ついに来た、アニの復活!
今回、びっくりしたのは最後の最後で示されたこの場面ね。
同時に、あぁ、ホントにこのお話も終盤、もうすぐ終わりなんだなと思ったこと。
そして、このエレンが一体何をしたいのか、まったくわからない状態で、アニが復活したときに、アルミンのなかにアルベルトの記憶もある、という事実ね。
作者、なんか、凄い仕込をしてきたね。
ちょうど新作映画を見たタイミングだから、というわけではないけど、今のエレンのとっている、はたから見ると不可解な行動は、ちょうどゼロレクイエムのときのルルーシュみたいだな。
すでに壁も破壊されて「地ならし」が始まっている、という黙示録的状況がうまれているなか、このままでは全滅をさとったひとびとが、マーレ軍も調査兵団も関係なく、対エレンで集結しそうな雰囲気とか。
悪逆皇帝ルルーシュをなぞるエレン・イェーガー。
ジャンのいう、エレンは俺たちを守ろうとしている、という言葉からすれば、エレンにとっての調査兵団の面々は、ルルーシュにとってのナナリーみたいなもの、ということだよね。
欺いて嫌われたとしても、守り抜きたい相手、ということで。
嫌われても構わない、と思っているのは、全てが終わった暁には、自分の命もないと知っているから。
でも、だからこそ、ここで、まだライナー、アニ、ベルトルト=アルミン、がいるのは上手い。なぜなら、ベルトルト=アルミンがちょうど蝶番になって、ライナーとアニと、ジャンとミカサたちを再び結集させることができるから。
そうして、最後に、調査兵団の同期たちで、エレンを止めに奔走することになるから。
そのあたりも、最後にブリタニアと黒の騎士団が結託してルルーシュに対峙した構図に近いなぁ、と。
ただ、エレンたちには、まだ、ヒストリアが残っているんだよね。
彼女がどう絡んでくるか、そして、彼女の子どもがどうこの先の物語を紡ぐのか。
しかし、たまたま「復活のルルーシュ」を見た後に読んだだけだったのだけど、よくよく考えると、この2つの物語は構造的によく似ているね。
ざっと思いついたことだけでも、
●主人公の行動のきっかけは、子どもの頃に母を殺されたこと。
●超常の力を、超常の世界の理(ユミルの世界、Cの世界)から授かったこと。
●当面の敵を倒したら外側に本当の敵がいたこと。
●その敵は、「社会」そのものだったこと。
●異母兄が当面の宿敵になること。
●王の力が物語の鍵を握ること。
●主人公が最終章で一見すると心変わりしたような行動を取ること。
●主人公に何者にも代えがたい庇護対象が存在すること
●学校の同期生が、結局、物語終盤の鍵を握ること
●世代交代を担う子どもが終盤現れること
・・・
この他にも、細かいところを見ればきっと説話構造の類似性は見られるのだろうな。
それだけに、やっぱりアニの復活は大きいな。
いよいよもって終わりだと思うけど、こちらは大団円であってほしい。
楽しみ。
今回、びっくりしたのは最後の最後で示されたこの場面ね。
同時に、あぁ、ホントにこのお話も終盤、もうすぐ終わりなんだなと思ったこと。
そして、このエレンが一体何をしたいのか、まったくわからない状態で、アニが復活したときに、アルミンのなかにアルベルトの記憶もある、という事実ね。
作者、なんか、凄い仕込をしてきたね。
ちょうど新作映画を見たタイミングだから、というわけではないけど、今のエレンのとっている、はたから見ると不可解な行動は、ちょうどゼロレクイエムのときのルルーシュみたいだな。
すでに壁も破壊されて「地ならし」が始まっている、という黙示録的状況がうまれているなか、このままでは全滅をさとったひとびとが、マーレ軍も調査兵団も関係なく、対エレンで集結しそうな雰囲気とか。
悪逆皇帝ルルーシュをなぞるエレン・イェーガー。
ジャンのいう、エレンは俺たちを守ろうとしている、という言葉からすれば、エレンにとっての調査兵団の面々は、ルルーシュにとってのナナリーみたいなもの、ということだよね。
欺いて嫌われたとしても、守り抜きたい相手、ということで。
嫌われても構わない、と思っているのは、全てが終わった暁には、自分の命もないと知っているから。
でも、だからこそ、ここで、まだライナー、アニ、ベルトルト=アルミン、がいるのは上手い。なぜなら、ベルトルト=アルミンがちょうど蝶番になって、ライナーとアニと、ジャンとミカサたちを再び結集させることができるから。
そうして、最後に、調査兵団の同期たちで、エレンを止めに奔走することになるから。
そのあたりも、最後にブリタニアと黒の騎士団が結託してルルーシュに対峙した構図に近いなぁ、と。
ただ、エレンたちには、まだ、ヒストリアが残っているんだよね。
彼女がどう絡んでくるか、そして、彼女の子どもがどうこの先の物語を紡ぐのか。
しかし、たまたま「復活のルルーシュ」を見た後に読んだだけだったのだけど、よくよく考えると、この2つの物語は構造的によく似ているね。
ざっと思いついたことだけでも、
●主人公の行動のきっかけは、子どもの頃に母を殺されたこと。
●超常の力を、超常の世界の理(ユミルの世界、Cの世界)から授かったこと。
●当面の敵を倒したら外側に本当の敵がいたこと。
●その敵は、「社会」そのものだったこと。
●異母兄が当面の宿敵になること。
●王の力が物語の鍵を握ること。
●主人公が最終章で一見すると心変わりしたような行動を取ること。
●主人公に何者にも代えがたい庇護対象が存在すること
●学校の同期生が、結局、物語終盤の鍵を握ること
●世代交代を担う子どもが終盤現れること
・・・
この他にも、細かいところを見ればきっと説話構造の類似性は見られるのだろうな。
それだけに、やっぱりアニの復活は大きいな。
いよいよもって終わりだと思うけど、こちらは大団円であってほしい。
楽しみ。