BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第115話 感想4:三玖はこのまま狂言回しになってしまうのか?

2019-12-28 20:18:32 | 五等分の花嫁
115話の最後で、「私、四葉」と言いながらデカリボンをつけて、やる気のない四葉の格好をして現れた三玖だけど、彼女は、この先、一花に代わる狂言回しになってしまうのかな?

何故か埠頭で波を背景にしながら三玖と四葉が対峙しているところで終わってしまったわけだけど。

でも、次回、三玖が一つ一つ、四葉の気持ちを確認していきながら、四葉の口から、風太郎への想いを言葉にして具体的なものにしていくのかね?

三玖からすれば、京都の修学旅行の時に、姉妹が手助けしてくれたおかげで風太郎に告白(もどき)をすることができたように、四葉に対しても、今回のお膳立てをしてあげるための行動なのだろうか?

あるいは、本気で、四葉に対して詰め寄る形で、彼女の真意を探ろうとするのか?

なんにせよ、三玖からすれば、どうして四葉は、自分のことを応援してくれたのか? そのことを尋ねないわけにはいかない。

そういう意味では、次回のやり取りの中で、三玖が日の出祭の時点で、どうして「風太郎への恋は成就しない」と悟っていたのか、それが明らかにされると考えていいのだろうな。

単純に二乃は、この最終局面での四葉の振る舞いは、寝耳に水のところが多かったはずだけど、同じ憤りというか、抑えようのない感情を、三玖も抱いているのだろうか?

確かに三玖の場合は、物語のかなり早い段階で風太郎に惹かれていて、ラブコメの部分の大きな牽引役であったのは間違いないわけで。

となるとどうしてずっと、四葉は自分の想いを隠したまま、自分のことを応援し続けてくれたのか? そこはどうしても質さないことには、三玖としても、自分の気持ちを整理できないよね。

そうなると、ある程度四葉の真意を聞き出したところで、姉妹が京都で自分にしてくれたように風太郎との間を取り持つような感じになるのかな? 今回の一花がそうであったように。

でもなぁ、三玖については、二乃同様、徹底的に四葉をなじる方に行ってほしい気もする。

でないと、この物語、カタルシスがなさすぎになるから。

そんなに家族愛が大事か?姉妹愛が大切なのか?

本気でケンカ別れになってもいい気がするのだけど。

でも、少年誌でそれはないのかなぁ。

少なくとも、二乃と三玖は、この結果に、怒りを顕にする権利は明らかにある。

その怒りや憤りをきちんと経て、四葉との関係が回復なり正常化するなりのプロセスを見せてほしいのだけど。

それもまた、尺がないから、時間切れなのかね?

うーん、どうにもスッキリしないんだよなー。

次回、三玖には、きっちり感情を爆発させてほしいなぁ。

でないと、三玖は三玖で、あまりに狂言回し過ぎて、さすがに不憫。

一花のように、役者らしく、自分で自分を適度に騙せるならいいのだけど。

そういう器用さは三玖にはないし、むしろ、そこが三玖の魅力だったはずなので。


次回に期待するしかないのだが。。。

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炎炎ノ消防隊 全24話感想 レトロなのか、単に古いのか?

2019-12-28 19:45:42 | 炎炎ノ消防隊
第1話のつかみはそんなに悪くなくて、かつ、今どき珍しいくらい作画がしっかりしているので、なんだかんだいって、見続けてしまったのだが。。。

なんか、第2クールに入って、ちょっと話がわかりにくくなってない?

ちなみに、マンガの連載の方は、五等分の花嫁のついでに、ここのところは追いかけている。なので、今、どんな話になっているかはわかっている。

なんだろうなぁ、嫌いじゃない雰囲気なんだけど。

でも、表題の通り、なんか全体的に設定や物語の進め方が古いというか。

いや、最初は、皇国とかラートムとか、異世界との炎を通じたチャネリング?とか、レトロな雰囲気を狙っているのかな、とは思っていたのだけど。

浅草を拠点とする第7の火消しの雰囲気とかね。

ただ、だんだん、お話の進め方自体が古いんじゃないかな?という気がしてきた。

てか、アーサーがもろかぶりだけど、ソウルイーターと大して変わっていないというか。

もちろん、絵柄のせいかもしれないけれど。

ソウルがシンラになっただけなんじゃね?という感じで。

やたらと家族愛とか兄弟愛を、物語の駆動力として強引に使うところとか。

そのくせ、モブも含めてやたらとキャラを増やすところとか。

今どき、少年マンガしすぎているというか。

多分、大人の率いる組織の中で、問題児だけど才能に恵まれた主人公が、世界の謎に迫る、というのが、ちょっとバランス悪いんだろうね。

あ、ちなみに、やっぱりシンラは主人公としてカッコ悪すぎる。
造形も、性格も、すべるギャグも。

なんていうか、問題のあるキャラがいてもいいのだけど、ちょっと多すぎ。

これは勘だけど、どのキャラも、先に造形ありきで作られてるんじゃないかな?
変な感じ、気持ち悪い感じ、・・・という要領で。
なので、どうもキャラどうしのつながりや掛け合いがイマイチしっくりしない・・・、というかすべってるw

全体的に惜しい。

マンガの方では、この世界の秘密の探求、という段階になって、俄然、プリンセス火華・大隊長が活躍しているのだけど、彼女くらい冴えていないとやっぱり物語の秘密の追及は厳しいよね。

その点では、第8が、ハートあるけど脳筋ばかりなのが辛い。

一応、リヒトとヴァルカンが補充されて、理屈を述べるキャラは増えたけど、それとて、どこかピエロの役回りだからなぁ。

いっそのこと、シンラを火華大隊長の第5にレンタルさせる、という展開でも良かったように思える。

なんかねー、やろうとしていることは面白いような気がするのだけど、ソウルイーターもそうだったけど、その物語全体の意図と、キャラの配役が、どうもズレているような気がしてならない。

炎炎ノ消防隊はその点で、設定はややこしい、キャラはムダに多い、主人公はさむいw、・・・、って感じで、正直、バランスが悪い気がする。

惜しい気がしてならない。

多分、家族愛と兄弟愛というのが、物語の推進力として弱いと思うんだよね。
その上、第8で擬似家族ごっこまでしてしまうので。。。
さすがに、鬱陶しい。

ホント、惜しい。

そのあたり、バッサリ切って、精鋭だけでアドラバーストの秘密に迫る、という感じで物語を加速させれば、テンポももっと良くなると思うのだけど。

展開がダラダラしすぎだと思う。

そういう意味では、ソウルイーターと変わらない。

まぁ、マカもあまり魅力的な主人公ではなかったからなぁ。

ダークヒーローを狙いすぎてるんだよなぁ、きっと。

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