B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

花火

2007-07-28 00:58:26 | Weblog
一昨日、東京では足立の花火大会があり、
今週から本格的に、各地で花火大会が行われるらしい。

日本一の隅田川花火大会も。
そのことを友人に話すと、「あんなの見に行くもんじゃない」
という答えが帰ってきた。
そりゃ、駅でさえあれだけの人がいるのだから、
花火大会ともなればかなりの人だろう、
「頭しか見えないから」というその人の意見にも納得がいく。
しかし、「人が多い」という理由で花火を見ることが出来ないのは、
「雨」や「用事がある」という理由で見られないよりなんとなく残念な気がする。

以前、花火工場を舞台にした話を書いた。
作り方や種類を調べ、それ以来、花火大会を少し身近に感じる様になった。
今は相変わらず京都の話を書いていて、舞妓や花街が身近に思える。
シナリオ学校の課題にも、舞妓の話を何度か書いた。
次の課題は何を書こうか迷っていたけど、花火師の話にしよう。
それなら資料だってたくさんあるし、
今からでも書けそうな気がする。

関東の方が関西より花火大会が多いみたいだ。
「関西で一番大きい花火大会はPLかな?」と友人に話すと、
「ピーエル?」と目を丸くしていた。












反省中

2007-07-22 09:30:47 | Weblog
放送局でお世話になったディレクターの方が転勤されるという報告が来た。
私のつたない企画書を読んでくださったり、色々な資料を貸して下さったりと、
とても親切にして頂いた。
私がダイレクトに話せる唯一の方だったのでとても残念……
でも、もっと残念なのは、知り合って三ヶ月ほどの間に
もっと積極的に動かなかった自分自身のこと。
コンクールに中途半端な作品を応募したり、
やると決めたことをやらなかったり。

昨日、淡路島の金戸さんの作品がラジオでオンエアされた。
直しの前の脚本から知っている作品だったので、なんとなく私まで感慨深かった。
やっぱり、脚本は役者さんの体を通して表現しないと意味がない。

昨日、しばらくいそうろうしていたヤマモトマキちゃんが京都へ帰って行った。
我が家には、オーディションやワークショップや観劇のため
役者やスタッフのお友達がよく泊まりに来るけれど、みんな口を揃えて言ってくれる。
「また、一緒に芝居やりましょうね」。
そのたびに励まされる。
ひとしきり反省し、またがんばろう。


椅子

2007-07-18 21:49:55 | Weblog
椅子を買おうと思っている。

今、使っている椅子は西大路七条のリサイクルショップで買った、
どこかの事務所で使われていたらしい、ただの事務椅子。
たぶん倒産か何かで使われなくなったのだろう、五百円で何脚も売られていた。
最近では背もたれのネジが出てきて、うかうか凭れることもできない。
その話を現在ワークショップの参加の為、我が家にいそうろう中の
ヤマモトマキちゃんに話すと、「いい買い物」だと誉められ、
また別の人には「泣ける話」だと言われた。
いつか賞金を貰ったら、「いい椅子」を買うのが私の夢だった。

最近、たまたま入ったお店で気に入った椅子を見付けた。
東京ではジョージと呼ばれ、私の母には吉祥院と呼ばれる、吉祥寺のお店。
もう下見も済ませたし、いそうろう中のマキちゃんも勧めてくれた。
しかし、椅子が大きすぎて、これでは新しい机も必要になる。
考えてみると、今の机は中学から使っている。物持ちがいいのだ。
こうなったら全部新しく揃えるか……でもでもその椅子と机を部屋に入れたら
今の部屋がかなり狭くなるし。

今度賞金を貰ったら、新しい机と椅子に見合う新しい部屋へ引っ越そうと、
新しい希望を抱いている。



先生

2007-07-16 01:15:58 | Weblog
大学時代のゼミでお世話になった、太田省吾先生の訃報が届いた。
十数年前の記憶を、気が付くと思い返している。
先生にとって、私達は初めて受け持たれた学生で、
私たちにとっては学生生活で最後の先生だった。

「もっと色んなこと、諦めろよ」
と、そんな先生の言葉を卒業してからも何度も反芻した。
その頃、心のバランスを崩し思い悩んでいた友達に
先生が掛けた言葉だった。
半ばからかうような調子で、低くあたたかな声で。

私は、どうして先生が前途有望な若者に「諦めろ」なんて言うのか
理解できなかったし、そんな大人を初めて見た。
今なら少し、理解出来るような気がする。

「先生の十八番だ」と渡された卒業公演の台本は「小町風伝」だった。
稽古して臨んだ本番は、その数日前に起こった阪神大震災の為に、
僅かなお客さんにしか見てもらうことが出来なかった。
人の生き死にを前に演劇の持つ意味は?なんて
幼い私達は大袈裟に話し合ったりしたけれど、
今の気持ちはなんとなく、その時と似ているかもしれない。

二日続けて掲載された先生についての新聞記事に、
現実なんだと改めて感じた。













花街言葉

2007-07-11 08:58:19 | Weblog
京都の話を書いている。
六月中にやろうと自分で決めた課題の内、これだけ終わらず、
今もまだ終わっていない。

いつもは標準語で脚本を書いていたので、最初は京都弁で書くことに随分戸惑った。
どうもリズムがくるう。
私が書いているのは京都弁とも違う花街言葉、
舞妓さんたちが使う「~どすなぁ」などののんびりした言葉だ。

標準語の人と京都弁の人が脚本の中で喋っていると、
テンポが違うことがはっきりわかる。
私自身、喋るのが遅いと言われてきた理由が何となくわかった。
慣れてくるとこのテンポの違いが面白くなってくる。

私は花街の言葉は使ったことがないけれど、
意識して使ってみると、意外と抵抗無く使える。
言葉というものは、思った以上に体に染み付いている様だ。
脚本を書く上で方言を喋れるというのは得することが多くて、
私は標準語と関西弁と花街言葉を喋ることが出来て良かったなぁと思う。
それを生かせないと意味が無いわけだけど。

花街言葉を書いているうちに、最近では東京にいるのに京都弁が強くなって来た。
東京の夏にはあまり季節感が無いけれど、京都の夏はイベントが多い。
今年は参加できない代わりに、
「もうすぐ祇園さんどすなぁ」
「そうどすなぁ」と登場人物たちが喋っている。


ブログ依存とは?

2007-07-06 01:01:23 | Weblog
先日見たお芝居の中に、「ブログ依存症」という役柄の人が出てきた。
一日に何度もブログを更新しないといられないという人だ。
私はその意味が良くわからず、こうなったら身を持って体験しようと、
ここ最近、積極的に更新しようと心掛けていたのだけれど……なかなか難しかった。

同時に、職場の二十代女性にブログ・ミクシーをやっているか聞いてみたところ、
今までどちらもやったことが無いと言う人はお一人だけだった。
聞いたのは数人だからあまり参考にならないかもしれないけど、ちょっと驚いた。
私も色んな人からミクシーの招待状を貰ったし、
学生さん達の間では、きっともっと流行っているのだろう。

聞くところによると、殆んどの人が一週間に一度くらい更新する程度、
これは依存症ではないと思う。
私はと言うと、こまめにブログを更新しようと考えてからは、
仕事中もブログに何を書くか気になって仕方がない。
毎日更新しなくても、これは依存症かもしれない。

このブログも気がつけば始めてそろそろ一年。
話題も、文章力も乏しいので一つ書くのに結構時間がかかる。
演劇ユニットとしての活動もしてないのに、
このHP意味は? なんて考えたりもするけど、
一人になりがちな日々の生活の中で、
誰かの目があることで何となく救われたことがたびたびあった。
それはとても有難いことだった。

……きっとそういう気持ちからやめられなくなるのか。
私にもあの役柄の人の気持ちが少しわかった様な気がする。

どちらにしても、マイペースに更新しつつ、
これからも続けて行きますのでどうぞよろしくお願いします。








再会

2007-07-02 02:13:59 | Weblog
右が金戸さん。左が大河内さん。
この日、以前賞を貰ったラジオドラマの大賞作品の収録の為、
淡路島から東京へやって来た金戸さんと再会した。
三人だけで会うのは初めてで、ラジオドラマの授賞式以来だった。

金戸さんは最近、テレビドラマの脚本やらミステリー小説やら
色んな賞をとったり、最終選考に残ったりと、そのご活躍ぶりには唸るばかりだ。
高校教師、妻、母、作家と色々な顔を持っている金戸さんだが、
とても元気で喋りやすく、懐かしい関西の主婦のノリに、
寝不足続きの私の頭もすっかり冴えてしまった。
私達が早口で喋っていると、
「関西人だなって感じですね……ハハ」
と、大河内さんはだいぶ引き気味だった。

「結婚もして、子供もいて、モチベーションは落ちないんですか?」
と私が彼女に質問すると、
「○○さんの奥さんでもなく、○○ちゃんのお母さんでもない、
自分自身を確認したい」と、全く理想的な答えが帰ってきて、また唸った。
そう考える人は多くても、結果を出せる人は珍しい。
同い年の女性としては刺激的だ。
同い年の男性であり、一児のパパでもある大河内さんは、
「しかし、旦那さんは大変だなぁ……ハハ」と、一人苦笑いしていた。