B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

あと少し

2020-11-29 02:28:00 | 日記
一緒に働いている女の子は青森県出身で。

「女の子」と表現するには似合わない、とてもしっかりした、グチもこぼさない、尊敬できる人。でも笑顔の可愛さに、女の子と言いたくなってしまう。


仕事終わり、明日は日曜日でホッとした別れ際、「で、お正月どうするの?」と聞いてみた。彼女がお盆休みも青森へ帰れなかったことを知っていたからだ。

「帰らないことに決めました」と、言っていた。

もしも彼女が帰ったら、唯一の家族であるおばあちゃんが、いつも通っている施設に2週間行けなくなるらしい。


芯の強い彼女が、ひとりでお正月を過ごすと思うと、少し胸が塞ぐ。


本当はどうでもいいSiriの話をしようと思っていたのに。

Siriに「音楽かけて」と言うと、うちにある新旧2台のiPhoneが、それぞれに反応し、それぞれに音楽をかけてくれること。2台で流れるので混乱するけれど、どちらも選曲がいいこと。

だから「Siriありがとう」って声をかけると、2台とも無視すること。それが悔しくて、Siriが返事するまでしつこく話しかけ続けること。

結局どうでもいいSiriの話をしてしまった。


私はそんな風にひとりで遊んでいるけれど、彼女もひとりのお正月を楽しめるといいな。

まだ少し先の話だけど。

我慢強い人だから、気になってしまう。

一人暮らしの彼女のおばあちゃんも。

そういえばうちの母も、ひとり暮らしだったな。でも、毎日家族が行き来しているから。

年末、私はまだ決めていない。


「あと少し…」

ふと胸に浮かんで、何がだろうって考えた。

思い浮かんだイメージはいろいろ。


とりあえず、12月まであと少しだ。









加湿器

2020-11-26 02:48:00 | 日記
加湿器というものを買ってみた。

ずっと欲しいと思いながら、でも湿度とか生きていく上であまり関係ないだろうと、後回しに過ごしてきた。

だけど最近は、小さな持ち運びできるタイプの加湿器が、とっても安い値段で売っている。
だからちょっと好奇心で買ってみた。
必要ないと思えば職場へ持って行けば喜ばれるだろうし、それでも負担がないくらいの大きさで、価格の加湿器。

使い始めて数日、結果とても快適に過ごせている。
湿度って、生きていく上でこんなに重要だったのかって、驚きと感動がないまぜになったような気持ちに。

夜中、喉が渇いて起きることもなくなったし、
また、一定の間合いで噴射される霧のリズムが、呼吸より少し遅いくらい。とてもゆっくりで。
そのゆっくりが、忙しさや焦る気持ちを、落ち着けてくれる。
小さな加湿器に、癒されている日々だ。
もともと体は丈夫な上に、自己嫌悪の性格もあって、体のことは後回しになりがち。

小さな加湿器で、こんなに変わるなら、自分のためにさっさと買ってあげればよかったな。

最近は本当にテレビを見なくなった。
よくいうテレビが面白く無くなったとか、そんな大袈裟なことではない。情報を見たくなくて、SNSも開かなくなった。このブログだけ。時々すがるみたいな気持ちになる。
なんだろう。
たぶん、単にしんどいだけなんだろうけど。
加湿器に癒されるほど。
生活や仕事や社会の状況とか、それはきっと私だけではなく。

そろそろ眠らないと、明日も仕事だし。

秋なのに、桜が間違えて咲いていると、おもしろくて写真を撮ったけど、「十月桜」という秋に咲く桜だった。
コスモス以外にも秋の桜があるんだな。間違えていたのは私だった。

これは、今夜の月。








夕暮れ

2020-11-24 00:44:00 | 日記
駅から家までは7、8分の距離で、近くて嬉しい。

以前住んでいた阿佐ヶ谷の家は、駅から15分くらい歩かなければならなかったから、毎日の帰宅時、駅へ着くたび、憂鬱な気持ちになっていた。

でも2年前に引越して来てからは、駅が近くなった喜びを、たった7分で家に着く幸せを、飽きることなく日々噛みしめている。

だけど先日は、そんな距離すら遠く感じるほど体が重くて。思わずついた溜め息の勢いで上を見たら、夕暮れ時の空が澄んでいた。

でも写真にはそれほどキレイに写ることはなく。
絶妙な青色とか、空の広さとか、冷えた空気とか、もっと感動的に思えたのに。
そんなものまで、映るはずないから仕方ないじゃないと思い。写真と経験は違うと、スマホを閉じる。

そして、ああそうかって、急に思った。
配信で演劇を見るって、こういうことなんだなって。
そんなことはもうとっくに分かっているし、分かった上で、私も朗読劇配信もやってきたけれど、私の場合、頭で分かると、体でわかるのは、いつも少し時間にズレがある。

この数ヶ月、画面ではきっとほんの少ししか伝わってなかったんだな。
そう複雑な気持ちになってしばらく歩いたら、今度は本当にそうかな? と、思えてきた。

だけどそれでも伝わったこともあるだろうし、伝える伝わるが全部じゃないし。スマホの空もないよりあった方がいいじゃないかと、少し強引に思い直した。

次にお客様の前で上演する時は、画面で伝わらなかったことをたくさん感じてもらいたい。
演じる側だってきっとたくさんのものをもらえるはずだ。



最近の大田さんと皐さん。

この稽古の内容を見てもらうのは、まだもう少し先になります。




秋空

2020-11-18 07:06:00 | 日記
9月になってから急に秋になった気がして、そこから過ごしやすい季節が、いつもより長く続いているように思う。



同時進行で動かしている企画のひとつが、昨日、少し山を越えて、実際はどうか分からないけど超えた気がして、半日くらいのんびりした気持ちで過ごした。
でもまだまだ先は長い。
で、思わず見上げた近所の空。

忙しいほど、つくづく、自分の器の大きさみたいなものを感じてしまう。これは「小さい」という意味で。体は大きいのに。心が狭い。



これは渋谷の空。
少し前、秋晴れだった。

がんばらないと。


慌ただしい毎日

2020-11-16 08:29:00 | 日記
寒くなりました。

忙しいとか、私くらいの忙しさで言うべきじゃないと思うけれど、ちょっと忙くしていて。
書かなければならないものに集中できないことが、何よりストレスになっている。
だけどがんばらないと。

そんな中、東京でずっとお世話になり続けたお友達が、こちらを引き払い、地元へ帰られることになった。

その人には、本当にお世話になり続けた。
こんなにお世話になっても、私と友達でいてくれる人が東京でできたのだと、誇らしい気持ちになるほど。

用事もあったので、慌ただしい日々の中、挨拶をしに行った。なのに、ことの重大さを受け止める心の余裕がなくて、いつもと同じように、別れてしまった。
それでいいのかもしれないけれど。

別れはいつも、「ああ、あの時だったんだ」と、後になって分かるんだ。

必ずまた、その人の地元へ遊びに行こう。


何か写真を、とアルバムを探したけど、11/11に撮った、11:11のパソコンの画面しかなかった。
つまらない写真。
でもあれからもう5日も経ったのかと、朝から心が震えている。



寝過ぎた日の夜

2020-11-09 01:31:00 | 日記
今日締め切りの書きかけの短編が3本あって、これは頼まれて書いているものだけど、昼間はどうしてもやる気になれずにずっと寝ていた。

メドが立っているとなんとなく判断していたからかもしれないし、忙しかった昨日の疲れがまだ残っていたのかもしれない。

夕方になって、ようやくスタバへ行って、閉店までかかって、とりあえず書いた。
スタバではずっとクリスマスソングが流れていて、学生さんたちが試験なのか勉強をしていた。
「なんか落ちてますよ」と高校生くらいの、かわいい女の子がマフラーを拾ってくれた。
いろいろ、そんな季節なんだな。

先日、いつもお世話になっている如月皐さんの出演舞台を見に錦糸町へ行った。
お芝居は面白くて、帰りにはその劇場の近所だったスカイツリーへも初めて行った。




先日、生配信した朗読劇の「ブロッコリー」で、皐さんに女子高生を演じてもらった。

最初の本読みで、高校生の捉え方が私と違っていてハッとした。
まるで正反対だと思ったからだ。
皐さんの演じる女子高生は、活発でいきいきとしていて、皐さんが高校生の時はこんな子だったんだろうなあと思わせた。
私が高校生の時は、内気で友達も少なくてあまり記憶もない。
当時はずっと一緒の幼なじみがいたので、他の友達が必要ないと思っていた。
今はもうその人とは会わないし、だから記憶もない。
友達を作るのが下手なのはあの頃と変わらないのに。

昼に寝過ぎたのか眠れない。
風が強くて、
窓が揺れている。



企画進行と台本

2020-11-05 01:18:00 | 日記
今日は短編台本を二つ書いて、その企画の進行スケジュールを作って、予算を立てた。

予算や進行スケジュールなどは、主宰をやっている人はおそらく皆絶対に作るし、やらなきゃならないことだ。だけど、私自身は数字が苦手で、台本を書くこととの頭の切り替えも大変なので、できるならやりたくはない。いつかやらなくて済む時が来て欲しい。。
こういう苦手なことで疲弊していくのはいやだなあ、と思う。大事なことなんだけど。
でも、だからがんばらなければ。

そうこうしているうちにすぐに12月。公演の企画もすすめないといけない。

この4ヶ月の配信で作った作品は、今はアーカイブで残していますが、12月の本番前までに、一旦非公開にするかもしれません。ご興味あればこの機会にホームページへどうぞ。





10/31に生配信が終了しました。

2020-11-02 04:28:00 | 日記
10/31に生配信が終了しました!
ご視聴いただいた皆さま、ありがとうございました。

朗読劇だし、短編だし、配信でお客様を入れているわけではないし。と思っていたのですが、毎月、もう無理かももう間に合わないかも、と重ねてきた四ヶ月でした。で、この生配信企画も、今回で一旦ひと区切りです。






別公演の本番直後から、この朗読劇「ブロッコリー」の稽古に参加してくれた大田さんも大変だったと思いますが、皐さんは別公演の本番5日前で。
今回も早朝と深夜という、皐さんのその別公演の稽古時間を避けての、そしてそれらを考慮した場所からの配信だったのですが、稽古も配信時間と同じような時間帯に行っていました。
お2人には本当に無理をさせてしまいました。
それは今回だけでなく毎回。
いつも本番までは夢中で顧みることができなくて、今はただ申し訳なく、また感謝しています。




そんなこちらの事情で、早朝深夜の配信にお付き合いいただいたお客様にも、心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

やはり生配信なので、Liveで見ていただけると嬉しくて。
ひとりふたりと、YouTubeに集まってきてくださると…こちら側では人数がわかるので、いつもドキドキしながら待っていました。




一年前は、まさかこんなふうに、活動のほとんどを配信で行うことになるとは思っていなかったのですが、できることなら皆さまと、今年中に実際にお会いしたくて、年末に(おそらく12/19ころ)、この四ヶ月の作品を含めた、ささやかな朗読劇公演を企画しています。
世の中の流れもどうなるのか不安ですが、対策は万全にいたしますし、皐さんと大田さんも出演されますので、ぜひお越しいただけると嬉しいです。

なんだか今は思った以上にホッとして、ホッとしたのか朝から頭痛が。で、早く寝て早く起き過ぎています。またがんばります!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。