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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 第166話 『祝杯』 感想

2019-11-10 17:33:27 | UQH/ネギま!
おー、ようやくネギくん救出作戦、開始か。
いよいよ終わりが近づいた、ってことだよね。
とりあえずはよかった。
この1年間くらいwの展開では、
いい加減、何やってるのか、わからなくなってきていたからw

で、前回までのバウル戦?の勝利を記念?した祝賀会が今回の話。
バトル回が続いたところで、箸休め的に置かれた「おバカ」回wと「ラブコメ?」回w

まぁ、ともあれ、UQH12人衆がようやく集結した、ってこと。
でもさ、この12人集結、って、読者的に初めて、というだけでなく、作中内の、当のUQホルダーたちにとっても初めての集結だった、ってのは、地味にビックリ。

で、それゆえ、
ニキティスvs十蔵、の「最強」対決や
十蔵vs源五郎、の「ジンベエ弟子」対決、もとい、どっちが甚兵衛さん大好きか?対決や、
ニキティスvsダーマ、の「真祖」対決や、
まさかの、ダーマvs九郎丸の、どっちが「最高だぜ―!ヒャッハー!w」対決が生じる始末。
会場は、ちゅどーんw、ばきゅーんwのあふれるカオスと化したのでしたw
チャンチャンwww

いやー、ホント、意味ねーw
バカでぇーw

で、そのバトル脳のバカUQHどもの間を、こちらも久方ぶりに集結した「刀太様大好きズ」wが、あたふたしながら、ラブコメする、という展開w

改めて思ったけど、キリヱを始めとする女子たちは、なんだかんだいってツンデレ属性が強い点で、どの人をとっても、みんな千雨の亜種みたいに見えてくるw

今回、九郎丸が、七重楼の光魔法?のせいで、完全に「九龍」で出てきたけど、たしかに、こっちのほうがムサイ学生服よりもいいかもね。

てか、バトルになった時の「華」という点で、もうずっと九龍のままでいいんじゃないかなー、とマジで思った。

七重楼といえば、唐突に、エヴァ=雪姫の執事になってあっさり今回の進行役になっていたのは、さすがにあれれ?とは思ったものの、要は、人工精霊というのは、かつての茶茶丸みたいなものなんだろうね。ロボみたいなもの。なので、あれこれ命令系統を書き換えれば、簡単に陣営を切り替えられるってことみたい。

ということで、ここのところ続いていたバウル派の裏切り騒動は、終わってみれば、UQH12人衆のうちの未登場のメンバーの能力と気質を紹介するためのものだったのね、ということで。

多分、本来なら、まっとうな敵を出して、それに対して十蔵やニキティスや七重楼をぶつけるのが筋なのだろうが、強さのハイパーインフレが進んでしまった刀太の世界では、そんなスーパーな敵役もおいそれとは出てこない、ということで、物語進行上は苦肉の策として、バウルというポッと出の真祖に操られたという結構で、UQHの間での同士討ち、という形を取るしかなかったんだろうなぁ。

だって、ホント、この半年?一年?くらいの間の物語って、ニキティス、十蔵、七重楼、の人となりを紹介するためだけの展開だったわけだから。

ついでに、甚兵衛の個人史にも触れることで、ずっと謎だった「イレカエ」の秘密に迫ることで、なんだかよくわからないけど、UQHとか吸血姫真祖とか神(←夏凛のキリスト)とかを超える「宇宙存在w」の可能性まで見せているのだから。

あと、バウルくんのもう一つの役割は、今回の最後に出てきた彼の逃走経路をたどることで、強引にヨルダ・バオトとのつながりがはっきりしたことかな。
それによって、強引だけれど、この流れでいきなり「ネギくん救出作戦」に向かうことになった。

そうそう、ついでにバウルの騒動を通じて、若干うざくなっていたフェイトも、頭部だけの存在(哀れな・・・)になって、いつの間にか、エヴァ=雪姫の協力者に格下げwされていた。

なんていうか、随分と強引に物語をネギくん救出にくっつけてきた、という感じ。

でそのために必要な刀太のウルトラパワーアップを、ニキティスとじゃれ合うことで達成し、ついでに九郎丸や三太に比べれば格段に猛者である十蔵やニキティスや七重楼が、刀太チームの戦列に加わったw

てかさー、
もうニキティスが刀太にベタぼれになっている様子って、フェイトがネギくんに堕ちたwときとそっくりで、笑うしかないなぁ、と。

ニキティス、終わってみれば、ただの「厨二病をこじらせて図書館に籠城するこどおじのかまってちゃん」みたいな、なんか属性だらけの面倒くさいキャラになっちゃったしw

いや、キャラマンガとしてみれば、ニキティスも十蔵も、面白いと思うよw
十蔵なんて、ようするに、UQHにおけるジャック=ラカン、でしょ?
なんたって「概念を切る」と、バグキャラなんだから。
まぁ、そういう意味では、その十蔵の師匠で「イレカエ」を使う甚兵衛は「チートキャラ」なんだけど。
その二人を前にすると、いくら真祖だといっても、ニキティスなんて、所詮はゲーム盤上で最強なだけのキャラになるわけでしょ。

やっぱり、この世界の最強は、異世界渡航を自在にできるダーマ師匠なんだろうね。
実際、ニキティスはガキ扱いだし。

でも、そのダーマもバウルに操られたんだよなぁ。
このあたりの、バウルの裏技の存在は、バウルにイレカエをかわされたといった甚兵衛の発言とともに、ヨルダとの最終決戦における「要注意事項」になるんだろうな。

まぁ、それくらい、つまり、イレカエの真理に迫ることのできるくらいのチートな存在にヨルダがなっていてくれないと、もはや刀太たちのパワーインフレでも殲滅できないというのが無理になっちゃうからね。

ということで、次回の、ネギくん救出作戦、つまりはエヴァの言う「反撃」の期待w

で、最後に蛇足だけど、とはいえ、やっぱりバウル騒動のエピソード、長すぎた。
それで、今回の祝賀会?の描写も含めて思ったけど、赤松健は、やっぱり月刊の連載に合っていない。

ホントは今回みたいな、おバカ回やラブコメ回は、バトル回の合間に適宜挟んでいくのが望ましいと思うのだけど、今のUQHの問題は、月刊連載の分量を週刊連載の分量と同じように、全部を使ってバトル回ならバトル回、おバカ回ならおバカ回を行ってしまっているところ。

週刊連載のときのリズムを考えたら、月刊連載の一話の中では、当然、バトルとおバカ、あるいはラブコメや日常を適宜挟む必要があるはずで。

でも、そういった緩急の切り替えが、全然ないんだよね。

なので、ものすごく物語が単調で、ついつい読み飛ばしがちになる。
裏返すと、読み進めながらのドキドキやワクワクが殆どない。

ネギま!の時でも、最初はクラスの全員が登場していたけど、魔法世界編になってから、クラスのメンバーも随分絞られて、物語が進められた。
あれくらい、キャラを絞って、その分、物語の強度を保ってほしいかな、やっぱり。

今でも思うけど、千雨がネギくんに「ここがポイント・オブ・ノーリターンになるぞ」と問いかけてから以後の魔法世界大戦?の怒涛の展開は、やっぱり、今でも素晴らしいと思っているし、魔法世界の委員長がユエを救った後に、魔法世界人であるがゆえに消されて(イレイズ)しまった場面を目の当たりにしたユエが大激昂して魔物たちに立ち向かうところとか、ドキドキするもの。ついでに言えば、その場面でユエを叱咤激励する龍宮隊長の姿とか。キャラがそれぞれ、物語を進める上で必要な役割をきっちり過不足なく果たしていたんだよね。

ああいう、文字通り、手に汗握る展開の物語をもう一度読みたいと思うのはダメなのかなぁ。

ぜひとも、ネギくん救出作戦は、そんなワクワクする展開を期待したい。
ほんとに、もう終盤なんだから。

あと、やっぱり最終決戦のエヴァは、雪姫大人モードではなく、キティモードでよろしく!
なんだったら、ダーマ師匠がガチで、「異世界を超えて人びとの運命を操る」ラスボスで、最後は、刀太とキティ・エヴァが出会った数百年前の塔で終わってもいいよ。
ネギくんが主人公ではなく、あくまでも刀太が主人公となるのなら、そのような物語の締め方でもいいと思うのだけど。
あ、でも、この世界では、エヴァのほうがネギくんにぞっこんなんだっけ?

それでも、キティ・エヴァと刀太の物語で終えてくれないかなぁ。。。
頼むよ、ダーマ師匠!

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