B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

年末

2007-12-29 22:50:09 | Weblog
気が付けは年末。
今日から、駅の自転車置き場まで年末休みに入っていて驚いた。
いつもはお金が掛かる駐輪所も自転車置き放題だ。

年末休みも、帰省ラッシュも関係のない私は、
年末も相変わらずプロットを書いている。
たぶん年始も書いている。
この年末年始にどれだけ頑張れるかだ! と、まるで受験生みたいな目標を立てた。
受験の時だって、ホント言うとちっとも勉強なんてしてなかった。漫画を読んでいた。

でも今は違う、本当に頑張る。
プロットが苦手な私も、書いているうちにその必要性と重要性がわかってきて、
最近ではちょっと楽しくなってきた。
全く違うと思っていたセリフとプロットは、それほど変わらないと思うようになった。

「筋を通す」ということは、思った以上に難しく、根気が必要で、
そう出来た時はとても気持ちがいい。
現実の世界も、想像の世界もその辺は同じだなぁと思う。

とにかく、年末年始と言ってもたった4、5日。
正月気分に流されない様に頑張る。









怒り

2007-12-24 01:05:29 | Weblog
臨床心理士の友達と会った。
顔を見るだけのつもりが、すっかり話し込んでしまった。
人の話を聞くことを仕事にしている人だけあって、とても聞き上手なのだ。

彼女いわく、私は「怒りの感情」を「抑圧」しているそうだ。
そんな気もするし、そうでもない気もする。人前で怒ったことも何度もある。
でも確かに反射的には怒れなくて、時間が経って急に腹が立ってくることがある。

脚本を書くときはよく、自分が一番何に腹が立っているかを考える。
それがテーマになることが多いからだ。でも怒りの感情は奥のほうにあって、
いろんな気持ちを整理しないと出てこない。これを「よくあつ」というのかな。
結局そうやって、書くことでバランスを取っているのだろう。

しかし現実は大変なことがいっぱいあって、
病気にもなるし、ご飯も食べるし、歳も取るし、腹も立つ。
でも目の前の話が面白くなるならそれでいい気がする。
結局は現実逃避なのかと思うけど、
今の私にとっては、そっちの方がよっぽどリアルで、切実な問題だ。








力不足

2007-12-17 10:30:56 | Weblog
最近はプロの方の仕事の現場を見る機会に恵まれて、
自分の力不足を痛感している。
何だかもう全然歯が立たない感じだった。
この一年、学校に通って何をしてきたのだろう……
学校で学べないことが現場にはたくさんあって、
力不足の私としてはホントに大変だ。
作家の方と話すと、シナリオ学校で言っていたことと同じような話も聞けた。
小道具の使い方、柱の立て方、それ以上のことも。
それらは全て自分の経験の上での話で、
学校で聞いたことより的を得ていて、解りやすく、現実的だ。
まったく……この一年で伸びたのは髪と身長だけだ。
いや、身長すらもう止まっている。
体を動かして仕事がしたい。
どんな形でもいい、その現場が無いなら自分で作らなければ。
作品を発表していかないと、このままどんどん自分に自信を失くしてしまう。
自信の無さは私にとっては最大の敵なのに。
とにかくシナリオも書きつつ、何かやってみようと思う。
今までだってそうやって来たし、人と場所さえあればどうにかなるはずだ。

浜修

2007-12-16 01:22:39 | Weblog
「はましゅう」と読む。
基本的に男尊女卑の考え方の私が呼び捨てできる
数少ない男性の中の一人、
「壁の花団」の舞台監督さんだ。
今までのB.LET’Sの公演でも毎回お世話になった。

最近は何度か公演のお手伝いに行くことがあり、
その本番前、ロビーのパソコンでこのブログを読んでいた時の写真。
昨日か、一昨日にお誕生日だったらしく、31歳になったそうだ。
「若いね」と言うと、
「いくつだと思ってたの?」と聞かれたので、
「28か29」と答えると、不思議そうにしておられた。
一日早いけど、お誕生日プレゼントにお菓子をあげると、
「フライングやな」と渋い顔をしていた。
もうすぐ、引越しをするそうだ。






壁の花団

2007-12-12 10:35:38 | Weblog
12月12日(水)~16日(日)まで、駒場アゴラ劇場で
「壁の花団」の「悪霊」が上演される。

「壁の花団」とはMONOの水沼さんが主催する演劇ユニットで、
同じくMONOの金替さんが出演し、垣脇さんが制作をしている。
スタッフの皆さんも馴染みの方ばかりだ。
本番前のホール、楽屋、明り合せや場当たり、その独特の雰囲気は久しぶりだった。

水沼さんには十一月に上演された、私の母校でもある近畿大学の学生との公演の様子を
聞かせてもらった。
先日の作・演出された一人芝居の様子を金替さんに聞くと、目の前で演じてくれた。
制作の垣脇さんや本郷さんは、申請した助成金の結果を心配し、
美術の西田さんには、京都で本番前の奥さんの話を聞いた。
女優の内田淳子さんは寒そうな衣装で走り回り、
舞台監督の浜村さんは、もうすぐ引越しをするそうだ。

周りが止まらないということは、ありがたいと思う。
東京でも京都でも、私の周りではいつも誰かが何かを
企画し、出演し、製作し、書いている。
そういうのを見聞きすると、のん気な私も頑張らなければと思う。
とはいえ、久しぶに会う人ばかりで、
本番前の皆さんの緊張感とは裏腹に、私は少しホッとしていた。