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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

鬼滅の刃 第182話 『激怒』 感想

2019-11-11 17:22:41 | 鬼滅の刃
ラスボス鬼舞辻無惨が本格的に始動。
炭治郎と義勇の二人に対して圧倒的な無双。

てか、いきなりボス戦の展開で、これどうすんだ?と思ったら、蛇と恋の二柱がすでに撃沈した絵までだされて、割と真剣に、あれ?これ詰んでない?という感じだったのだけど。
その直後で、死んだはずの蛇と恋の二柱が乱入してきて、主人公・炭治郎はギリギリで死から免れた、という展開。
しかも、それは無惨に珠代を殺された愈史郎が、鳴女の視覚を奪って無惨の虚を突いたものだった。
タイトルの「激怒」って、愈史郎の怒りだったんだね。

・・・ということで、今回の一連の流れ、一分の隙もなくて、ビックリ。
こういうところが、この作品が大受けした理由なんだろうね。
いきなり「炭治郎vs無惨」が実現してしまうのだから。

あと、主要キャラをどんどん殺していくところね。
このあっけらかんとして怒涛の展開は、やっぱり初期のジョジョに似ている。

ヴァンパイアを吸血鬼と訳すから、これも「鬼」だよね、という解釈は、西尾維新の化物語に依拠しているのだろうけど。

それにしても、この無惨戦、どこまで行くのだろう。

この感じだと、岩と風の柱2人も合流して都合5柱で無惨と対決することになりそうだけど、それでも全然、手数が足りない気がする。

加えて、炭治郎はいきなり右目を負傷して視界が不利になった。

最悪のオチは、5柱全員が惨敗で、炭治郎がなんとか逃げおおせる。
今回の蛇柱の動きを見ると、彼が炭治郎と、それからもしかしたら義勇を逃しそうだよなぁ。

もちろん、このまま総力戦で無惨とは決着をつけるという展開もありえそうだけど。

でも「日の呼吸」のなんたるかが全く判然としないまま、これが最終決戦になるとはなかなか思いにくいのも確かで。

その場合、

無惨を仕留め損なうか、
あるいは、
無惨は仕留めるものの、その背後に無惨を超える強敵が現れる、

とかになりそう。

後者の場合は、完全にジョジョの第1部から第2部への移行に近いのだけど。
無惨がディオに相当して、カーズに相当する「鬼の始祖?」のような存在が出てくる展開?

ただ、この速度と密度で打倒無惨の話が進んできたのだし、すでに相当数の犠牲者、というか殉職者も出ているので、まさにジョジョの第1部がそうであったように、このまま勢いにまかせて無惨の成敗にまで行ってくれることを願いたいところだけど。

うーん、
でも、やっぱりジョジョ第2部の展開が待っているのかな。
炭治郎たちが次の柱になった世代交代後の話として。

あとは禰豆子の状態だよね。
珠代が亡くなった今、禰豆子に施された薬に、仮に副作用があったとしても、それに対処できる医者がいない。
となると、禰豆子は禰豆子で自力で対処していくしかない。

こうやって考えると、やっぱりまだ積み残している物語は多いよなぁ。

となると、やはり無惨の成敗だけでは終わらない展開なのかな。

ともあれ、意外と脇が甘い無惨が、次回、どれだけ慌てふためくのか、そこは楽しみ。

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