パンセ(みたいなものを目指して)

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若者に政治・市政に興味を持ってもらうのは難しい

2015年10月23日 09時13分55秒 | あれこれ考えること

先ほどのお気楽な投稿とは少し違って
今度はすこしばかり真面目な(?)話

新城市は若者議会という全国に先立って若者の
政治参加を促すシステムがあるが、この若者議会の
説明会が先日近くの防災センターで行われた
当日は地域の問題の意見交換がメインでこの話題は
冒頭に紹介されただけだった

そこで気になったのが、若者会議に参加している人たちの
職業のこと(若者の定義は義務教育を終えた年齢から29歳までとのこと)
詳しく把握していないが、どうも学生さんが多そうな雰囲気
そのせいか提案された内容が少し生活感がないものと感じられた
これは批判しているのではなく、
若者議会に積極的に参加しようとした人と比べると
自分が若い頃は何も考えていず、こうした提案すら出来なかったと
思えるし、正直彼らのほうが優秀な意識を持っていて尊敬すべきと思える
しかし、にも関わらず、少しばかり幼い感じがするのは
社会人と言われる実生活をしている人たちの参加が少ないのではないか
と想像した

実はこの若い社会人の政治参加とか
市政に関する興味を持ってもらうことは 
思いの外難しい

現実に新城市の住民投票になった案件についても
中心となって活動したのは年配者が圧倒的に多い
本当はもっと若者に関心をもってもらいたがったし
現実に困る事態を経験せざるを得ないのは若者だと
少しばかり脅しながら(?)説明しても
残念ながら広がりを得ることは難しかった
(住民投票の結果は望むようになったが)

確かに歳をとらなければわからないことがある
社会の構造、矛盾、人として置かれた立場で何をするか
人間自体の矛盾した存在など
だが多分、政治・市政に興味が持てないのは
もっと別の理由によるのではないか

若い人たち、その多くは生活費を稼ぐために仕事についている
彼らの頭のなかの多くを占める話題は望む望まないにかかわらず多分仕事のこと 
期限のこと、トラブルのこと、解決すべき問題のことなどなど
その他に彼女・彼氏のことも頭を支配しているに違いない 
つまり人の興味のある分野には優先順位やその総量には限界があって
若い人には、特に仕事で追われている人、しかも優秀な人でも
関心は持ちにくいのが実情ではないだろうか
若い人でも創業者とか経営者は、自分の仕事を進めていく内に
何がしか政治とか社会システムの矛盾に感じざるを得なくなって
興味をもたざるを得なくなるが、大半のサラリーマンは
社会常識の範囲で政治をニュースで知るだけで
自分のこととして考えるところまで行かない 

これは日本だけのことか、それとも欧米の民主主義が発達している
とされる国ではどうなっているのか比較してみたことがないので
一般化できるかどうかわからないし
仮に日本だけだとしたら、そのシステムに多少問題ありということ

本当に現実のところ、若い人に興味を持ってもらう事は難しい

と言いつつ、自分もいい加減な無関心な人間だったからな
興味を持てと言われても持てないし、、、 

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