B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

献血

2007-08-26 09:35:27 | Weblog
先日、運転免許証の書き換えに行くと、献血車が止まっていた。
私は献血に協力しなかった。あまりいい思い出が無いから。

大学生の頃、学校に献血車が来た。
同級生の男女に強引に誘われて、しぶしぶ車へ向った私、
血圧や血液の成分を調べられ、結局献血できたのは私だけだった。
そのうえ体格のいい私は、男性と同じ量の血液を採取された。
健康な事は素晴らしいと思いつつ、車の外で待っている二人を見て、
何となく恥ずかしい様な気持ちになった。

数年後、実家の近くに献血車が来た時、
私を見て、また先生は男性と同じ量の血液を採取すると言った。
献血中、だんだん体が冷たくなってきて、
「ちょっとおかしい」と思ったけど、規定の量まであと少し、
今、針を抜いたら採取された血が足りなくてダメになるかもと我慢した。
そしたら本当におかしくなって、そこから二時間、車の中で動けなくなった。
血が少なくなると、手足が硬直してきて動けなくなる。
「このまま死ぬのかも……」
と大げさに考え、また貧血状態になった。

抜いたばかりの自分の血を輸血することになるのかなぁ、
と心配したけど、無事に自分の足で帰ることが出来た。
二時間唸っていた私の姿を、その間献血車に出入りした近所中の人に見られ、
とても恥ずかしかった。

それ以来、献血することが怖くなってしまった。
でも、今度献血の機会があったら先生に言ってみよう、
「女性の分量でお願いします」と。
そうすれば、何だか申し訳ない気分で献血車の横を素通りすることもなくなるはずだ。





東京タワー

2007-08-22 10:08:24 | Weblog
先日、前のアルバイト先でお世話になった小林さんが東京へ来られて、
一緒に東京タワーへ行った。
本とドラマと映画の影響で、東京タワーの入場者数はここ最近伸びているらしい。
私は東京タワーに上ったのは恐らく初めてで、
京都タワーをイメージして東京タワーへ近づくと、
その大きさの違いにとても驚く。
関東は平地だから、山が無い代わりに遠くまで見えた。
見渡す限り灰色のビルばかりだった。

夕方に娘さんと待ち合わせをしているという小林さんたちとお台場で別れ、
ユリカモメで新橋、それから銀座。
東京の街もだいぶ解るようになってきた。

テーマ

2007-08-19 10:12:22 | Weblog
応援していた京都外大も敗退し、お盆が過ぎ、
今日は久しぶりにシナリオ学校へ行ってきた。
前回の作品を反省し、今回は丁寧に書いた。
下手だけど好きな作品になった。それは、伝えたいことがあったから。
そういうものは書いていて楽しいし、誰に何と言われようと平気だし、
もっと書きたいと思う。

私の書くものはテーマ性が薄いと自分では思っている。
テーマとは「伝えたい気持ち」だとか「表現しなければならないこと」
だろうか。
いらないかもしれないけれど、あった方がいと思う。
テーマの強さは、自分自身の信念の強さみたいなものと比例している様で。
しかし私は、かなり曖昧な性格をしている。

カンヌ映画祭で賞をとられた、川瀬直美監督のインタビューに
「自分にとって、のっぴきならないことを表現しなければならない」
と書いてあった。
それ以来、私にとって「のっぴきならないこと」って何だろうと考えている。
それはたぶん、私が目を背けたいと思っている事や、書きたくないと思っている事で、
そういう事を正面から書ければ、少しは作品が変わるかもしれない。
シナリオ学校の課題も、これからはテーマを意識しつつ書こうと思っている。





甲子園

2007-08-15 03:10:52 | Weblog
最近は毎日高校野球がやっていて。
東京へ来て驚いた事は、NHKでしか野球中継がされてないってことだ。
関西ではNHKとABCの二局で中継しているから、
解説や映像の気に入った方を選びながら観戦することが出来た。
子供の頃は、ABCのコマーシャルの時に、
画面の下に写るアニメが試合よりも楽しみだった。

地元を離れたら、地元校と住んでいる町の高校と、
どちらを応援したくなるのだろうと思っていたけど、
私は引っ越しをして日が浅いからか、
断然、「京都外大西」を応援している。
以前住んでいた場所の近くに、その高校はあった。

静岡のお友達からは「菊川常葉」を応援していると連絡があった。
福岡県出身で、京都に十年以上住み、高知に嫁ぎ、長崎へ引っ越した友達は、
一体どの高校を応援するのかな。
そもそも高校野球に興味があるかどうかもわからないけれど。

そういう私も、それほど興味があるとは言えない。
「タッチ」で関心を持ったくらいだ。
でも先日、外大が勝って嬉しかった。
なぜか、京都で見ていた時よりずっと
愛着を持って応援し、その勝利に励まされた。















丁寧に、丁寧に、

2007-08-12 10:42:32 | Weblog
私は大雑把な性格で、だいたいにおいて
「まぁ、なんとかなるさ」と気持ちのどこかで思っている。
何か物事に取り組む時も。

自動車の教習所へ通ってた時、
教官と顔見知りになり、ふざけながら授業を受けていた。
その教官も気のいい人で、わりあい簡単にハンコを押してくれる。
しかし仮免の試験に落ちて、まだまだ路上へ出れるレベルではないことに気付かされた。
そこから、それまで以上のお金と時間をかけて、やっと仮免を取った。
免許を取るまではそれから更に時間を掛けることになる。

私の運動神経の悪さは置いといて、どうして教習所の話をするかと言うと、
シナリオ学校でも、このままじゃ同じことになりそうな気がしているからだ。
忙しさを言い訳に、授業に対して書いていく課題が雑になっている。
規定の枚数をただセリフで埋めているだけ、何の工夫もしていない。
コレじゃいつまでたっても上手くなんてならない。

要は、物事に取り組む姿勢だと思う。
学校の課題だろうと、コンクール用のシナリオだろうと、
ラジオ局の企画書だろうと、納得の行くものを書かなければ。
後悔するのは自分だし、「なんとかなる」で済まされないことは多い。
教習所へ通う目的は、「ハンコを貰う為」ではなく、
「安全で速やかな運転が出来る様になる為」なのだから。

丁寧に、丁寧に、と自分に言い聞かせながら、
目の前の課題と向き合って行こうと思う。








質問の答え

2007-08-11 03:18:13 | Weblog
「絶対に今の生活に戻るとして、
無期限の休みと、無制限のお金があったら何をする?」
と、職場の二十代女性に質問をしてみた。
私は仕事がヒマな時、どうでもいい質問をする。

「宇宙へ行く」一人を除けば殆んどが海外旅行で、
「世界一周三ヶ月」、「ハワイ一ヶ月」、「ヨーロッパ一周」など、
中には「大分湯布院三日間」と、リアルな希望を抱く人もいた。
せっかくだし、もう少し遠くへ行ってみたら? と言うと
飛行機に乗った時に、大きく揺れたことがトラウマとなり、
電車で移動出来る範囲へしか行けなくなったそうだ。
九州で精一杯、出来れば本土がいいと言う。
……全体的に、思ったよりささやかな夢が多かった。

「女性が強くなった」などと雑誌には書いてあるけれど、
私の周りの女の子達は大人しく、あまり自己主張しない人が多い様に思う。
そのことを同僚のBさんに話すと、
「まだまだ男性社会だ!」と怒っていた。
彼女は漫画家を目指していて、いつも社会や権力に対して腹を立てている。
ちなみに彼女の答えた夢は、
「世界一周旅行へ行ったあと、余ったお金でマンションを買い、
その家賃収入を得ながら、漫画も描く」と言うものだった。
少なくとも、職場内ではかなりの野心家だ。

こんなくだらない質問でも、自分の希望を答える時、
みんな嬉しそうな顔をするんだなぁと、そんなことに感心した。

私の答えは、「海外ミュージカル観劇ツアー一年半」。
どうも中途半端な答えだ。
観劇もしたいけど、語学も勉強したいし、観光もしたい……

と、そんなことを考える以前に、明日からはしっかり仕事に集中しなくちゃ。






八月開始

2007-08-05 03:11:42 | Weblog
今日からシナリオ学校の研修科が始まった。

今までは、書いた課題を先生が添削してくれるだけ、
それも殆んどが誉める意見ばかりだった。
研修科になると、自分で書いたモノを自分で読み上げなくてはならない。
自作自演だ。そして生徒同士で評論しあう。
これからは、人目を意識して書くことを勉強するのだと思うけど、
授業とはいえ、やはり人前は緊張する。

自分の書いたセリフだし、出来るだけ雰囲気は伝えたい。
でもお芝居の稽古ではないし、やり過ぎると恥ずかしい。
教室の雰囲気を見て決めようと思ったけど、
念には念をと、家で練習して行った。
途中でバカらしくなってやめたけど、
実際は思った通り、ただ読むだけだった。

それにしても。
前講座が終了してから二週間。
休みのうちに、書きかけのシナリオを仕上げようと、
学校の課題に手をつけなかったら、
すっかり書き方を忘れてしまっていた。
書かないと書けなくなる。
成長してんのかなぁ……なんて疑うヒマがあったら
もっと書こうと思う。