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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

進撃の巨人 第124話 『氷解』 感想:エレンはルルーシュなのか?

2019-12-10 11:01:05 | 進撃
ついに来た、アニの復活!

今回、びっくりしたのは最後の最後で示されたこの場面ね。
同時に、あぁ、ホントにこのお話も終盤、もうすぐ終わりなんだなと思ったこと。

そして、このエレンが一体何をしたいのか、まったくわからない状態で、アニが復活したときに、アルミンのなかにアルベルトの記憶もある、という事実ね。

作者、なんか、凄い仕込をしてきたね。

ちょうど新作映画を見たタイミングだから、というわけではないけど、今のエレンのとっている、はたから見ると不可解な行動は、ちょうどゼロレクイエムのときのルルーシュみたいだな。

すでに壁も破壊されて「地ならし」が始まっている、という黙示録的状況がうまれているなか、このままでは全滅をさとったひとびとが、マーレ軍も調査兵団も関係なく、対エレンで集結しそうな雰囲気とか。

悪逆皇帝ルルーシュをなぞるエレン・イェーガー。

ジャンのいう、エレンは俺たちを守ろうとしている、という言葉からすれば、エレンにとっての調査兵団の面々は、ルルーシュにとってのナナリーみたいなもの、ということだよね。

欺いて嫌われたとしても、守り抜きたい相手、ということで。

嫌われても構わない、と思っているのは、全てが終わった暁には、自分の命もないと知っているから。

でも、だからこそ、ここで、まだライナー、アニ、ベルトルト=アルミン、がいるのは上手い。なぜなら、ベルトルト=アルミンがちょうど蝶番になって、ライナーとアニと、ジャンとミカサたちを再び結集させることができるから。

そうして、最後に、調査兵団の同期たちで、エレンを止めに奔走することになるから。

そのあたりも、最後にブリタニアと黒の騎士団が結託してルルーシュに対峙した構図に近いなぁ、と。

ただ、エレンたちには、まだ、ヒストリアが残っているんだよね。
彼女がどう絡んでくるか、そして、彼女の子どもがどうこの先の物語を紡ぐのか。


しかし、たまたま「復活のルルーシュ」を見た後に読んだだけだったのだけど、よくよく考えると、この2つの物語は構造的によく似ているね。

ざっと思いついたことだけでも、

●主人公の行動のきっかけは、子どもの頃に母を殺されたこと。
●超常の力を、超常の世界の理(ユミルの世界、Cの世界)から授かったこと。
●当面の敵を倒したら外側に本当の敵がいたこと。
●その敵は、「社会」そのものだったこと。
●異母兄が当面の宿敵になること。
●王の力が物語の鍵を握ること。
●主人公が最終章で一見すると心変わりしたような行動を取ること。
●主人公に何者にも代えがたい庇護対象が存在すること
●学校の同期生が、結局、物語終盤の鍵を握ること
●世代交代を担う子どもが終盤現れること
・・・

この他にも、細かいところを見ればきっと説話構造の類似性は見られるのだろうな。

それだけに、やっぱりアニの復活は大きいな。

いよいよもって終わりだと思うけど、こちらは大団円であってほしい。
楽しみ。

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UQ HOLDER! 第167話 『新オスティア』 感想

2019-12-10 10:17:13 | UQH/ネギま!
とりあえず、UQHによる裏火星の攻略戦。
どうやらヨルダとつるんでいたバウルの転移陣があるようで、その拠点たる武装組織の拠点を潰して、そこから次回以降、一気にヨルダのもとへ攻め入ろうということみたい。

いよいよ、というか、ようやく、この物語も終りが見えた、ってことね。
長くても来年いっぱいには終わる感じだね。
いや、ホッとしたよ。

で、前回までのUQHどうしによる盛大な内輪もめ的ケンカを経て、やっと一体感をもったUQHによる総攻撃が実現。

このあたりは、単にみんな、すごいねー、成長したねー、という描写だね。

相手が雑魚すぎだからw

あとは、予想はしていたけど、ニキティスくんが、完全にネタキャラしていて(笑。

ともあれ、こんな雑魚相手に苦戦してたらいつまでたってもヨルダに届かないから、とばかりに、圧倒的戦力で、ただのヤラレ役として出てきた武装組織を一蹴w

で、なぜかここに来て再登場の龍宮隊長!とともに、転移陣を確保。
その後は、一転して、お色気タイムのお風呂タイムw

戦闘シーンからお風呂場シーンというコンボw
呆れるくらいw 安易だよなぁw

で、もはやビックリ要因となった七尾は、ここは精霊らしく無性であるという都合の良い設定が付されて、なぜか女湯にいる、という展開。

あとは、お約束の展開。

で、最後に、ようやく幼女姿のエヴァが登場して、そのままセプ子wの計らいで、刀太との裸デートが実現。

うむ。
刀太とロリエヴァの二人の再登場も、いよいよ終わりだな、と感じさせてくれる。

しかし、そうなると、この話、ネギの救出は既定路線としても、救出したあと、どんなオチで終わるのかね?

一応、これまで出てきたネタだと、結末に向けた目標は2つあって、

一つは、刀太が、ネギの偉業の上を行くような、よりよい世界の到来を実現させること。

もう一つは、刀太が、ロリエヴァとの恋を実らせること。

要するに、どちらも、刀太がネギを超えることなんだけどね。

ただネギはネギで、この世界は、千雨が死んでしまった世界だからね。

彼を支える役割は、やっぱりエヴァのような気もするのだけど。。。

そうすると、刀太の相手は、キリヱを始めとする今の女子たちなのかなー、とも思ったり。

最悪のケースは、ネギがヨルダとともに消失する、という展開だけど。。。

しかし、今回も、ちょっと出てきた、刀太が受け継いだはずの魔法科無効化能力。

その「火星の白」のオリジナルホルダーたる明日菜は、この期に及んでも、ただヨルダの力を封じるための役割しかしないのだろうか?

オリジナルの明日菜が目覚めてもいい気がするんだけどね―。
でも、それじゃ、刀太の見せ場が減っちゃうのかぁ。。。

あと、ザジはザジで、別働隊で動いてるのかね?

最後のヨルダ戦は、総力戦になることは間違いないと思うので、そこにUQHの他に誰が駆けつけるのか、ちょっと楽しみではある。

ともあれ、次回は、(本来の姿の)エヴァのデレ?が見られるのかな。

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