115話を迎えて、なんだか物語の向かう先が、主人公そっちのけで、五つ子姉妹たちの内輪もめを通じて決められそうな勢いになった。
これ、ちょっとどうなのだろうね?
風太郎が完全に蚊帳の外。
基本的には、「その前にやることがあります」といった四葉が、姉妹に仁義を切りに回るという、ややこしい展開。
案の定、二乃はおかんむり。
いっそ素直に「フーくん」と四葉がデレデレしてくれていたほうが二乃的にはスッキリするということなのだろうけど。
その点、すでに一度、抜け駆けしようとして二乃からキツイお灸をすえられていた一花は、見た目、完全に風太郎の連絡係に徹している。
むしろ、とっとと一度、風太郎から身を引いてしまったがゆえに、連絡係として自然にお付き合いできる美味しいポジションをゲットしている。
そう考えると、敗戦処理も五つ子の性格に即して役割分担させられる、という、ちょっと切ない展開。
で、なんだか既視感があるなぁ、と思ったら、前にも言った『神のみ』の「ユピテルの姉妹」だった。
五つ子でこそないけれど、あちらも6人の姉妹で、一通り、事件が終わった時点で、主人公(桂馬)の奪い合いになっていたはず。
といっても、ユピテルの姉妹の6人は、一種の精神体のようなものなので、実際は、彼女らが憑依した人間の女の子たちによる奪い合いだったわけだけど。
でも、そういえば、あそこでも主人公の取り合いを調停するための動きがあったはず。
で、なんだか、そんな方向に向かいそうで。というか、四葉は向かいそうで。
でも、年が明けてあと3ヶ月あまり、こんなグダグダをホントに続けていくのかな?
さすがに、いまさら、小学生のような恋愛脳を、風太郎と四葉に見せられてもなぁ。
華がない。
一つ、おっかないのは、風太郎がまだ「好き」と告げていないことかな。
これ、下手すると最終回まで引っ張りそうで怖い。
というか、この風太郎自身が「好き」がよくわからない、という状態が、つまり恋愛についてウブすぎる状態が、著しく物語の流れを淀ませてないか?
あの、カテキョーやってた時の、我が道を行く不遜さは、どこに行ってしまった?
なんというか、全体的に終盤に入って、ラブコメというよりも家族愛の話になってしまっていて・・・。
それもまぁ、恋のライバルが全員姉妹という特殊設定だから仕方ないのだけど。
ただ、それにしても「家族だから」要素が重すぎるかなぁ。
だいたい、114話のあの場面の後で、マルオと家族で夕食、とか、どんだけー?
ここに来て、五つ子特殊設定が随所で足かせになっている気がする。
その意味でユピテルの姉妹的でもあるのだけど、でも、あちらは、もっと互いが互いのエゴを前面に出していたからコミカルに進んだように思うし、そもそも、主人公が最後に選んだ相手は、ユピテルの6姉妹以外だった、というウルトラCだったので。
ただ、それと比べても、この先、どうもスッキリしなそう感が半端ない。
選ばれた四葉がどうこうではなく、物語の設定自体が、重たいというか。
なので、四葉が意思表示を明確にしてからがホントの物語のスタートと思っていたのだけど。
まさか、そのまま四葉で決まるとは思っていなかった。
だからこそ、もう一捻りを期待してはいるのだけど。
うーん。
四葉に確定だと、確かに今後のオチやエンディングは、ある程度見えるのだけど、でも、そのシンプルさは、なんというか、カタルシスに欠けるんだよなぁ。楽しくない、というか。
二乃や一花からすれば、(そして読者からしても)一旦、風太郎と四葉がラブラブ状態になってくれれば、なんかもう、うん、わかった、おめでとう!って素直に祝福できるのだけど。
四葉の性格からすれば予想できたこととはいえ、この展開は厳しいかも。
しかも、これでまた、年末年始を挟むからねぇ。
気分的には、ラブラブモードから一気に時間を飛ばして、季節感に合わせて、クリスマスなりお正月なりを描いてほしかったけど。
そうはうまくいかないか。。。
これ、ちょっとどうなのだろうね?
風太郎が完全に蚊帳の外。
基本的には、「その前にやることがあります」といった四葉が、姉妹に仁義を切りに回るという、ややこしい展開。
案の定、二乃はおかんむり。
いっそ素直に「フーくん」と四葉がデレデレしてくれていたほうが二乃的にはスッキリするということなのだろうけど。
その点、すでに一度、抜け駆けしようとして二乃からキツイお灸をすえられていた一花は、見た目、完全に風太郎の連絡係に徹している。
むしろ、とっとと一度、風太郎から身を引いてしまったがゆえに、連絡係として自然にお付き合いできる美味しいポジションをゲットしている。
そう考えると、敗戦処理も五つ子の性格に即して役割分担させられる、という、ちょっと切ない展開。
で、なんだか既視感があるなぁ、と思ったら、前にも言った『神のみ』の「ユピテルの姉妹」だった。
五つ子でこそないけれど、あちらも6人の姉妹で、一通り、事件が終わった時点で、主人公(桂馬)の奪い合いになっていたはず。
といっても、ユピテルの姉妹の6人は、一種の精神体のようなものなので、実際は、彼女らが憑依した人間の女の子たちによる奪い合いだったわけだけど。
でも、そういえば、あそこでも主人公の取り合いを調停するための動きがあったはず。
で、なんだか、そんな方向に向かいそうで。というか、四葉は向かいそうで。
でも、年が明けてあと3ヶ月あまり、こんなグダグダをホントに続けていくのかな?
さすがに、いまさら、小学生のような恋愛脳を、風太郎と四葉に見せられてもなぁ。
華がない。
一つ、おっかないのは、風太郎がまだ「好き」と告げていないことかな。
これ、下手すると最終回まで引っ張りそうで怖い。
というか、この風太郎自身が「好き」がよくわからない、という状態が、つまり恋愛についてウブすぎる状態が、著しく物語の流れを淀ませてないか?
あの、カテキョーやってた時の、我が道を行く不遜さは、どこに行ってしまった?
なんというか、全体的に終盤に入って、ラブコメというよりも家族愛の話になってしまっていて・・・。
それもまぁ、恋のライバルが全員姉妹という特殊設定だから仕方ないのだけど。
ただ、それにしても「家族だから」要素が重すぎるかなぁ。
だいたい、114話のあの場面の後で、マルオと家族で夕食、とか、どんだけー?
ここに来て、五つ子特殊設定が随所で足かせになっている気がする。
その意味でユピテルの姉妹的でもあるのだけど、でも、あちらは、もっと互いが互いのエゴを前面に出していたからコミカルに進んだように思うし、そもそも、主人公が最後に選んだ相手は、ユピテルの6姉妹以外だった、というウルトラCだったので。
ただ、それと比べても、この先、どうもスッキリしなそう感が半端ない。
選ばれた四葉がどうこうではなく、物語の設定自体が、重たいというか。
なので、四葉が意思表示を明確にしてからがホントの物語のスタートと思っていたのだけど。
まさか、そのまま四葉で決まるとは思っていなかった。
だからこそ、もう一捻りを期待してはいるのだけど。
うーん。
四葉に確定だと、確かに今後のオチやエンディングは、ある程度見えるのだけど、でも、そのシンプルさは、なんというか、カタルシスに欠けるんだよなぁ。楽しくない、というか。
二乃や一花からすれば、(そして読者からしても)一旦、風太郎と四葉がラブラブ状態になってくれれば、なんかもう、うん、わかった、おめでとう!って素直に祝福できるのだけど。
四葉の性格からすれば予想できたこととはいえ、この展開は厳しいかも。
しかも、これでまた、年末年始を挟むからねぇ。
気分的には、ラブラブモードから一気に時間を飛ばして、季節感に合わせて、クリスマスなりお正月なりを描いてほしかったけど。
そうはうまくいかないか。。。