B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

下北沢と京都で上演します。

2022-06-21 23:07:00 | 日記
京都の住所を書いていたら、隣にいた友人に、「上がる、下がる」て何? と聞かれた。

知ってる方も多いと思うけど、京都では北へ行くことをあがる、南へ行くことを下がるという。
東西は東入る(ひがしいる)、西入る(にしいる)という。

道路が碁盤の目になっているので、通りの名前がわかれば、だいたいの場所がわかるのだ。

今度、三条木屋町下がるの近辺で、朗読劇の公演をすることになった。
なぜ京都で、というと理由はいろいろだけど、この企画は今年に入ってからの私の1番のモチベーションだ。

三条木屋町には、かつて叔母のパブがあった。
チューダーインと言って、チューダー王朝の酒場という意味。
なぜチューダー王朝なのかはわからない。
パブはイギリスのものだからかな。
お店の開店に協力した私の父が名付けたと聞いた。
内装だってイギリスパブ風で、照明も雰囲気があり、洒落ていた。
「西部警察」のロケで使われたほどだ。(それで舘ひろしさんが来た時は大騒ぎだった)

そのパブの向かいには高瀬川が流れていて、後ろ側の西木屋町へ続く小道には猫がたくさん溜まっていた。

実家が酒屋なので、子供の頃はパブへ配達へ行く手伝いをし、大人になってからは時々飲みに行った。
その後閉店して、今はもうない。

今になって、そのあたりで公演をやるとは思ってもみなかった。
もともとは別の地方でやろうって企画していたはずだったのが、京都に決まって。

それで地元へ連絡したら、家族や親戚や友達が揃って見に来てくれるという。

いろいろ考えるとなんだか胸がいっぱいになってきて。上京する時、私は最悪の気分で、もう京都にも帰らない、くらいに意気込んでいた。恥ずかしい話だけれど。

でもまたそこで公演ができて、家族や友達に見に来てくれる。
あれから成長したかどうかはわからないけど、続けてきたことには意味があったのかもしれない。
やっぱり京都はふるさとなんだな。

とにかく、この企画は私が今年に入ってからの私の1番のモチベーションだった。
だから、がんばろう。

下北沢と京都で上演します。
ぜひご覧ください。

  

B.LET’Sのリーディングドラマ
浅夜喫茶
作・演出 滝本祥生 
 
出演 
大田康太郎(B.LET‘S) 
如月皐 

東京公演
下北沢ReadingCafe ピカイチ 
7/3(日) 14:00(満席)・17:00 
■【ご予約】 https://www.quartet-online.net/ticket/asayo2022

京都公演
三条木屋町 UrBANGUILD
7/8(金) 15:30・19:00   
■【ご予約】https://www.quartet-online.net/ticket/asayo78