は素晴らしいと思いつつ、車の外で待っている二人を見て、
何となく恥ずかしい様な気持ちになった。
数年後、実家の近くに献血車が来た時、
私を見て、また先生は男性と同じ量の血液を採取すると言った。
献血中、だんだん体が冷たくなってきて、
「ちょっとおかしい」と思ったけど、規定の量まであと少し、
今、針を抜いたら採取された血が足りなくてダメになるかもと我慢した。
そしたら本当におかしくなって、そこから二時間、車の中で動けなくなった。
血が少なくなると、手足が硬直してきて動けなくなる。
「このまま死ぬのかも……」
と大げさに考え、また貧血状態になった。
抜いたばかりの自分の血を輸血することになるのかなぁ、
と心配したけど、無事に自分の足で帰ることが出来た。
二時間唸っていた私の姿を、その間献血車に出入りした近所中の人に見られ、
とても恥ずかしかった。
それ以来、献血することが怖くなってしまった。
でも、今度献血の機会があったら先生に言ってみよう、
「女性の分量でお願いします」と。
そうすれば、何だか申し訳ない気分で献血車の横を素通りすることもなくなるはずだ。
私は献血に協力しなかった。あまりいい思い出が無いから。
大学生の頃、学校に献血車が来た。
同級生の男女に強引に誘われて、しぶしぶ車へ向った私、
血圧や血液の成分を調べられ、結局献血できたのは私だけだった。
そのうえ体格のいい私は、男性と同じ量の血液を採取された。
健康な事は素晴らしいと思いつつ、車の外で待っている二人を見て、
何となく恥ずかしい様な気持ちになった。
数年後、実家の近くに献血車が来た時、
私を見て、また先生は男性と同じ量の血液を採取すると言った。
献血中、だんだん体が冷たくなってきて、
「ちょっとおかしい」と思ったけど、規定の量まであと少し、
今、針を抜いたら採取された血が足りなくてダメになるかもと我慢した。
そしたら本当におかしくなって、そこから二時間、車の中で動けなくなった。
血が少なくなると、手足が硬直してきて動けなくなる。
「このまま死ぬのかも……」
と大げさに考え、また貧血状態になった。
抜いたばかりの自分の血を輸血することになるのかなぁ、
と心配したけど、無事に自分の足で帰ることが出来た。
二時間唸っていた私の姿を、その間献血車に出入りした近所中の人に見られ、
とても恥ずかしかった。
それ以来、献血することが怖くなってしまった。
でも、今度献血の機会があったら先生に言ってみよう、
「女性の分量でお願いします」と。
そうすれば、何だか申し訳ない気分で献血車の横を素通りすることもなくなるはずだ。